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6点 ONE PIECE

かつて満点つけても良いぐらいに個人的には評価の高かった作品ですが、(少年漫画なのに少年に優しくない作品になってきたなぁ…)と感じ始めてから自分の熱はみるみる冷めてしまいました。
まず不満に思うようになったのは、主人公があまりに短絡的で、ストーリー漫画であるにも関わらず内面的に成長しない点。これじゃ読者の方がこの10年でよっぽど成長してるよと思えてしまって、成長してない主人公が「仲間」だ「信念」だ「信頼」だと叫べば叫ぶ程それらが薄っぺらく感じられ、読んでて苛立ちの方が目立つ様になってしまいました。

「少年漫画なのに少年に優しくない」というのは…コメント等から察するに作者は少年漫画として少年向けに描いているようなのに、長さはもちろんのこと、構成としても中途新規の少年読者向けな造りになっていないという事です。ワンピに限ったことではありませんが、青年向けならまだしも、ストーリー漫画でここまで長く、しかも途中から読み始めるには理解しづらい造りというのは少年漫画としてどうなの?と疑問です。

キャラクターに関しても、個性があるようで薄いというか…。どのキャラも作者が透けて見えていて……キャラが動いてストーリーが進んでいくのではなく、作者がもっていきたいストーリーに合わせてキャラの言動が動かされてるように感じられるためか、いまいちキャラクター個人にハマれる程好きにはなれませんでした。

ただ、少なくとも個人的にはチョッパーがクルーに加わるあたりまでは上記の点は気になる程ではなかったし、純粋に過去エピソード等にも涙したし、少年漫画としての魅力も十分たっぷりあったと思うので6点で。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2009-04-28 02:02:43] [修正:2009-04-28 02:02:43] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

脇役キャラまで、丁寧にキャラのバックグランドの描いている漫画です。

だから、こんなにも読者がキャラに惚れこみ、のめり込める。。

キャラにトラウマを持たせることで、
そのキャラに深みが出させるが、
その過去のトラウマやその葛藤の心理描写が神がかっている!!!

キルアの背負ってる兄の過保護な愛のトラウマ、
それを乗り越えるための苦しみ、葛藤。

仲間の復讐のために生き、
行動と心の矛盾で苦しむクラピカ。。。

この漫画では 少年漫画の定番の直球の友情や悲しみ、悔しさをドロ臭く、押し付けがましく描くことはせず、
スマートにいいサジ加減で描いてます。

しかし、たった1コマでも、その情景が目に焼きつけられたり、まるで自分がその感情を思い知らせれているような映画以上の感動が得られます。

正義と悪の描写がすばらしい。
主人公側が必ずしも正しいというわけじゃない。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2008-07-27 18:01:34] [修正:2009-02-22 15:30:34] [このレビューのURL]

この作品を読み終えたとき、部屋で1人で拍手しました。

三巻ぐらいまでは、無印版の絵の見にくさを引きずっておりますが、徐々に絵に汚さが消え読みやすくなっていきます。

アクション上手いし、武器もカッコイイのだから、そこに絵の分かりやすさが加わればそりゃハマりますよ。

それだけではなく、心理描写もしっかりしていて、敵味方関係なしにしっかりとした背景と強い個性を感じることができます。



まぁ、ここから先は勝手な想像で、関係ない話ですが、

パクられてる疑惑があるそうですが、内藤さんのジャンプスクエア連載などを考えると、ジャンプ側がもともと内藤さんに興味を持っていて、ジャンプの作者にトライガンをお手本にさせたのではないか、と思うのですがどうでしょう。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2009-01-31 05:02:36] [修正:2009-01-31 05:02:36] [このレビューのURL]

漫画だろうが小説だろうが物語りってのはどんなにリアルにしようとしても、どこか現実離れしたリアルとは違うなというキャラクターたちが出てくるもので、特にファンタジーだとその度合いが激しい。

ダイのようにどんな困難にも立ち向かい、ヒュンケルのように死をも恐れず、マァムのように誰にでも優しく、レオナのように圧倒的なカリスマ性がある。こんな人間は実際どっかにいるのだろうけど現実で会ったことがない。

だけど、ポップだけは妙に現実感がある。ヘタレでビビリでサボりやで、すぐに投げ出し、逃げ出し。それでも好きな子のために、親友のために、尊敬する先生のために、必死こいて無い勇気を振り絞って現実に立ち向かい、色々なものを手に入れていく。

現実に大量にいる俺も含む普通の人たちにとって、この物語は「ダイの大冒険」ではなくて「ポップの大冒険」としての方が読めるんじゃないかなという気がする。ポップの方が元が元だっただけに、より勇気をくれる。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2008-11-01 05:31:06] [修正:2008-11-01 05:31:06] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

この漫画が映画化された時位に読んだのですが、

たしかその時この漫画の魅力として

”現代の女の子が共感できる”

みたいなことがよくあげられていた記憶があります。

彼氏がいるにもかかわらず、

憧れのバンドマンとも関係を持ち

あげくどちらの子かわからない子供を妊娠。

僕が世間知らずなだけかもしれませんが、

無理ですね。気持ち悪くなりました。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2008-10-10 23:21:19] [修正:2008-10-14 09:48:40] [このレビューのURL]

