「メカざわ」さんのページ

総レビュー数: 174レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年08月17日

7点 SLAM DUNK

スポーツ漫画。絵は天才的な表現力で描かれています。興奮が読み手に伝わる最高画力。

バスケが好きな人もそうでない人も、スラムダンクの世界に入れてしまう表現力と構成には脱帽です。これは一気読みしてしまいます。

スポーツ漫画は多くあれど、これだけリアリティある青春を描いた漫画はそうないでしょう。「普通に描いたら少年スポーツマンガはおもしろくない」という常識を打ち破ったのが本作品ではないかと思います。

決して無理がなく、キャラ崩壊を起こさず、設定崩壊もせず、無理のない展開で最後まできれいにまとめあげたのは本作品を魅力です。完結することがもったいないと思った作品の代表作といえるでしょう。

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[投稿:2009-08-18 02:23:09] [修正:2009-08-18 02:23:09] [このレビューのURL]

ロボット系漫画。原作がアニメなのでなんとも。

正直原作よりも面白い。エヴァの描く世界の良いところだけを抽出したのではないかと思う。原作レイプだった逆転裁判に比べると、生み出されて良かったと心の底から思える作品である。

実は私は原作のアニメより漫画から入った人間だけれど、漫画を読んだだけでエヴァの世界にハマってしまった。ガンダムとかロボットモノを好きになれないタイプの人間だけれど、エヴァについては生涯愛していく作品に違いない。エヴァはアニメが世間で騒がれているとおり、非常に残念な形で終わっているだけに、ぜひとも漫画ではすばらしいラストを描いて欲しいものである。劇場版などで徐々にストーリーが作られているが、基本的に未完に近い作品なので、この後の展開が楽しみでどうしようもない。しかし、11巻が出た時点で続編が何年も出ないのはいったいなぜなのだろうか?誰か教えて欲しい。

もし、原作以上の完結を迎えることができるのであれば、その時は7点の評価をつけた自分はジャンピング土下座をして10点に付け直したいものである。

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[投稿:2009-08-18 01:39:13] [修正:2009-08-18 01:39:13] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

ヤクザ漫画。基本ギャグ漫画です。

この作品をどう語れば良いのか?とりあえずおもしろいということだけは覚えておいてほしい。ヤクザ漫画と劇画タッチに敬遠する方も多いとは思いますが、大丈夫です、ヤクザっぽいヤクザは2割くらいだし、劇画っぽい劇画ともいえません。

長いこと連載していますが、まあ〜〜〜人がポンポン死にますね。ヤクザ漫画だけにリアリティを追求したのか。しかしまあそれがいいです。常に新鮮な風を作品にとりいれるためには、増え続けるキャラを整理する意味でも良かったのではないかと思われます。さらに律儀に年もとります。それも良かったですね。

そろそろ完結という告知がありました、それが残念でなりません。この漫画においては、そのまま年を重ね、終生を描いて完結して欲しかった。

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[投稿:2009-08-18 01:12:58] [修正:2009-08-18 01:12:58] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

ヒーロー格闘漫画・・・プロレス漫画?絵は序盤と後半で革命的に変わる。基本ギャグ漫画でありながら、ストーリーはシリアスに進む。とにかくキャラは独創的すぎることであり、無駄にかっこいい。現代までファンが耐えないのも分かる気がする。

本作品をとらえるには完全に賛否両論になるだろう。「ギャグマンガ」としてとらえるのか「ヒーローマンガ」「キャラクターマンガ」としてとらえるのか「プロレスマンガ」「格闘マンガ」としてとらえるのか?読み手がどうとらえるかによって評価が0〜10とかわる漫画である。

ギャグマンガとしてとらえるのであれば、私は間違いなくこう評価する・・・
「真顔でギャグをする天然ギャグマンガ」
これは有名なジョジョの「なにをするだぁー」に近いものがある。悪魔将軍のダブルスピンアームにかかるジェロニモ・・・ロビンスペシャルの謎・・・サンシャインの弱点など・・・本気なのかギャグなのか分からないところを、真剣に描き、真面目に子供をだましているそんなゆでたまご先生が好きだ。なお、前例にあげたジェロニモについては完全な事故だと思われ、新刊ではすでに修正されたと聞いているが実に残念である。

ヒーローマンガや格闘マンガととらえ、作品上の問題点をさておき、純粋に楽しむとしても面白いといえよう。キャラクターの一つ一つが、必ずオリジナルティのある極端な個性を持ち、特異な能力を持っている。その戦いぶりについては、その能力をいかした方法で正義超人を苦しめるわけだが、攻略については必ず弱点をついて倒している。このバトル方式についてはジョジョの奇妙な冒険と類似している(マンガの方向性は違うが)。つまりは、一つ一つの戦いにテーマがあり、ただ強いものが勝つというドラゴンボール的なバトルではないということだ。もちろん、キャラ同士に強さのパラメータといえる超人強度はあるが、実際はあまり関係がない。ただ、マンガを楽しむ要素として超人強度を与える点や戦いの前にかませ犬をぶつけて、敵の強さを主張する表現力は、実に分かりやすい秀逸な表現ともいえよう。

ただ、残念なことは、大人になってしまうとこのマンガの本当の魅力に気づかないということだ。ドラえもんのように「大人になってから分かるおもしろさ」「子供の視点からみたおもしろさ」の2つが完全に分かれてしまうのだ。理想を言うならば、私のように、子供時代にだまされて、大人になってだまされていたことに気づき笑う、これがこの漫画の楽しみ方と言えよう。

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[投稿:2009-08-17 23:03:12] [修正:2009-08-17 23:03:12] [このレビューのURL]

