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0点は無いんじゃないんですか?


他の方のレビューを見ているとやけに0点が目立ちます。その方たちのレビューを見ているとどうして0点を付けたのかが分かりません。人には人の尺度があるのは分かりますが。。。中には他人の評価に影響されて0点を付けている人もいるのでは?
人のレビューに文句をつけるのは嫌いですし、そんな権利はないと思いますが、あえて言わせてもらいます。

・リアリティーがないのはあまり問題ではないと思います。
・絵だって下手ということはないと思います。個人の好みの問題です。
・ギャグマンガってなんですか?ギャグが多い漫画はギャグマンガと呼ばれるのですか?「ギャグマンガとしては6点」とかそういう評価の仕方って妥当ですか?よく分からないですね。スポーツ系の漫画にギャグ要素が含まれるとギャグマンガとして扱われて、その漫画の評価は0点でギャグマンガとしてとらえるなら高得点…っておかしくないですか?普通に総合的に漫画を評価すればいいんじゃないですか?スポーツマンガではないって事を伝えたいのであればもっと説明を加えてはどうですか?そのような人のレビューは私には参考にならないので…。このレビューサイトが好きなので敢えて言わせてもらいました。不機嫌にさせてしまったとしたら、すみません。

☆私のレビュー
 「リアルなテニス漫画を楽しみたい」という人にオススメできる様な漫画ではありませんが、純粋に漫画を読みたいときにこの漫画を読むのはありだと思います。あとは、好みの問題かと思います。技を繰り出すときに技の名前をいい、技と技のぶつかり合い的な展開が好きな方はきっと楽しめるでしょう!特に前半の方は7点くらい付けられると私は思いました。
こんなレビューはどうでしょう?

ナイスレビュー: 4

[投稿:2010-03-16 01:21:23] [修正:2010-04-01 10:00:15] [このレビューのURL]

9点 寄生獣

世間一般で売れてる漫画が名作なのではない。
それならこのサイトでもランキング一位はワンピースになるはずだ。
世間一般に人気のある漫画が名作なのでもない。
名作とは、この作品のように完成度・メッセージ性・テンポ、全て揃った漫画を指すのだと思う。

確かにこの作品の世間一般での知名度なんて低いだろう。
けどそれでいいと思う。
知れてしまえば、残酷だのグロいだの、本質を見ずに不当な評価を得てしまいかねないから。
漫画好きのためのバイブル、この作品の立ち位置はそれでいいのだと思う。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2010-03-16 22:21:45] [修正:2010-03-26 23:53:22] [このレビューのURL]

この作品は理屈抜きにして、エンターテイメントとしてそのスケールと迫力を楽しむべき作品だと思います。

よくストーリー性の低さを指摘される方もいますが、確かに近年のジャンプの看板漫画であるワンピースやその他の多くの重厚なストーリーを持つ作品と比較すれば、その面での完成度は劣っていると言えます。

しかしドラゴンボールは複雑な複線などを一切排除したからこそ、鳥山先生の能力をフルに生かした極上のエンターテイメントとして完成されているのではないでしょうか。

また、作者の価値観や思想、感動などを読者に押し付ける場面も皆無で、読者は自然に感じたままにワクワクしたり感動したりできることも魅力の一つだと思います。そこに物足りなさを覚える方も多いかと思いますが、少なくともドラゴンボールにおいてはその淡白さがストーリーのシンプルさと調和して、絶妙なバランスを保っているように思います。

もし他の漫画家がこのようにエンターテイメントに徹したシンプルなバトル漫画を作ろうとしても、おそらくドラゴンボールには及ばないはずです。


ドラゴンボールは単純にして唯一の、純粋なアクション漫画の金字塔なのです。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2009-11-28 12:33:07] [修正:2010-02-10 10:35:54] [このレビューのURL]

