「アルゲマイネ原野」さんのページ

非常に多岐に及ぶ芸術知識、誰にでも親しみやすいソフトな作風、
多彩で豊かなキャラクター、それでいて毎回毎回しっかり読ませて
くれる構成とまさにウンチク漫画の見本中の見本の様な作品。

この作品と似たものに浦沢直樹の「MASTERキートン」が
あるがどちらかというと手塚治虫の「ブラックジャック」に近い作風、
というかむしろオマージュ作品といってもいいくらいなので
そこら辺意識して読むのも面白い。
相方サラも回を増すごとにピノコっぽくなるしw

非常に感動するというわけではないがその入り込みやすい作風ゆえに
今でもふとした時に読み直す個人的に大好きな作品。
オススメのエピソードは「顔の無い自画像」。
また芸術家の村上隆氏を正面切って批判した回も未読の人には
是非とも読んでもらいたい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-02-14 23:49:13] [修正:2008-02-14 23:49:13]