「」さんのページ
存在そのものが「不幸」であるはずなのに、少女たちは「幸福」に生きている
担当官にもそれぞれの過去があり、彼女らに異なる接し方をする
優しさと悲しみにあふれた作品だと思うが、そのどちらを強く感じるかは読者によるだろう
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-02-21 18:48:59] [修正:2008-02-21 18:48:59] [このレビューのURL]
武器使用もなんでもあり(といっても素手が多いが)の格闘漫画。
若干板垣信仰が抜け切れていないようであるが、この程度ならリスペクト程度で収まるのではないかと。
特筆すべきは文字で雰囲気を作るのが非常に上手いことだろう。
割とトンデモな事を書いているのは分かっても、敢えて乗ってやろうと
思わされるだけの熱さがある。
逆に欠点はシンプルな話のはずなのに、構図・コマ割りが荒くて理解に時間がかかるところが
数箇所あることか。
まだまだ課題は残るものの将来性を期待してのこの点数で。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-02-21 02:07:46] [修正:2008-02-21 02:07:46] [このレビューのURL]
5点 魔少年ビーティー
「二十歳の作品だからまだそんな個性出てなくて読みやすいだろう」と思ってるあなた、
騙されてはいけない。既にこの頃から荒木飛呂彦やってます。
今時の二十歳でこんな漫画書ける人いてくれたらいいのに。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-02-20 16:01:35] [修正:2008-02-20 16:01:35] [このレビューのURL]
4点 玄米ブレード
大して面白くもない作品ばかりだが作者の気合は伝わってきた。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-02-20 15:53:23] [修正:2008-02-20 15:53:23] [このレビューのURL]
6点 クリア・クオリア
クオリアとは、「〜みたいな感じ」のように使われる曖昧なイメージをさす言葉
世界に蔓延した病気のせいで、体から無機質なロボットに近づき心まで影響を受け始めてる人類と、人間以上に人間らしい感情を持つ機械人形。
曖昧になっていく境界線。曖昧な中にあると思う、あるはずの確かなモノ。というお伽話
この人特有の流れるような会話は、スラスラ読める。ミュージカルのように踊るような会話。こういうのも会話が弾むっていうのかな?
お話は最初から核心をついてるんだけど、盛り上がるのはまだこの先。
仕込みは十分。大化けしていくかもしれない。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-02-20 00:27:30] [修正:2008-02-20 00:27:30] [このレビューのURL]
4点 幻想大陸
大体は「刻の大地」と同じ感想をもった。
絵はお世辞にも上手いとはいえないが独特のほのぼのした雰囲気が良い。
ちなみに作者は今年から漫画家業に復帰したようで、もしかしたら
「刻の大地」が再開したりするんじゃないかと密かに期待している。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-02-19 17:04:20] [修正:2008-02-19 17:04:20] [このレビューのURL]
10点 お茶にごす。
日本ではコメディーの評価は低く見られがち。まぁ色気とセットでとかで作られてきたから余計軽く見られる
ハリウッドではコメディーを作れる人は一目置かれる。作るのにはセンスが必要だし、演技するのも凄い難しいことだ。コメディーができればなんでも演じられると言われているくらいで、大物俳優や演技派と言われる人にはコメディアン出身者が多いのがその証明だろう
コメディーはすぐにそのキャラクターを理解できるほどの作りこみがないと、その先の笑いの部分に入っていけないのだ
この作者は、原作者がいたスピンナウト以外ずーっとコメディーを描いてきた。逃げずに描いてきただけあってレベルが違う。どんなキャラクターでも作れるし、演じることもできる。
これに出てくる大和撫子の部長さんは、今の日本ではもうファンタジーに近いくらい貴重な存在だけど嘘っぽくない。ちゃんとした存在感がある。主人公のまーくんやその他の存在感もすぐに心に残るほどの強さがある
キャラクターのリアクションもツボを押さえてるし、話の展開、テンポ、タイミングなんかは抜群にうまい。つまらない日常の切り口から話がどんどんふくらむ展開はお見事
やろうと思えば、もうどんな展開でも可能だろう
一番作るのが難しいといわれてる悪人も数多く作り出してきてる。今回は変化球をつけて悪人ができるまでを読者を楽しませながらみせる余裕っぷり
もう正直いうことない
なんか、横綱相撲をみてるくらいの安定感
まだ序盤だろうと、この評価は変わらないだろう
面白いっす
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-02-19 13:29:28] [修正:2008-02-19 13:29:28] [このレビューのURL]
最初から最後まで笑える傑作。
うすた先生のギャグセンスはもう凄いとしか言い様がありません。
意味不明な展開に濃いキャラクター…この独特なノリがたまりませんでした。また、フーミンのツッコミも冴えていたと思います。
余談ですがこれが連載された後、この漫画のデッドコピー作品が次々に投稿されたとの事ですが、やはりそれだけ多くの人々に影響を与えたという事なのでしょう。
とにかく傑作です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-02-19 00:00:39] [修正:2008-02-19 00:00:39] [このレビューのURL]
5点 謎の彼女X
ある日やって来た転校生、卜部美琴に、主人公、椿明が恋してしまう恋愛漫画。
とは言うものの、従来からある正統な恋愛ものではなく、ヒロインがいわゆる「不思議系」に属するタイプ。
ノリ的には「ハルヒ」に近い部分があるが、この卜部美琴を象徴するものが「よだれ」と「ハサミ」という変態的かつフェティッシュなギミックである分、「変人度」や「フェチ度」はこちらの方が上(笑)。
誤解を恐れずに言えば、可愛い女の子に「よだれ舐め」という変態的な行為を強要されるというのは、ある意味、男のMっぽい願望を表していて、変に共感できてしまう部分がある。そこに目をつけたというのは面白い。
ただ、今のところそれほどパンチの効いた展開や演出がある訳でもなく、全体的に淡々とした印象。シリアスでもなく、コミカルでもない中途半端なバランス。今後、もう少し恋愛漫画として劇的なドラマを期待。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-02-17 22:03:51] [修正:2008-02-17 22:03:51] [このレビューのURL]
9点 ギャラリーフェイク
非常に多岐に及ぶ芸術知識、誰にでも親しみやすいソフトな作風、
多彩で豊かなキャラクター、それでいて毎回毎回しっかり読ませて
くれる構成とまさにウンチク漫画の見本中の見本の様な作品。
この作品と似たものに浦沢直樹の「MASTERキートン」が
あるがどちらかというと手塚治虫の「ブラックジャック」に近い作風、
というかむしろオマージュ作品といってもいいくらいなので
そこら辺意識して読むのも面白い。
相方サラも回を増すごとにピノコっぽくなるしw
非常に感動するというわけではないがその入り込みやすい作風ゆえに
今でもふとした時に読み直す個人的に大好きな作品。
オススメのエピソードは「顔の無い自画像」。
また芸術家の村上隆氏を正面切って批判した回も未読の人には
是非とも読んでもらいたい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-02-14 23:49:13] [修正:2008-02-14 23:49:13] [このレビューのURL]