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6点 失踪日記
作者の作品はコレしか読んだ事がない。
失踪して路上生活者の様になるのだが、非常にノホホンと描いてあるのだがそこが良かった。以外と楽しそうに見えたりして、そこがおもしろかった。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-11-03 19:13:33] [修正:2010-11-03 19:13:33] [このレビューのURL]
8点 竹光侍
この作品は評価分かれるけど、私は好きです。表現が今までの松本先生の作品以上に好きなのです。最後の戦いを会話なしにアレだけ見せられる作家さんはそれほど存在しないです(匹敵するのは知っている限りでは、スラムダンク山王戦ラスト数秒の描写やバガボンドの吉岡清十郎戦。「ぼくらの」宇白のラストの描写とかくらいかな)ストーリーもほのぼの運びながらもキッチリシャープに締めてくるので意外なほど読み進められますね。ただ松本先生の作品という先入観で基づいて読み始めるとこのテンポは違和感があるかも知れませんね。小気味のいい馬鹿な掛け合いの類は少ないですし。でも原作者違うのだから仕方ないと思いますけど。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-11-03 16:08:05] [修正:2010-11-03 16:08:05] [このレビューのURL]
8点 PLUTO
原作は未読。
アトム自体は子供のころアニメで見たが、この原作はたぶん知らない。
アトムが主人公とはほぼ言えない話だけど、まったく違和感がない。
むしろ序盤の展開としては非常におもしろい。
こういうサスペンスものは謎が解かれると、最後はその相手との戦いになるわけだけど
それは話によってはバトル・アクションだったり頭脳戦と形は様々ではあるが、
この決闘・バトル部分が浦沢直樹は下手ってことはないけど普通なんだな、と感じる。
他の作品のYAWARAやHappyではスポーツでの戦いでも、つまらないってことはないけど普通。
MONSTERやこの作品の不気味さを含んだドキドキ感に比べるとやはり差を感じる。
同様にちょっとせつないストーリーについても、
マスターキートンや今作の各エピソードなどからもうまいと思う。
これだけ面白いのに、みなさんの評価がそこまでではないのは、
最後の決闘と終わり方で評価を下げているようだ。
決闘については確かに魅力ないものだったが、終わり方については、
はっきりさせなかった部分が多かったが、大体想像がつくレベルまでは触れていて
個人的にはあり、という感想です。原作も同様であればなおさら悪くないと思う。
話的にはドキドキ感が段々せつなさが混じってくる展開で、
完璧なロボット(人口知能)なほど感情を持ち始め、それが故に
人も殺すし、嘘もつくという、人間というむしろ完璧でないものになっていく。
ロボットってドラえもんみたいに友達ロボットになれるようなものが
理想で目指しているところがあるけど、行き着く未来・社会はこの作品で
描かれているように複雑で難しいものなのかもしれない。
どこまで原作通りなどかはわからないが、巻末のインタビューなどを見ても
かなりアレンジされているようなので、原作を読む機会があれば再度評価しなおしたい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-11-03 15:37:41] [修正:2010-11-03 15:37:41] [このレビューのURL]
6点 木曜日のフルット
石黒正数先生が贈る半ノラ猫のフルットと
半飼い主で「それ町」の紺先輩に良く似た鯨井先輩ののんびりギャグ漫画。
毎週チャンピオン巻末で掲載されており、
だいたい1ページ4コマ×2=8コマ漫画なスタイル
基本的にはゆる目なギャグが中心ですが
独特の石黒テイストが本作品でも発揮されており
政治や詐欺手口をネタにしたり、引き出しがとても多彩。
そうでなくても鯨井先輩や頼子など3頭身のキャラクターが見ていてかわいいので
それ町好きなら比較的満足できると思います
時たま読み返したくなるのでこうやってコミックまとめてもらうとありがたい。
鯨井風汁なし麺はたまに食べてます。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-11-01 23:22:01] [修正:2010-11-01 23:25:44] [このレビューのURL]
9点 ラストイニング
高校野球漫画ですが、主人公が「監督」なのは他に類を見ないかも。
かつての球児として母校を引っ張りながらも、審判の判定に不服を唱えて暴力事件の末に学校を去った主人公。
詐欺同然の商品を売るセールスマンとして頭角を現しながらも、罠に嵌められて気が付けば留置所の中。
そんな彼を救ったのは、今は母校の校長となっていたかつての野球部の監督。
校長は見る影もなく、廃部寸前の母校の野球部の建て直しのために彼を監督に招聘しようとしていた。
試合の場面よりも練習や高校野球の舞台裏を重視した構成になっています。
選手の他県からの野球留学。父母会や高野連との軋轢。高校野球の利権を食いものにしようとする大人の欲望。
そういった裏舞台を描くことで、爽やかさなどは廃し、リアルさを前面に押し出した展開となっています。
選手がその分、地味で印象に残らないのが難点なのですが、目的は「甲子園出場」と絞られた分、緊張感高まりました。
野球漫画としては非常に出来のいい部類かと思われます。
作者の画は「浦沢先生の画(初期)」に似ています。
だから青年誌連載といえども非常に見やすく、読みやすいのです。
野球漫画好きなら目を通しておいて損なしです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-10-31 13:58:35] [修正:2010-10-31 13:58:35] [このレビューのURL]
5点 海皇紀
