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救いの無い胸糞悪い話を可愛らしいキャラクタと語り口で覆った漫画。
現実を醜く描かないことで悲劇と救済を放棄し続けた作品。続編もしかり。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-05-12 17:42:28] [修正:2011-05-12 17:42:28] [このレビューのURL]

おもしろっ!
1話目読んだ後の感想。
思えば1話目から全速力で面白いマンガってあんまないような。
このマンガはブっ飛んでますよーむしろ1ページ目から。
まず絵がうまい。さくっと世界観に引き込まれます。
5巻で終わりってのも好感持てます。
なんて言うんでしょうか、台詞の言い回しが、センスが、「言い得て妙」感がはんぱなく心地いいんです。かっこいいんです。ゾクっとくるんです。
読んでてこんなにワクワクしたマンガは久しぶりでした。

緊迫感とカタルシスのバランスも絶妙で、最初から一気に熱中して読めちゃうんで是非1話目だけでも。

終わりもキレイです。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-04-25 01:01:19] [修正:2011-05-11 00:50:41] [このレビューのURL]

同じアパートに小さい頃から住んでいる幼馴染。
近すぎて好きと言えない、女として見ることができない、
家族のような存在になってしまうんでしょうね。

親を失ったクンちゃんの悲しみを、何とか受け止めてやわらげてあげたいと抱きしめる優しいチャコ。
それを暖かく見守る達ちゃん。
カッコ良すぎです。

達ちゃんが理想の男の子、というのは、くらもちファンの中でもかなり多いのでは。

古い作品ですが、くらもちふさこの絵柄としてはこの作品が一番好きで、何度も読み返します。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-03-31 23:35:03] [修正:2011-05-07 23:13:21] [このレビューのURL]

全く知らない人からすると《ガンダム》という作品に対するイメージは、マニアックやオタク向け、という人が多いと感じる。
私は世間のその歪曲したイメージを非常に歯がゆく思う。

まずは《ガンダム》という作品に対して、先入観を取り払い一考して欲しいのだ。



ガンダムは放映から30年たった今でも超絶な人気を誇る。

いつまで経っても、最前線のコンテンツであり続けること。頂点に君臨し続けること。
これがいかに難しいか。


答えはこの作品に全て詰まっている。


正義とは何か?
愛とは何か?
生きるとは何か?
復讐の意味とは何か?


ただのロボット漫画ではない。
それ以上にガンダムは《人間ドラマ》なのだ。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-05-06 03:20:06] [修正:2011-05-06 03:22:06] [このレビューのURL]

8点 D-LIVE!!

漫画のコマ割りというものを考えた時に、漫画のコマ割りがまるで映画撮影の時と同じようにフィルムの一枚一枚をつなぎ合わせていく作業と同じものだと仮定すると、「いつのタイミングのシーンを切り取って、ストーリーの流れとしてつなぎ合わせていくか」という問題は、作品そのものの出来にも大きく影響する、とても重要な問題です。

ある対象物が球体内の中心にあるとして、その対象物を四角いフレームの中に収めようとする時に、どういった「方向」から、どれくらいの「距離」で、更に言えばどの「タイミング」でフレームの中に収めるのか。それを熟慮し、その結論に基づいた、それに相応しい「画(え)」を生み出していく事が、漫画のコマ割り作業の本質だと考えます。

そんな前置きをしてこの作品ですが、この作品はそういった漫画のコマ割りのセンスが抜群に優れています。

超人的な運転技術を持った主人公が、多種多様な乗り物を操って次々に襲いかかる難題を辛苦の末にクリアしていくこのストーリー。そんなストーリーを基盤に持つこの漫画は、ストーリー毎に出てくる乗り物を使った超絶アクションの見せ方が途轍もなく巧いです。それはもう、先程の例に挙げたように、このアングルで、この距離感で、このタイミングでしかないという、ドンピシャな瞬間を切り取ったような「画(え)」で、読者に臨場感や緊張感をダイレクトに訴えかけてきます。

しかし勿論、見所はその「画(え)」だけではなく、話としても一級品です。多少シナリオに他者の介入が入っている部分は否めませんが、それでも、事前の準備や予備知識の収集、あるいはそれらの資料に基づいた緻密かつ精密な描写は、正にプロの仕事です。(描き手からしてみれば、それくらい当然だと言われてしまいそうですが。)

絵柄そのものに好き嫌いが出るかもしれませんが、カッコよくて面白い漫画を読みたいという人にはぜひともオススメしたい作品です。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-05-05 21:51:33] [修正:2011-05-05 21:55:56] [このレビューのURL]

10点 まんが道

素晴らしい漫画だと思う。
ノンフィクションとフィクションとの比が7:3と作者も述べているが、実話を基調としながらここまで面白いものを描けるということに恐れ入る。
作者達が偉大なる先人から受け継いだまんが道。そしてこれを読んでまた新しい世代が築くまんが道。
この漫画を読むと、過去から現在を経て未来へと続く一本の道が目に浮かぶかのようだ。素晴らしい。