ストーリー自体は基本的には王道的な展開で、且つ綺麗にまとまっているため割と誰が読んでも楽しめると思います。スケールも大きく、最終巻が一番面白い数少ない名作です。
ストーリーだけの評価でも8点前後はつけられると思います。
それに加えてアクションシーンが素晴らしい。

多くのレビュアーの方々が言われているように、アクションシーンはかなり解り辛いと思います。
しかし、そのわかり辛さは、描かれている描写や構図が余りにも奇抜で凄まじすぎるために生じたものだと思います。
これほどまでに凄いアクションは他の作品では見ることはできないでしょう。

特に9巻以降のアクションは、漫画という媒体で表現できる描写の限界点に到達しているのではではないでしょうか。個人的にこの作品はアクション漫画の一つの完成形だと考えています。


また、奇抜なキャラクターやおバカウェポンの数々も大きな魅力だと言えるでしょう。星雲賞の名に恥じない傑作だと思います。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2009-11-28 12:47:24] [修正:2010-02-04 11:06:30] [このレビューのURL]

ズガーーンとやられました。
バレエを題材とした作品ですが、同じバレエ漫画として有名な「昴」と比べると凄い現実的で生活感の溢れる内容です。
主人公たちのバレエの内容だけを描くのではなく、学校生活や、指導者達の悩み、バレエをする子供を支える親の悩みなどバレエをしている者は気づかない様な現実の側面も描かれるのが面白い。
また、女の世界ならではなライバル同士の確執だったり、嫉妬や妬みからくる嫌?な雰囲気も少女漫画らしく、良く描けてると思いました。

優秀でしっかり者な姉・千花に比べて平凡で、しかもバレリーナとして致命的な弱点を持つ主人公・六花。
弱い所を多く見せる為、感情移入しやすいです。
また後半になるにつれて序々に成長を見せる点も○。

バレエを踊るにしてもその技術ひとつひとつを丁寧に描かれていて、絵が極めて上手ではないのに、バレエが「綺麗だなぁ」と思えます。
取材をしっかりしているな、という印象です。

飽きることなく最後まで読めました。
序盤のとあるキーパーソンが4巻以降回想以外で全く登場しなかったのが意外でしたが。二部に出るのでしょうかね。
そして、この作品が8点じゃなくて9点となったのは最終巻の展開が全てです。
あまりにも予想外、衝撃的でした。そして感動的なラスト。
流石「24年組」と呼ばれる作家さんだなぁと思いました。
是非ネタバレを読まずに最後まで読んでほしい作品です。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2010-01-19 23:56:31] [修正:2010-01-19 23:58:08] [このレビューのURL]

10点 寄生獣

【既読率】

・完読(読み返し5回以上)

【長所】

・奇跡的と言って良いほどのストーリー構成の上手さ
・エンターテイメント性とメッセージ性のバランスの良さ
・全10巻(完全版8巻)という一気読み出来る長さ

【短所】

・グロテスク描写
・画力の低さ
・作者の(服装)センス


【評】

現在200タイトル以上漫画を読んで来た自分だが、
1つだけ選んで賞賛しろと言われたら、迷わずこの作品を挙げる。
とにかくストーリの完成度が高く、伏線の張り方、回収の上手さは何度見ても感心させられる。
そしてその完成されたストーリーから発せられるメッセージ性の高いセリフの数々は、
多くの人の心に響くだろう。

それでいて、アクションや恋愛要素など、
単純なエンターテイメントとしても楽しめる内容な為、
ほぼ、万人に薦める事の出来ると言う稀有な作品である。


短所としては、まずグロテスク描写があるが、
この部分無しには成立しない作品なので短所と言ってはならない気がする。
ただ、どうしてもこの点で読めないという人はいると思うので短所として挙げる。

また正直、画力は低い部類。
時代と作者のセンスを感じる登場人物の服装はともかく
背景(特に建物)の絵はひどいと言わざるを得ない。
ただ、作品の内容を損ねる類の物ではないし、
人物の感情表現はむしろ秀逸なので大きく減点は出来ない。


