「錆びれた製図道具」さんのページ

総レビュー数: 35レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年11月10日

10点 まんが道

藤子Aで一番好きな作品です。藤子両氏の故郷富山県高岡市での出会い〜結成〜上京〜トキワ荘のような流れですが、なんといっても手塚の新宝島と並ぶ稀少本「UTOPIA最後の世界大戦」が藤子の心情を含めて読むことができます。そして二人が締め切りに悪戦苦闘した後完成する解放感は読み手も肩の荷がおりるような感覚に。このストーリーで馴染みやすい藤子Aのタッチの組み合わせはよい意味で卑怯です。是非一読あれ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-11 02:16:46] [修正:2010-11-11 02:16:46] [このレビューのURL]

9点 ねじ式

まずこれを文庫で読むことをオススメしかねます。最低大判サイズのゲンセンカン主人、欲を言えば68年ガロ臨時増刊のつげ義春特集で読むと迫力が違い過ぎます。この話はおいといて本題です。この作品はつげ作品の「夢もの」と言われているタイプの代表作です、文学と漫画をつなげた記念碑的作品などとも言われていますが、つげさんもインタヴューでおっしゃる通り「屋根の上で見た夢をそのまま描いた」そのままだと思います。そしてそれをアウトプットし昇華させれるつげ義春はやはり鬼才なのかもしれません。一切情報がなく読んだ時に感じた衝撃はいまでも残っています。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-11-11 02:05:52] [修正:2010-11-11 02:05:52] [このレビューのURL]

手塚賞を最年少で受賞した天才少年がアメリカのMARVELで修行し日本の漫画界へ帰ってきた。脅威のドラッグペーパーと名高いこの作品はブリブリのヴィジョンと現実がごちゃごちゃでふわふわしてきちゃいます。現実逃避にはうってつけの気持ちのよい漫画です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-11-11 01:13:53] [修正:2010-11-11 01:13:53] [このレビューのURL]

徳南晴一郎の代表作「人間時計」 まずパースがめちゃくちゃで初っぱなからサイケ臭ただよう異色作。しょうもないと思ったらそれでおしまいですが、統合失調症の作者が放つ気味の悪いセリフも含めご堪能あれ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-11 01:06:52] [修正:2010-11-11 01:06:52] [このレビューのURL]

まず楳図作品を語るうえでかかせないもの、それは「子供視点」これをフォルダとして、恐怖というファイルがあるといった感じかと思います。今作に限らず漂流教室が一番近い存在であろう「愛」というテーマ、これはまさしくPC本体。作中と照らしてもそこから現に真悟という愛のかたまりが生まれてきたのです。そして作者視点だと子供=神という結びつけ方もできるのです。大人達より子供が上の立場として描かれているようにもとれます。結論から言うとそんな固い話ではなく、「成長」「愛」この二つに尽きると思いました。楳図作品1の子供を重点視した作品ではないでしょうか。 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-10 15:20:55] [修正:2010-11-10 15:20:55] [このレビューのURL]

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