 ストーリー云々の前に、作者の、パンク・ロック・ムーブメントを含むポピュラー音楽史(あるいはその文化)に関する無知に辟易する。明らかにシド・ビシャスをモチーフとしたキャラに代表されるそのイメージはあまりに貧しく幼稚で、見ていて辛い。

 おそらく、これらの原因として、シド・ビシャスのパンク・アイコンとしての神格化と、彼とナンシー・スパンゲンについてのエピソードの徹底的な美化が作者の根底にあるのでしょう。しかし、これらが一方的かつ表面的な見方であることは、星の数ほどある関連書籍や映像をちょっと調べればすぐ理解できます。

 まず、シドの神格化についてですが、彼を、体制への反抗、既成概念の破壊といった一般的に言われるパンク・ロック・ムーブメントにおける精神姿勢の体現者と捉えている方が、作者以外にもいまだに多くいることは事実です。
 しかし、当時のロンドンにおけるパンク・ロック・ムーブメントに関わった多くの人間の証言から、彼がライフスタイルや音楽あるいは文化的表現者として何らかの信念を持っていたことを見出すことは全くできません。むしろ当事者の多くの発言からは、一部の策略家や関係者(マルコム・マクラーレンやヴィヴィアン・ウエストウッド等)に踊らされ、流され、ついにはハード・ドラッグに手を出し、その過剰摂取によって死んでいったかわいそうな無知な若者と見たほうが常識的に考えて自然です(ただし、個人的には、人間としてあるいはベーシストとしては最低な人間ですが、シンガーとしてはある種の資質を持っていたと考えていますし、決して嫌いなわけではないです)。

 また、ナンシーとの関係ですが、指摘している方がいらっしゃるように、おそらく2人の関係を美化した映画「シド&ナンシー」あたりに影響を受けたのでしょう。
 しかし、この映画が当時のロンドンの状況と、2人の関係性をを正しく表していないことは、多くの当事者たちの発言から明確です。例えばジョン・ライドン(ジョニー・ロットン)は、インタビュー等でこの映画で描かれたパンク・ロック・ムーブメントの描写と、2人の関係の美化について厳しく批判し、「この映画で評価できるのは、シドを演じたゲイリー・オールドマンの演技だけ」と述べています。
 彼らは、覚せい剤(ヘロイン)によって結ばれ、覚せい剤によって直接的あるいは間接的に死んでいった、残念な人たちでしかないのです。また、ナンシーの死後、シドが別の女性と深い関係を持っていること等から、2人の愛情の深さも大いに疑問です。

 もっとも、薬物と暴力にまみれ、薬物の影響から、ところかまわず嘔吐、失禁、意味不明な発言を繰り返し、まともな社会生活さえ送れないような男女を、ちゃんと認識した上で、それでも「カッコいい」と思っているのであれば、これ以上言うことはありませんが。

 

ナイスレビュー: 4

[投稿:2008-10-02 19:06:44] [修正:2008-10-02 19:06:44] [このレビューのURL]

一巻でストーリーに見切りを付けたので、それからはおっぱいしか見てません

この4点はおっぱいの4点です

ナイスレビュー: 4

[投稿:2008-08-28 20:51:17] [修正:2008-08-28 20:51:17] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

ネット上の流行なのか最近では躍進のめまぐるしい漫画です。
1,2部は明らかに原哲夫さんから影響を受けてる絵柄、内容ですがなかなか面白いです。単純な話としての作りは6部中1部が一番すぐれているのではないでしょうか。好みでは4部が一番です。
6部をあまり評価していない(ケープカナベラル以降は好き)ので辛めに評価させて頂きますが、能力バトル漫画では最高の作品だと思っています。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2008-07-11 11:18:09] [修正:2008-07-14 20:07:51] [このレビューのURL]

俗に言う「信者」がいる漫画。
それが悪い良いではなく、人を選ぶ漫画だと思います。

恐らく現在20代半ば〜の人は子供の頃に少年ジャンプで見ていてそのままの流れで・・・ということで入り込める人は多いと思うが、若い人は最初から読まないとまず話の流れが掴めないし、ジョジョの良さが分からずに読むのをやめてしまう可能性も多いにあります。
大人でもそれは同じ。

また、期間が空いてしまうと何がなんだか分からなくなるのもマイナス点。
他の漫画だと期間が空いてもなんとなく話の流れは掴めるが、ジョジョに限って言えば流れを掴むのがとても難しい。

簡単に言うと、大好きになるか自分には合わないかの2通りだと思います。
普通だと思う人はあまりいない漫画だと思います。

基本的にはオタクさんが好きになる漫画であり、ネット上ではとても評価が高い。
が、ネット以外ではそうでもなかったりする漫画でもある。
万人受けはまずしない漫画です。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2008-07-08 23:03:46] [修正:2008-07-08 23:03:46] [このレビューのURL]

あくまでも小林よしのりが自分の思想を書いているだけ。
それ以上でもそれ以下でも無い。
漫画というメディアを使うことによって自分の考えをわかり易く伝えることには成功している。
一応の事実には基づいているようだが、一方で自分に都合の悪い事実は扱わなかったり、扱いを小さくしている。別にそれ自体は悪い事では無く当たり前の事だ。教科書じゃないんだから。読者の方が注意を払うべき。
入れ込み易い人や、影響を受けやすい人は注意して読んで欲しい。
彼とは異なった主張の書籍や資料と見比べるとおもしろい。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2008-06-17 19:15:29] [修正:2008-06-17 19:15:29] [このレビューのURL]

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