構成的な部分で欠点を指摘できる点が全くと言って良いほど無く、
この作品を貶める為には難癖でもつけないといけない。
そして、その様なレベルの作品は自分はこれ以外知らない。

もちろん、各所での高評価の割りに面白くなかったと言う人もいるだろうし、
その意見は否定できない。

しかし、例え肌に合わず低評価をつけたとしても、
漫画界におけるこの作品の偉大さに気付けない人は、
数を読んでいないか、漫画に対する接し方が私とは違うと言う事なのだろう。


漫画に娯楽以上の物を求めている人は、間違いなく読んで損は無い
傑作中の傑作と評価して10点満点をつけます。



【最後に作品完結後の作者の後書きを一部を引用させて頂きます】

「いくつかの、変更、計算外の展開はあったものの、
不本意な方向に流される事なく、物理的、精神的妨げやアクシデントにも殆ど見舞われず、
無事完結までこぎつけた事は幸運と言う他無い。
心より「ありがとう皆さん」と言いたい気持ちである」
「寄生獣」という作品はあくまでも「岩明均にしては」と
但し書き付けながら、上手くいった仕事である」


果たして、
この様な後書きを書く事の出来た作者は、過去幾人いただろうか?
漫画という長期に渡る重圧の中書かれ続ける媒体において
この様な終わり方を迎え入れる事のできた作者とアフタヌーン編集部、
そしてそれを支持した読者に対しても、最大の賛辞を送りたい。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2010-01-10 06:34:33] [修正:2010-01-10 07:28:53] [このレビューのURL]

 エウメネスの天才っぷりが読んでて面白い。登場人物の無機質な雰囲気が、腹の中では何を企んでるか分からない怖さとマッチしている。
 この作者は構成力が素晴らしい。相当作りこんでいる。伏線も張られていて、次の展開も期待を持たせてくれる。でも1年に1冊もでないペースは何とかしてほしい。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2010-01-07 15:41:12] [修正:2010-01-07 15:41:12] [このレビューのURL]

大傑作「SLAM DUNK」以降、スポーツ漫画=そのスポーツそのもの魅力を描く事が主流に
なっていたジャンプで唯一?復活した「アストロ球団」「キャプテン翼」「リングにかけろ」
等の流れを継ぐトンデモ超人スポーツ漫画。

ゆえに例え分裂しようがオーラ出そうがテニスのルールとかプレイの醍醐味なんかまだ難しくて
わからないようなチビッコに、ただ単純に「テニスってかっこいい!」って思わせればしめたもの。
実際この漫画(アニメ)の影響で全国のテニスサークルに入るチビッコ達が増えたみたいだし
役割としてはこれはこれで良かったんじゃないかなとは思う。

多くの海外の有名サッカー選手が子供の頃「キャプテン翼」に触発されたように、
将来ウィンブルドンで優勝した選手が「テニスの王子様」ずっと読んでた、という話がやって来…無いか。
常に読者の予想の斜め上を行く展開が大きな魅力だが、前作の「COOL」を見る限りでは
どうやらこの奇抜な発想は天然から来るもののようだ。こういう発想が出来る+実際に描いて
雑誌に載せちゃう様な漫画家はそうそういないので貴重ではある。

ただ主人公他登場人物に熱さとか挫折感から這い上がるとかそういう泥臭い展開が
意図的に省かれたのはやっぱり残念だった。ハチャメチャでもそこら辺のストーリーで
読ませれば多少男性読者も付いて来ただろうに。ある種少年漫画らしい少年漫画でありながら
キャラの魅力を前面に押し出す、「萌え漫画」になってしまったのは
可能性として惜しかったかなあ。ま、ネタとしても充分楽しめるのでこの点数あたりで。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2008-01-30 23:14:26] [修正:2009-12-03 01:05:23] [このレビューのURL]

