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9点 BECK
漫画故の感動がある作品。
当然声なんかないから、読んでる人の中にそれぞれの「シスター」とか「Devil's Way」がそれぞれの「BECK」で再生される。
全員で一つの曲を練り上げる過程や、途中いろいろある苦難、音楽の力というものを筋に作った少年漫画の名作だと思う。
余談だけど想像がこの漫画の素晴らしさをさらに引き出したから、アニメとか実写化もして欲しくなかった。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2011-03-18 15:59:03] [修正:2011-03-18 15:59:03] [このレビューのURL]
0点 ONE PIECE
友達に薦められて読んだんですけど全く面白くなかったです。
なぜこんなに人気があるのか理解できません。
時間の無駄でした。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2011-03-06 11:59:29] [修正:2011-03-06 12:00:56] [このレビューのURL]
10点 ラストイニング
草野球のように、楽しむことを目的にやる野球は、最高に面白いです。
しかし、勝つためにやる野球も非常に面白いものです。
何故面白いかと言えば、頭を使うからです。
そんな「頭を使う」野球が、ここにあります。
自分は元野球部員ですが、なぜこの漫画にもっと早く出会っていなかったのか。それが悔やまれます。それほどに、この漫画を読めば、野球の見方が変わります。
全ての野球好きの人、そして頭を使う駆け引きが好きな人にお勧めします。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2011-03-02 17:29:00] [修正:2011-03-04 17:39:02] [このレビューのURL]
10点 寄生獣
色々なとこでオススメされていたので読んでみた。
面白かったの一言に尽きます。
テーマもはっきりしていて、ストーリーや戦闘もよく出来ていると思った。
もっといろんな人に読んでもらいたい作品です。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2011-02-28 21:05:17] [修正:2011-02-28 21:05:17] [このレビューのURL]
7点 ONE PIECE
大人買いで全巻購入。
確かに、現在の週間少年ジャンプの看板漫画である。2億冊売れた漫画で、面白い漫画であることは間違いない。しかし、「ワンピースを読んだことの無い漫画好き」をニワカ者呼ばわりするほどの作品ではない様に思う。実際私はそういった扱いを受けた。昔で言う「手塚漫画を読んだことの無いヤツはモグリ」と同じ理論だ。しかし、今回私が受けた扱いはそれとは違うベクトルを持っている様に思う。
要するに、ワンピースしか読んでいないのに漫画通を気取っている輩がいることが嫌なのである。ここで引用するとしたら、これだ。
「口を閉じろ、風味が逃げる」 -サンジ・空島編より-
その漫画を読んだことの無い者には控えめに紹介して欲しいものだ。
ここまで書いたが、ワンピースは面白い。それだけは間違いのないことだ。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2011-02-24 15:44:55] [修正:2011-02-24 15:44:55] [このレビューのURL]
10点 寄生獣
ランキングの上位にいるので、私も乗ってみます。
この作品の魅力は、パラサイトという人間に寄生する異種生命が人間に与える様々な衝撃を、僅か十巻という長さに無駄なく収めきった点。
やはり巻数が多いと敷居が高くなる。十巻というのは友人を勧誘するにも気楽な長さかと。
主人公新一は、右手にパラサイトを宿すことになってしまい、彼にミギーと名付け、パラサイトと出会い戦い、成長していく。
こういった種族間の争いなど心理的な描写が味である本作だが、新一とミギーによるバトルも迫力があり、逆転要素もありで拳を握ってしまう。
パラサイトの身体が変形するシーンなんか、幼い頃に見たら軽くトラウマになってしまうだろう。
多感な時期に一度見て、嫌な思い出がある方も、どうかもう一度手に取って読んでみて欲しい。
人間を食べる必要のあるパラサイトと人間の生存競争。共存の難しさ。
これはやはり命題としては難しく、だからこそ、この作品は価値が高いのだと思う。
説教臭いわけではなく、作品全体に問い掛けられているような気分。漫画というジャンルの価値を一段階引き上げた作品と言っても過言ではないだろう。
絵柄は味がある、その表現が一番似合う。登場人物の表情を、その内面に応じて描けるのはただただ凄い。
終盤。寄生獣という言葉による衝撃は、今も憶えている。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2011-02-21 10:35:56] [修正:2011-02-21 10:35:56] [このレビューのURL]
8点 プラネテス
自己の敗北や挫折の原因を他人のせいにしたり、そもそも敗北を認めずに戦っているふりをしていた少し前までの自分には、この作品の面白さが、はっきりいって全然理解できず、単なるヒューマニズムと志向の二項対立にしか写っていなかった。
上記に述べたことがひとつの具体例でありますが、本作品は「敗北を知らない人」「これから知る年齢の人」「敗北の原因を省みない人」「敗北したことすら認めず戦っているふりをしている人」には理解が難しい(というか全く分からないかわかっていないふりをするかのいずれか)作品であると思います。
年齢で区切るのはおかしいけれど、20歳代前半までの人は経験すらしない事柄が含まれているという点でオススメではありません。
逃げないことも重要だけど、弱さを認めて逃げてきた人生を精算することも勇気だということ。そしてそれもまた選択肢の一つに過ぎないということ。
本作品から読み取れることは事のほか多いことに最近気がつかされる。
