「霧立」さんのページ

総レビュー数: 33レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年05月13日

評価は11巻までのもの。
10巻過ぎまでは8コマという風変わりな構成で「間」を駆使した独特のギャグを楽しませる単ページと、複数の場面がやがて収束する見事な構成力、そしてベースに流れる哲学的思考と、本来並立が困難な複数の魅力を内包した唯一無二と言える漫画だった。
11巻以降の評価は敢えて割愛するが、その理由は「才能を削りながらでなくては描けない」ギャグ漫画家の宿命だと思うから。10巻以上に渡ってギャグのジャンルを超えた漫画を作り上げた。それだけで十分評価されるべき作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-08-18 22:36:43] [修正:2015-08-18 22:36:43] [このレビューのURL]