7点 Kiss×sis

近親恋愛漫画。ギリギリのエロさを表現しています。遊人先生の作品ほどではありませんが、相当エロい作品です。

とにかくギリギリを描いています。「すんドメ」とはまた一方違うギリギリさです。話のテーマやストーリー・・・とかはもはやどうでもいいと思われるようなギリギリさです。そう、ギリギリです。

続編が出るのをうずうずと待っているのはこの作品くらいです。4巻目まで読んだ時点でレビューかいてますが、なんでギリギリなのかが分からないくらいきわどい展開しかありません。もう5巻で完結するのではないかと思われるくらいのギリギリさですが、正直、4巻目にして少し勢いが落ちているのではないかと思われます。徐々にストックしてあるネタが切れて、あとは勢いだけでがんばろうという姿勢が見え隠れしています。

5巻で完結してほくないというファンの気持ちと、無理にだらだらと続いて欲しくないという漫画ファンの気持ちが入り乱れるギリギリ作品です。将来性に期待!誰かネーム手伝ってやれ!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-17 21:50:59] [修正:2009-08-17 21:50:59] [このレビューのURL]

不良ギャグ漫画。伝説的なシモネタ漫画である。

キャラの強すぎる個性が素晴らしいが、何よりもすごいのはギャグのセリフまわし・主人公の心理描写である。爆笑というより、素直に笑いたいのであればこの漫画をなによりオススメする。ネタの中には脳内にこびりつくような秀逸なものがあり、マンネリ気味の中盤でさえ、読んでいて飽きさせない。後半は正直ダラダラとしてるし、神がかりてきな心理描写ギャグもおざなりになっているカンジが受けるのが残念。

減点をさしひいても、何度も読み返したいと思わせる素晴らしい作品であり、大抵はつまらないストーリー外のショートギャグストーリーこそが笑いのツボとなる漫画もめずらしい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-08-17 21:38:26] [修正:2009-08-17 21:38:26] [このレビューのURL]

サラリーマン漫画。完全に大人向けで、サラリーマンの上の方を描いた良作品。

一人のサラリーマンのサクセスストーリーとして描かれているが、人生の挫折・苦難などが秀逸な心理描写とともに描かれていて読み手をひきつける。

本作品において本当に評価できるのは、主人公の成功ではなく、作品中に多く描かれている挫折である。実際に中小企業のサラリーマンであった自分からみても、リアリティのある挫折、そして、その際の人間の心理描写についてはじつに恐れ入る。表現力がすばらしい。

気楽に読もうと思っては少し難解な作品ではあるが、じっくりとつきあいたいと思って読むには十分に満足感の得られる作品。完結にいたる道も素直で、「だらだらと続いている」という点がない実に良い作品である。何度も読み返し、その面白さを体言してほしい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-08-17 21:26:46] [修正:2009-08-17 21:26:46] [このレビューのURL]

金持ちギャグ漫画。ギャグマンガタッチとして絵は極上。上品も下品も高レベルで描かれている。

一時期社会現象にもなったほどのギャグセンスは、現代になった今読み返しても秀逸である。とにかく発想がすごい。凡人には思いつかない。現代の漫画家を名乗っている人たちに、この作品で勉強してもらいたいと思うくらいだ。

ただ、昔ながらの子供向け漫画であったため、残念な表現や身内ネタにがっかりする点はある。それを差し引いても良作品ではあると思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-17 21:12:35] [修正:2009-08-17 21:12:35] [このレビューのURL]

7点 ANGEL

エロ恋愛漫画。「いろいろ」あった作品ではあるがそこにはふれないでおこう。

とにかくエロい。エロ本としか思えないが、エロ本ではないらしい。だが、ただエロいだけではなく、一つ一つの話にはテーマがあり、独創的すぎて面白い。無理があると思う点は多々があるが、無難と評価できるものが逆にない。遊人先生の良いところが出ている作品はこれだけではないかと思う。

何度も読みたいと思うエロ漫画もめずらしい。それがエロ目的ではなく、漫画の面白さでひきつける。エロ教養がつくという意味では「ふたりえっち」に近いものがあるが、こっちは悪要素が多いかもしれない。

とにかく完成度の高いすばらしい作品だった。ドラマ化は無理だと思うが、成人映画でもし出るようであれば高い金を出してでも買いたいと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-17 20:53:28] [修正:2009-08-17 20:53:28] [このレビューのURL]

6点 ZETMAN

ブラックな漫画。絵は極上。

これを読んで強い印象を受けるのは、作者が描きたいことが本当にそのまま出ているということです。描かれたストーリー・構成は、正直ディレクターズノーカット版のように極めて不安定に表現されています。読んでて不安になる・・・そういう不思議な漫画です。

ある程度漫画というものを読んでいくと、おおむねパターンや今後のストーリー展開がおおまかに分かるものです。しかし、この作品において先を読むことは不可能と思われます。予想外すぎる展開、読めない先の演出、複雑にはりめぐらされた伏線。読み手がいい意味で裏切られるのはこの作品くらいでしょう。

序盤は正直伏線が多く、先が読めなさすぎて、逆につまらないという印象を受けましたが、徐々に伏線は回収されていき現在は安定期に入っています。恐らく作者は結末までのおおまかな流れというものが完成しているのでしょう。このページでゆるやかに結末に向かうようであれば、6点の評価でなく、7点〜8点まで進化していきそうな感じです。

ここまでの壮大なストーリーを期待させたのです。責任をとってください桂先生!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-20 21:47:22] [修正:2009-08-20 21:47:22] [このレビューのURL]

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