連載が成功している漫画家がなぜこの観点に気がつき得たのかが非常に興味深い。
おそらくそれは、いまでこそ成功しているが、幸村先生の週刊誌時代の苦悩と挫折が関係しているのかもしれないが、我々はそれを知ることができない。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2011-02-19 14:54:11] [修正:2011-02-19 14:54:11] [このレビューのURL]
8点 めぞん一刻
「ラブコメ」というジャンルの古典の一つとして読んで損は無いと思います。
すれ違い、勘違い、鉢合わせ、嫉妬の連続で近づいたと思ったらまた離れるの繰り返し。
15巻にも渡ってそれをやられると流石に少し長く感じました。
中盤では二人の関係をなんとか進展させる為に新キャラを投入して連載を継続させているような節も見受けられました。
特定のキャラクターに焦点があたってストーリーが進行しだすと不自然なくらいほかのキャラが登場しなくなったりというのも気になりました。
(三鷹、こずえ、いぶき、二階堂などなど。賢太郎なんて途中から完全に存在が消えてた)
その上響子さんには「惣一郎さん」という存在があったため、五代と響子が晴れて結ばれるのは本当に終盤になって、ようやくです。(結ばれたら終わりなので当然ですが…)
一話あたりでの構成力はオチも毎回しっかりついていて高いと思うので、週刊ペースで読むと続きの気になる作品なのですが。
あと個人的には一刻館の面々の五代に対する図々しさが目に余る時があり時々イラッとしました。
結局「いつになったらくっつくのか」だけが気になって気になって最後まであっという間に読ませられましたので、見事に作者の術中にハマったなと感じてます。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2011-02-16 00:06:12] [修正:2011-02-16 00:06:12] [このレビューのURL]
9点 ドラゴンボール
この漫画の凄い所は鳥山明の表現力・見せ方の巧みさに尽きる。
漫画のコマの見せ方に躍動感が感じられ、それが痛快に感じる位。
ただ、フリーザ編以降の展開が段々とドラゴンボールで死者が甦らせられる設定が当たり前になって、生死に関する倫理観が無茶苦茶になってしまっているのが残念ではありますが、連載当時はそういう風には感じなかったですし、週刊連載でガンガン行かなければいけない週刊少年ジャンプの看板漫画としての立ち居地にあった以上は仕方の無い面があったと思う。その中でのミスター・サタンの存在はある意味一服の清涼剤みたいな存在だったと見ておりました(笑)
長期連載の弊害が出てしまったのは画竜点睛を欠くといった具合ではありますが、単純にアクション漫画としても非常に高いレベルの漫画であるのは疑い様の無い作品なのは間違い無いと断言できます。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2010-11-16 00:19:01] [修正:2011-01-29 20:01:27] [このレビューのURL]
4点 BLACK CAT
ジブリ好き!さんがパクリについて様々な疑問を投げかけていたので、その答えになるかどうかは分かりませんが少しだけ私も考えを述べようと思います。
まず、本作をはじめとする作品を「パクリ漫画」と批判する人たちは、おそらくですが多くの場合は「パクリ=悪」と考えてはいないような気がします。
問題は「読み終わっても“パクリ”という印象しか残さない」というほど、その作品自体の魅力が低いことにあるのだと思います。(稀に、悪意やネタ的な意味で侮蔑して“パクリ”と罵る人もいるかもしれませんが。)
どんなジャンルにしても、クリエイターは人間であるため、その感受性や発想の大本は過去に自分が体験してきた作品であることは間違いありません。だからジブリ好き!さんの言うとおり大概の作品は多かれ少なかれ過去の名作と重なる部分が存在するのは当然です。
では、何故「パクリ」と呼ばれる作品とそうでない作品に分かれるのか。
それはその作品だけが持つ一点の魅力(登場人物、ビジュアル、構成etc)が読者の心を揺さぶる程のものか否かということにかかっているのではないでしょうか。
具体例を挙げれば「寄生獣」です。あれは作品の根幹となるテーマや、所々のプロットはどう考えても「デビルマン」を引き継いでいます。もし「パクリ=悪」と考える読者が多いのならば、「寄生獣」もパクリ漫画と罵られているはずですが、たくさんの読者が「名作」と讃え、後世の漫画好きにも語り継がれています。
その理由はやはり、岩明先生が「デビルマン」の真髄を汲み取り、独自の解釈を含め、自らの作品として再誕させるほどの突き抜けた表現力と構成力を持っていたからでしょう。
一方、「ブラックキャット」の独自の魅力は何ですか?
もちろん、中には本作独自の魅力を見つけだしている読者もいるでしょうが、私が思うに、それほど強力な魅力はなかったように見えます。
大抵の読者をうならせるだけの能力や仕掛けもなく、ただ様々な名作を当たり障りなくくっつけただけなので、読み終わった後に評価しようにも「パクってた」ということしか言えないのです。
絵も奇麗には奇麗ですが、もっと凄い絵を描く漫画家はたくさんいるし、ビジュアル的にもどこかで見たような場面が多かったりするので、作品の評価を飛躍的に上げるほどとは個人的には思いませんでした。
つまり、「ブラックキャット」がパクリ漫画と呼ばれている理由は、単純に当時の矢吹先生に実力がなかった、本作に魅力がなかっただけだと思います。
点数が低いのも「パクっているから」というわけではないのではないでしょう。実際、パクリを気にしない方々の評価もここでは低めのようですし。
それ以外語る要素がないのですから、レビューする上で必然的にパクリという言葉が目立ってしまうだけだと思われます、多分。
もっとも、パクリを全く気にせず読める方にとってはこんなこと極めてどうでも良い話だと思いますが。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2011-01-27 11:06:55] [修正:2011-01-27 11:46:32] [このレビューのURL]