文明が衰退した時代に、天才的な船乗りで武道の達人でもある主人公が
帆船を巧みに操り世界のうねりに身を投じていく・・・。
海皇紀の名に恥じないスケール感のある物語。
特に帆船による海戦は、本当かどうかは別にして
大変リアリティを感じさせ読むものを一瞬で虜にする。
素晴らしい作品・・・になるはずだったが、個人的には失敗してしまったと思う。
プロットは完璧だったと思う。
古の文明が残した魔道と言う名の科学、魅力的な海の一族、若き大陸の霸王と天才軍使、
大陸一の兵法者、闇の魔神衆、主人公の母、魅力的?なヒロイン達等々、
ライバルから味方まで主要なキャラクターを早い段階から配置する巧みさ、
なによりも帆船の操船というほとんどの人間が知り得なかった世界の真新しさ。
事実、王海走という次代の海王を決める大型帆船レースの直後までは10点満点の出来映え。
しかし、最終的な敵(もしくは敵勢力)に魅力がなかったこと、
序盤から暖めてきたキャラを生かし切れなかったこと、
満足のいく伏線の回収が出来ぬまま尻すぼみにエンディングをむかえてしまう…。
決してひど過ぎる作品と言うことはない。
序盤の出来に過度に期待し過ぎて、私が勝手に裏切られた思いになっているだけかもしれない。
でも45巻と言う長さを考えてもいまひとつやり切れない。
そんな気持ちを言葉にすると「ヘメロペカペカ」…。文字通り言葉にならない。
作品の完成度が低い訳ではないので、5点の評価です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-10-30 21:50:08] [修正:2010-10-30 22:14:33] [このレビューのURL]
6点 かるた
チャンピオンゲーマーの主人公が「競技カルタ」に出会い
その面白さにひかれ取り組んでいく物語。
珍しいジャンルですが本質的にはスポーツ漫画として描かれています。
特に良かったのはキャラクター面。
主人公から敵キャラ含め皆、非常に爽やかで
かるたにかける青春がわかりやすく伝わり何とも清々しい気分になります。
札を詠まれた後の一瞬の取り合いの描写も力が入れてありGOOD。
…が、テンプレちっくな萌え作画が受けなかったのが原因か
売り上げが及ばず2巻で打ち切り。
欲を言えば主人公が競技カルタと出会ってから初期の段階を
もう少しじっくり描いてくれた方が良かったかなと思う
(数話ですでに百首全部暗記しちゃってたし)
何にせよ、このすぐ後にご存知「ちはやふる」が連載され大ヒットしたのをみれば
目の付け所自体は非常に良かったといえます。
それゆえにもうちょっと編集部には様子を見て欲しかったんですが…
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-10-30 20:09:05] [修正:2010-10-30 20:12:31] [このレビューのURL]
10点 まんが道
このマンガの点数が高いのはしょうがない。
まずマンガ好きの人しか読まない、マンガ好きな人にとってA先生とF先生は雲の上の存在である、その二人の自伝となると高評価しかないでしょう。
このマンガが一番マンガへの情熱に満ち溢れていると言っても過言ではないでしょう。
マンガ好きなら読んでおくべき作品。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-10-28 20:19:04] [修正:2010-10-28 20:19:04] [このレビューのURL]
5点 犬夜叉
確かに皆さんのおっしゃる通り無駄に長い。
しかし個人的には、前半は少年漫画としては傑作の部類に入るものだったと思います。
それまでの高橋留美子の少年誌における代表作はドタバタラブコメ系統のものが多く、一般的にはそういった作品しか創れないという印象が強かったのだろうと思います。
しかし、るーみっくワールドには「うる星」や「らんま」等の陰に隠れて一般的に知られていないたくさんのタイトルがあります。それらの作品の中には、高橋留美子の才能がドタバタラブコメに対してだけのものではないと証明するに十分な珠玉の名作が多数存在するのです。
そして「犬夜叉」は高橋留美子がこれまで紡ぎあげてきた数多くの名作を抽出して、一つの少年漫画として調和させた最強の集大成であるはずなのです。
現代と戦国時代の双方を舞台とし、冒険、アクション、恋愛、コメディ、不気味さ、心理描写などの、るーみっく諸作品のあらゆる持ち味を詰め込んだ作風には隙がありません。
少なくとも爆流破を会得するまでは。
その後の引き延ばしによる失速感が酷い。
七人隊編あたりは引き延ばしなりにも、敵キャラが立っていたので読めましたが、白童子や魍魎丸がどうしようもなかった。
ただでさえ奈落の不死身と逃走ぶりに読者がうんざりしかけていたのに、同じようなのをさらに二体も作るなんて。
名前が違うだけで、ポジション的には結局「奈落(大)」、「奈落(中)」、「奈落(小)」ですから。
彼らが出ずっぱりの話(コミックスにして29から44巻あたり)と中盤以降の変わり映えのない構図がこの作品に「ループ漫画」のレッテルを張り、著しく評価を下げたきっかけだと思います。
ただ、45巻以降は緊張感があり、意外な展開も割とあったことに加え、他の少年漫画が全体的に不作だったこともあり、相対的に面白く感じました。
全体を評価すれば、中盤を差し引いても駄作と言いきるのはあんまりかなと私は思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-09-28 17:30:06] [修正:2010-10-27 14:41:28] [このレビューのURL]
9点 ナンバMG5
この作者の作品はすべて見ていますが、この作品が一番面白しです。
今の週刊チャンピオンを支えているのはナンバデッドエンドに間違いない!
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-10-26 22:35:32] [修正:2010-10-26 22:35:32] [このレビューのURL]