「アルゲマイネ原野」さんのページ

総レビュー数: 131レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年01月18日

主人公ナガレが全国各地を「釣り屋」として放浪する釣りロマン漫画。
ナガレのキャラクターは釣りキチ三平のオマージュといった感じ。
身内の死絡みのエピソードが多く、設定が若干重めなのは作者の好みでしょうか。
ただ前作の「かるた」でもそうでしたが作風が全体的に爽やかなのであんまり気にならなかった。
魚がヒットしたときや釣った魚を食べて昇天してるシーンが卑猥に見えるのはお約束として
フィッシングスポーツとしての側面はもちろん、周囲へのマナーだったり、
釣った魚をおいしくいただく事で魚への敬意を評したり、釣りを通じて教わる魅力を
万遍かつわかりやすく描いている点がすばらしい。
それゆえに「魚を釣らない」釣り編になってしまった終盤は展開として致命的な
選択ミスだったかなと思います。
萌え萌えな作画がウリな本作品ですが実はオッサン連中が釣りやってる時が
漫画として一番生き生きしてたような気がする・・・w

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[投稿:2011-07-19 20:39:16] [修正:2011-07-19 20:39:16] [このレビューのURL]