「polojo」さんのページ
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6点 味いちもんめ
あらすじは、伊橋悟が一人前の板前を目指す料理マンガ、というより板前道マンガ。料理のうんちくや知識が所々はいってくるが、伊橋の成長というマンガの軸を邪魔はしないのであまりうざさはない。
はっきりいって、絵は下手。ギャグセンスもほとんどないマンガ。
ずっと淡泊なまま物語が続く。しかしその物語の中にあるささやかな読者へのメッセージが胸を打つのだ。さらりと大切なことを教えてくれるので、説教臭さもほとんど感じない。
そしてこのマンガは本当に一歩ずつ登場人物が成長する。一つのエピソードで爆発的に成長することはないが、長い目でみると、着実に大きくなっていくのである。この部分もまた。愛着の持てるゆえんだと思う。
「面白い!!」となる作品ではないかもしれないが、爽やかな気分になれる作品だと思うので、是非多くの人が読んでほしいと思う。(ブックオフで安売りされているしね(笑))
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[投稿:2013-05-12 00:10:32] [修正:2013-05-12 00:10:32] [このレビューのURL]
5点 GANTZ
パワードスーツ、武器、宇宙人、エロ、グロ・・・
中学生から高校生の少年たちが好きな要素がこれでもかというぐらいのSF漫画です。メカニックのデザインはなかなかかっこよく、宇宙人のキャラクターや設定も個性がたっています。
戦闘の展開は面白いです。どの戦いにも絶望感と爽快感が良いバランスで含まれています。
一番のマイナスポイントは、キャラがあまりイキイキとしていないだと思います。デザインは良いのに各キャラの表情が乏しく、また動的な描写もそこまで上手だとは思いません(漫画独自の表現が、足りないといった方が良いと思います)。
人間キャラはたくさん出てきますが、彼らのキャラの堀具合が中途半端です。
奥氏のたぐいまれなるメカニックデザインセンスを楽しむには、絶交の漫画です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2013-05-18 02:11:35] [修正:2013-05-18 02:11:35] [このレビューのURL]
5点 ボーイズ・オン・ザ・ラン
読んだ瞬間、得も言われぬ既読感がありました。
「読んだことのある作品でもあったのか」と作者のことを調べてみると、『宮本から君へ』の作者である新井英樹氏の根っからの信者でした。ハチャメチャ具合や主人公の猪突猛進な感じも非常によく似ています。
ただそんな2作品の主人公が決定的に異なる点があります。
『宮本?』は、熱さや根性が武器の持ち主です。それが、最終巻あたりになると若干人当りもよく、青臭さだけの昔とは違う成長を見せています。宮本は社会人としての、成長を見せます。
一方、『ボーイズ?』は、夢・希望もないダメダメな主人公が時折、ハチャメチャな糞度胸をみせるようになります。
こっちは兼ね合いやナアナアを許容してきた所から、絶対に譲れないものの存在があることに気づきます。
そう考えると2つの物語は全く逆のベクトルを持つようになります。
どちらが優れている作品とは一概には言えませんが、『宮本』のえぐさを知っている人間からすると、若干本作品は物足りないような気がしました。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-05-16 00:18:26] [修正:2013-05-16 00:18:26] [このレビューのURL]
4点 美味しんぼ
漫画料理の金字塔的存在。しかしそのアクはかなり強く、作者の思想がふんだんに盛り込まれている作品です。
この漫画の売りは「ボキャブラリーの多さ」だと思います。ただおいしい料理においしいとは言いません。「滋味あふれる一品」とか「楽しい味だ」とかこの漫画でしか見たことありません。
作者は元新聞社出身ということが見事に生かされていると思います。
ただ、大人はともかくとして、未成年のキャラクターがこまっしゃくれた表現を使うのはさすがに違和感がありますが^^;
また長年やっているだけあって、料理の絵はかなり上達していて本当においしそうです。
この作品の一番のマイナスポイントは、主人公たちの成長があまり見て取れない所でしょうか。確かに主人公はおっさんたちなので、成長という表現が難しいのかもしれませんが、様々な出会いを通じて考えが広くなったとか、多様な考えを尊重できるようになったとかそんなことはありません。ただ、料理の含蓄が増えていくだけのような気がします。