勘違いしている人、多いよね。

この漫画は子供向けの作品では在りません。
青年雑誌に掲載された、れっきとした青年向け漫画です。

それが証拠に最初の頃はコン○ーム等を匂わせる台詞が
結構出てきます。

主人公はしんちゃんでは在りません。
アホな子を持つミサエ・ヒロシが主人公です。

その二人の苦労や、その苦労さえも楽しむ・・・
「やっぱり子供を産んで良かったね。」

というような事を描いた話です。

勝手に子供向けにしないで下さい。

子供は読んではいけない漫画ですよ、本来は!?
読ませる親がいけません。

PTA?
しらねぇよ!

宅の息子が真似しようが、それは宅の責任だろ?

ナイスレビュー: 4

[投稿:2009-09-29 22:20:07] [修正:2009-09-29 22:20:07] [このレビューのURL]

4点 リアル

 現在の漫画界をひっぱる作家の一人、井上雄彦の青年向けバスケ漫画です。
 本作は非常に現実的で重いテーマを扱っており、得意のキレのあるドラマチックな物語展開でそれを読ませるものになっています。単純に漫画としては読んでいて面白いです。しかし、私にはどうも乗り切れませんでした。どうもテーマとストーリーがちぐはぐになっているな、という印象を受けたからです。

 一般読者にとっては、半身不随も車椅子バスケも暴力沙汰の高校中退も身近な話題ではありません。作中にもあるとおり、普通の人は「新聞の社会欄で目にするような」非日常的な問題です。本作ではそれを読者に突きつけて「これがリアルなんだぞ」と読ませるつくりになっています。普段はあまり知る機会のない、厳しい現実(リアル)の問題にショックを受け、目を向けてほしい、という作者の意図が伺えます。このこと自体には私も非常に共感できますし、実際本作で車椅子バスケというものを初めてまともに知りました。

 が、どうもしっくりこなかったのは物語の展開、すなわちテーマの見せ方です。本作は群像劇という体裁をとっており、3人の主人公が直面する厳しい現実(リアル)が交互に鮮やかに描かれます。で、それを得意のリアリティのある画力で魅せつけ、読者を畳みかけていくという、まるで紙の上で映画をやっているような、スピード感のある手法が本作ではとられています。井上氏はこのようなドラマチックな物語の持っていき方が非常に得意な作家で、それが縦横無尽に発揮されているスラムダンクやバガボンドはそれによって漫画史に名が残るヒット作になっているわけです。おそらく。

 ですが、そのようなドラマチックな展開は実は本作では裏目に出ているのではないかと思います。たしかにエンターテインメントとしては、このような緩急のある物語は読んでいて楽しい。その意味で、本作は非常にウェルメイドな、作りこまれた作品です。でも、現実を抉り出して読者に提示する、ある種のドキュメンタリーであることを目指している(と思われる)本作をこの手法で描くのは、なにか違和感を感じます。
 どんなに半身不随や高校中退という現実的でシリアスなテーマを扱っていても、このような映画のようなごてごてしたシナリオで語られては、結局は「リアルな物語」どまりになってしまっているように見えます。最低でも著者は前述のような啓蒙的意図を持ってこの作品を書いているはずです。ですが、本作はそれよりもまずエンターテインメントの側面に重点を置いた作品に仕上がっています。
 でもそれって、現実社会で本当に半身不随に苦しんでおられる方々に対して、何か失礼な気がしませんか?

 要するに、井上氏はこのような現実的な題材でさえもドラマチックな手法でしか書けないようなのです。そしてドラマチックに提示されたものはすでに「リアル」ではなくなる、というジレンマにも気づいていないのではないか、と思います。意図的にやっているとしたら、もってのほかです。

 よくできた物語としては8点。でも、作者の意図する「リアル」とはちょっと違うんじゃないか、ということで大幅に減点して4点としておきます。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2009-05-05 15:22:35] [修正:2009-05-05 15:22:35] [このレビューのURL]

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