「アルゲマイネ原野」さんのページ

総レビュー数: 131レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年01月18日

デビュー以来少女誌・女性誌でのみ活動してきた作者が初めて青年誌で連載した本作。
しかし青年誌であろうとHなサービスシーンなど一切無く、作者のいつもの持ち味である
「清純乙女系」な作風には全く影響無いので本来のファンも安心して読める作品になっている。
じゃあなんであえて青年誌なのか。
男性ファンの間口を広げるためだったのかなー。

作品は、様々な形態の夫婦が主題となる作者お得意の一話完結オムニバス恋愛漫画。
「夫婦」に加えて「(自他の)結婚について」的なのも入ってるかな?
いつも通りやわらかほんわか、繊細な絵で切なくも暖かい心にくるストーリー。
逆に言うといつも通り少女・女性誌のまんまなんで、中には女性観が多分に入ってる恋愛譚もあり
そこが新規の男性読者はどうかな?とは思う。
もちろん谷川史子ファンなら買って損無し。
初めて読んでこの絵・雰囲気が気に入った人は同作家の別作品もぜひ。


…しかし一時期だけとは言え、この作品と「HELLSING」を
同じ雑誌に載っけるなんてどんだけカオスなんだアワーズ編集部

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-15 23:57:42] [修正:2008-02-15 23:57:42] [このレビューのURL]

非常に多岐に及ぶ芸術知識、誰にでも親しみやすいソフトな作風、
多彩で豊かなキャラクター、それでいて毎回毎回しっかり読ませて
くれる構成とまさにウンチク漫画の見本中の見本の様な作品。

この作品と似たものに浦沢直樹の「MASTERキートン」が
あるがどちらかというと手塚治虫の「ブラックジャック」に近い作風、
というかむしろオマージュ作品といってもいいくらいなので
そこら辺意識して読むのも面白い。
相方サラも回を増すごとにピノコっぽくなるしw

非常に感動するというわけではないがその入り込みやすい作風ゆえに
今でもふとした時に読み直す個人的に大好きな作品。
オススメのエピソードは「顔の無い自画像」。
また芸術家の村上隆氏を正面切って批判した回も未読の人には
是非とも読んでもらいたい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-02-14 23:49:13] [修正:2008-02-14 23:49:13] [このレビューのURL]

変顔系のキャラとハイテンションギャグが少年誌本来の
アッパーな雰囲気に良くマッチしていた。
また個性が強い作風だがキャラ投票で作者自身が1位をとるという
珍事から見ても作品のファンにはおおむね好評だったと思う。

ただその強すぎる自己主張は一定の年齢層以上には不快に感じるかも。
小学生の頃は魅力的に見えてたクラスを引っ張るリーダーも
中学生になってみるとウザく感じるみたいな。
そのせいかどうかネット限定ではこの作品の評価は悪かったような…

個人的にはギャグ以外のバトル部分は回を増すごとに展開がグダグダ、
感動系も第二話以外は正直?な印象を受けた。
ギャグ7点、バトル4点、感動系4点で平均して5点。

とにかく作者のやりたいようにやったエネルギッシュな作品だと思う。
まあやりたいようにやって最後はあんなことになっちゃったけどw

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-09 00:09:23] [修正:2008-02-09 00:09:23] [このレビューのURL]

アニメ「とんがり帽子のメモル」の原型となったといわれる作品。

とにかく主人公のポーが可愛すぎてヤバい。
萌えとかそういうの抜きで可愛すぎ。相方のリルフィーも可愛すぎ。
3章あるストーリーもただ可愛いだけじゃなくそれぞれしっかり感動させて読ませてくれる。
ただ最終話の終わり方が唐突であれっ?ここで終わり?と感じたかなあ
要はもっと続いて欲しかったって事だけど

20年以上前の作品だが今読んでも色あせない、絵本や童話、
メルヘンファンタジーものが好きな人は絶対お勧めの作品。
文庫本でも出てるので男性もぜひ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-05 22:38:47] [修正:2008-02-05 22:38:47] [このレビューのURL]