全くおすすめできない漫画とは言いませんが、買う程ではないのかなぁ。。。
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[投稿:2013-05-18 23:24:53] [修正:2013-05-18 23:24:53] [このレビューのURL]
4点 もやしもん
農業大学が舞台の漫画。
キャラクターのデザインや世界観の設定はとても魅力的な漫画です。
そのキャラクターに妙な性格を設定しているため、読んでいてひっかかりや違和感があります。またいきなり説教モード(おそらく作者が伝えたいこと)を前置きなくぶっこんでくるときもあります。
そして、この漫画の最大の欠点ともいえるポイントは、セリフがものすごい説明口調です。専門知識が多々登場しますので読者を置いてけぼりにしていかないための配慮だと思うのですが、これが作品のテンポをとても悪くしています。そして図鑑の文章をそのまま抽出してきたのではないか?と思ってしまう程、固いセリフとなっているので、あまり知識として入ってきません。なので結局は置いてけぼりにしているような現象が発生しています。(これは、僕の理解力不足もあるのでしょうが)
とはいえポテンシャルは非常に高い作品ですので、理系知識がすんなり入ってこれる方にはおすすめかもしれません。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2013-05-15 14:18:06] [修正:2013-05-15 14:18:06] [このレビューのURL]
2点 空手小公子 小日向海流
絵は綺麗で、女の子は可愛い。ストーリーも王道的。時々エロスもあり、シリアス場面とギャグ場面のバランスもちょうど良い。
要素だけ取り出すといかにも、人気がでそうな作品だが読んでみるとなぜにこんなにも魅力がない作品になってしまっているのか・・・
これはおそらく「自分の好きなものを描き出そう」という自己満マンガとは全く逆の「読者に受けそうなものを描き出そう」というこびへつらいが所々に見えてしまうのが原因なのか。
王道を描き、かつ面白い作品に昇華させることがいかに難しいかを体現している作品。
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[投稿:2013-05-12 01:19:00] [修正:2013-05-12 01:19:00] [このレビューのURL]
0点 クロスハンター
同作品がコミックボンボンに掲載されていた時に、リアルタイムで読んでいました。作者はこの前にも、ボンボンにいくつか掲載作品を載せていて、非常につまらなかったのですが、この『クロスハンター』はただ単純に「つまらない」のではなく、「外道」ともいえる最低の作品です。
まずは、画力が非常に低い。人物の顔がかき分けられていない、そのくせ同じ登場人物でもコマごとに、顔や体格にムラがある。効果線や擬音語が全く良い演出となっていない。そして絵にオリジナリティがない。悪役が気持ち悪い。
アクションシーンの迫力がない。ヒロインが可愛くない。(なぜか八重歯だし・・・)
次に、ストーリーがありきたり。それだけなら、王道路線に行くということでまだ理解できますが、そのうちにあるセリフなどにセンスや考えられた節がない。
とかなりトホホなできになっていますが、これだけなら「つまらない漫画」なだけですがある理由がこの漫画を「外道」たらしめています。
それは、ものすごい勢いで多作品から要素をパクっている点です。昔、新人漫画賞の受賞作品が多作品のトーレスを多用していたことが問題になりましたが、もしかしたらそれよりもひどいかもしれません。
後にインターネットでパクリ検証のウェブページができていて、びっくりと納得をした覚えがあります。(連載当時は、まだ僕もあまり漫画を読んでいませんでしたので『ドラゴンボール』からの引用ぐらいしかわかりませんでしたが・・・)
こんな外道な作品を描いた作者にも、これを通した編集者にも今更ながら怒りを覚えます。と同時に、引用された作品への敬意と評価が相対的に上がりました。(この作品を読んで良かった唯一のことかもしれません)
私自身、ボンボンがコロコロに負けていることにちょっと残念であり「ポケモンのようなキラーコンテンツを・・・!」と思っていたのですが、こんな作品を連載しているようでは、コロコロに負けますし、廃刊にもなりますよね・・・
というわけで、全くおすすめできない作品です。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2013-05-13 20:35:16] [修正:2013-05-13 20:35:16] [このレビューのURL]