「アルゲマイネ原野」さんのページ

総レビュー数: 131レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年01月18日

マッドドクター斑木ふらんが巻き起こす人体改造系スプラッタホラー。

絵柄がかわいく、基本的にノリがコメディ調であるため
ゾクッとするような怖さはあまり無いのですが
コマいっぱいに描かれる手術シーンと臓器の山、精神的にかなりキツいネタや
(個人的には体外妊娠・出産の話がやばかった)
医療技術の発展のためにとメスを振るうふらんの決定的な感覚のズレなど
いろんな要素が生み出す後味の悪さが秀逸。
コミックスの表紙も一見すればエロ漫画だし(笑)
この詐欺っぷりメチャクチャ悪趣味。

この種の一話完結ものだと勧善懲悪や一般的な良識感が
盛り込まれてもよさそうだし(ある意味医療系漫画でもありますから)
この作品自体名作に進化しうる可能性も充分に秘めていると思うんですが
そんな期待を鮮やかに裏切る辺り、ある意味ホラーの領分に徹しているともいえます
(そんなこんなでこのままずっとB級カルト的な扱いなのでしょうが)

唯一ストーリーの落とし方に力を注ぐあまり詰めが甘く、
読んでると置いてけぼりを食らうような箇所がちらほらあるのが惜しい。

到底人にオススメできる作品ではないけれど他作品には無い刺激は確実にあります。
あとヴェロニカはこの作品の良心であり萌え要素。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-04-19 00:08:02] [修正:2010-04-19 00:08:02] [このレビューのURL]

タイトルのイメージどおり
片山流のゆるーいギャグ三国志。
ということで自分みたいな三国志はKOEIのゲームだけやったことある
みたいなゆるファン向けです。「おまえ忠誠度100だよ(泣)」みたいなセリフにニヤリ。
90年代前半の時事ネタが多いので(特に競馬)おすすめ年齢層は高め。
序盤は結構じっくり描かれてるのですが後半以降は話がガンガン早くなり、少々残念。
張飛のキャラデザは個性的過ぎる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-04-19 00:06:06] [修正:2010-04-19 00:06:06] [このレビューのURL]

まずなにより美術誌に取り上げられたほど絵の独特さが目を引きます
繊細で緻密な描き込みと
空白を大胆に使った構図が非常に個性的

そこから生み出されるかわいい女子小学生と
粘膜のネチャネチャした音が耳の奥から
聞こえてきそうなグロい姿のエイリアンとの接触は
一種の歪んだ魅力が引き出されてますね

世界設定や背後関係に
ほとんど説明が無くストーリーが進んでいき、
よくわからないまま、いつの間にか終わってしまう印象を受けますが
よくよく読むとあちこちにストーリーの種が仕込まれており、
知らず知らずのうちに共生…もとい侵蝕されていく
作中のキャラクター達とシンクロした感覚を味わえるとも言えます。

正直人を選ぶ作品ですが
読み手がこの作品=エイリアンとの「共生」に適格か不適格か
試してみる価値はあり。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-23 00:37:40] [修正:2010-04-18 20:14:03] [このレビューのURL]

オットの事をだめなくらい愛しちゃってるヨメのほのぼの4コマ。
オールカラーがうれしい所。作中のデフォルメと冒頭の絵もどっちも非常にかわいいです。
そしてヨメのいじらしさにニヤニヤ。
ちくしょう!何かちくしょう!

敢えて言うなら、ヨメが基本的にしゃべらない設定のせいか
オチをちょっと考える回があるくらい。
男女問わず気軽に読める作品だと思います。

作者も新婚さんと言う事でさすがにリアル話ではないでしょうが、(僻
これからの結婚生活がこの作品が同影響していくかは少し気になる

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-04-11 23:36:58] [修正:2010-04-11 23:50:16] [このレビューのURL]