惜しむらくは藤子不二雄Aの作風か。これは好みがはっきり分かれるので誰しもが楽しめるとは言い難いだろう。

他の方のレビューについてあれこれ語るのは好ましくないが、どうしても気になったのでちょっと付け加えさせていただきたい。
人の好みはそれぞれなので、この漫画を読んでどう感じるかも人それぞれ。
明らかにまともに読まずに得点操作のため0点を付けるような馬鹿者はどうしようもないが、誰が何点を付けようと、その人がちゃんと読んでそう感じたのだから尊重すべきだ。
ただし、それはあくまで自分の評価として自己完結しておけばいいものである。
現在の皆の評価は異常でおかしいとして後続の人の得点を扇動しようとするのはいかがなものか。
自分の好きな漫画を皆にけなされて怒る気持ちはまだ理解できるが、自分の嫌いな漫画を皆にベタ褒めされて怒る気持ちが理解できない。
高得点を付けた人は、貴方には見つけることのできなかったこの漫画の良さを見つけることができた人たちなのです。
もちろん私見です。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-04-30 17:32:07] [修正:2011-04-30 17:32:07] [このレビューのURL]

4点 DUDS HUNT

つまんなかったです

なんも残らん

全体的に薄い 中村んちのカルピスより薄い

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-03-23 14:03:05] [修正:2011-04-26 15:18:30] [このレビューのURL]

7点 銀魂

この作品は内容もさることながら感想の賛否両論までもが見ていて面白い。

まず下ネタが頻出するため、それが駄目な人にはつらいだろう。少年誌とは思えないえげつないネタも多い。運がよいことに私はそれがツボだったためにより楽しめている。

この漫画の良い所はストーリーの丁寧さだ。
設定は突飛、最近ではイボ型宇宙人が向上心ある者に取り付いて本体を乗っ取る話とか、ジャンプの人気投票の順位を争奪しあう(しかも1月ぐらい連載で)話とか今まで見たこと無いような展開になる。それはもう、作者はクスリをキめているのでないかと疑ってしまうほどに(賞賛)。
しかし、どれだけ突き抜けたストーリーでも多くの場合オチをつけてくる。話が締まって終わるのだ。これは簡単なようでとても難しい。その反動でコマ割りが細かくなり、台詞も多くなっている。
そしてなにより話の多彩さが素晴らしい。シリアスとギャグの配分もそうだが、登場人物がいきなり現代の学校を舞台に話を進める世界観を超越した作中劇や、脇役に焦点を当てたサイドストーリー、GTOでも見られた一人称展開など、話の彩りが多いのだ。間違いなく作者は現代の第一線を走るストーリーテラーだ。

そのストーリーを支えているのが個性の強いキャラクター達だ。キャラクターの作り方に特筆するものは無いが、その数の多さと見せ場の上手さは流石というしかない。どのキャラクターにもお涙ちょうだいなシリアスな話があり、自然と愛着が沸いてしまう。

7年連載と巻数が伸びてきているが、話の勢いは相変わらず落ちていない。しかし、読む側の目がその勢いに慣れてしまっていることもまた事実だ。あとは、銀魂という大きな世界をどう綺麗に締めていくのか、そこにこの作者の手腕を疑うことはない。ただただ楽しみに待つだけだ。

しかしそうなると、ここまでの大作を締めてしまうと次作は大丈夫かな、などと余計な心配をしてしまう。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-04-24 02:28:11] [修正:2011-04-24 13:23:34] [このレビューのURL]

非常に丁寧な作りの良作。

裁判開始から判決までが一連の流れとなっており、どこかの名探偵みたいに事件の謎を解いて
真実を暴くのではなく、あくまでも裁判員制度に重点を置いたドラマ仕立ての作品です。

挙げられている事件は確かにありがちな展開が多いですし、裁判員に選ばれた登場人物たちも
ステレオタイプ的なキャラが目立ちますが、この作品は独創性を前面に出すようなものではなく、
実際に裁判員になったときにどのように考え判断すればよいか読者に擬似体験させることまでを
念頭に置いて作っているのがよくわかります。
人情ドラマの要素も多少含まれているために被告人に有利な判決になりがち、という点を差し引いても、
そこに行き着くまでのプロセスもきっちり描かれていて、十分に見応えのある話に仕上がっています。

裁判ネタだから当たり前かもしれませんが、何が正しいかを明示していないところが良いです。
人の数だけ正義があり、主義があり、哲学がある。
そんな中で、年齢も性別も社会的立場も全く異なる人たちが集まって「人を裁く」とはどういうことか。
有罪か、無罪か。 量刑はどのくらいか。 正解などもちろん無い中で答えを出さなければなりません。
死刑にするか否かの討論を「人殺しの相談」と評するセンスにはなかなか驚かされました。

当初、主人公の主張は単なる青臭い理想論にも聞こえましたが、主人公の背景が描き出されて
考え方のバックボーンが明らかになると、途端にその発言に深みが感じられるようになってきました。
全体の構成や見せ方はかなり上手いと思います。

裁判員制度の説明が詳しくてわかりやすいだけでなく、普通に漫画としても面白いです。

これから成人を迎える人の67人に1人が、生涯に一度は裁判員になる可能性があるそうです。
この作品のサブタイトルは、「知らずに人を裁くのですか?」
読んで裁判員制度に必要な知識を十分得られるかどうかはわかりませんが、
少なくとも興味を持つきっかけとしては申し分ない作品です。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-04-23 13:41:57] [修正:2011-04-23 13:41:57] [このレビューのURL]

作者の賤しい人間性が滲み出たとんでもない代物。
やってることは一騎当千とはほとんど変わらない。
ただ、あちらとは違ってアニメ化されてないのは幸いだが。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-04-22 13:30:27] [修正:2011-04-22 13:30:27] [このレビューのURL]

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