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サッカー漫画ってたくさんあるけれど、
正直サッカーを漫画で面白く描くのってすごく難しいと思う。
イマイチのめり込めないことが多い。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-09-01 12:57:11] [修正:2011-09-01 12:57:11] [このレビューのURL]

太田垣康男原作、村田雄介作画って聞いたらもう読むしかないですよね。これはある意味ドリームタッグじゃね?と思った。

内容はといえば、王道な青春もの。思わず読んでるこっちが恥ずかしくなるほどの直球具合。
働きながら大学進学を目指す苦学生(学生ではないけど)が、何の苦労もない(ように思える)大学生たちと一悶着ありつつもソーラーカー作りを手伝うことになって…という太田垣先生らしからぬ内容なので当然といえば当然なのだが。

太田垣康男原作、しかも短期集中連載で2巻に纏まっているので破綻は全くなく、結末まで気持ちよく読めた。型どおりではあるんだけどその分安心して見れる。
起承転結がこれだけ明確な作品は他に記憶にないなぁ。どこまでが起でどこからが承かはっきり分かる。それだけにスムーズ過ぎる、小奇麗に纏まり過ぎているとも言えるわけだけど。

この2人だからこそのおもしろい漫画を作りたい、というよりお互い1人では出来ない内容を2人で組めばできるんじゃないかという気持ちが伝わってくる。漫画家としての幅を広げたいというような。
太田垣康男は青春ものが書きたかったし、村田雄介はアイシールドのような派手な作品以外もやってみたかったのだろう。この作品が成功したかはともかく、今後の作風に影響を与えうる作品ではあると思う。特に村田先生は一般人を魅力的に描けないといくら絵が上手くてもやばい気が…。

はっきり言うと、スケールは小さいけど完成度は高いという類の作品なので高い点数はつけ難い。しかしまっすぐで爽やかな作風と一定の質は保たれているということで誰でもそれなりに楽しめると思う。

方向性を持った熱い青春ものが好きな人におすすめしたい良作。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-08-30 22:23:33] [修正:2011-08-30 22:53:03] [このレビューのURL]

これは半端ない。
漫画に関しては日本が1番だと思っているけどこういうのをみるとアメリカの懐の深さを感じざるをえないし、認めざるをえない。
この手のサスペンスでは羊達の沈黙を読んだ時以来の鮮烈な読書体験。

読書体験と言ったのは比喩ではない。このフロム・ヘルは漫画ではなく「グラフィック・ノベル」だ。あくまでノベル。
初めて読んだ時あまりの読みにくさに驚いた。ページもコマ割りも左から右に読んでいかなければならないし、日本と見せ方が違いすぎる。
日本はやはり手塚治虫から抜け出せてないのかとかそういうことも思ったのだけど、本質はそこではなくてやはりこれはノベルなんだなということ。
日本のように絵で魅せることはほとんどなくて、あくまで物語を補完することが目的。映画的、もしくは台詞以外の小説の文を絵が担っていると言っても良いだろう。

フロム・ヘルで描かれているのは19世紀末のロンドンとそこに生きた人々だ。
そこに暗躍した”切り裂きジャック”の狂気と幻想だ。

アラン・ムーアは切り裂きジャックの資料と当時のイギリスの風俗を綿密に調べ上げた。だからこそロンドンとその住人は間違いなく生きている。だからこそ事実と創作した部分は矛盾しない。
アラン・ムーアは実際に19世紀末のロンドンに行ったことなどもちろんなく、この切り裂きジャックは彼の創作だ。しかしこれは限りなく本物に近い域にまで昇華されている。

読者は切り裂きジャックの「解体」を追体験することになる。肉を切り、手に血が滴るのを感じる。その匂いまでも。
ここでもアラン・ムーアは猟奇殺人の資料をあさったそうだ。誇張ではなく、本気で吐きそうになるのを我慢した。徹底した調査による想像は比類なきリアリティをもたらす。

天才が全力を尽くせば、これだけの仕事が出来るのだ。
彼は切り裂きジャックの謎を解くことで19世紀末のイギリス、ひいては世界を描こうとした。そのとんでもない試みがほとんど成功しているあたりが彼のこの作品に対する自信の表れなんだろう。

後に残るものなんて何もない。すごいものを見たい人、頭をぶん殴られるような衝撃を感じたい人にだけおすすめしたい。ただし覚悟はすること。
値段が張るので購入を迷う人もいるだろう。それなりの大きさの図書館ならあると思うので探してみるといいかもしれない。
4章までは非常に読みにくいので我慢。後はジェットコースター式に話は進む。けっこうな長さだが止まらない。読み終えたら後ろの作者による補講(これめちゃくちゃ詳しくて長い)と併せてもう一度読むと分からなかった所の理解もある程度進むと思うのでおすすめ。

地獄はあまりに深く、暗い。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-08-25 15:12:33] [修正:2011-08-28 04:09:23] [このレビューのURL]

巨乳の好みは人それぞれだし、漫画だからこそ作者は自由なキャラ付けで好きなだけデカイ乳のキャラを作れる。
しかし、主観100%で言わせてもらうなら、このヒロインは色々な漫画の中でもかなり良い巨乳だ。
現実的なサイズであるというだけでなく、少しだけ二の腕が太い事によって、巨乳がキャラと一体化し、きちんとチャームポイントになっている。
乳を取ったら何も残らないようなキャラではなく、眼鏡と巨乳と優等生みたいに、有り合わせのキャラを詰め込んだ適当キャラでもない。
教室で関くんに突っ込む姿は普通のクラスメイトだけど、体操着になった時など、ふとした時に「ああ、コイツ乳大きいんだな」と気づかれるような、絶妙な巨乳なのである。
ちなみに、漫画として普通に面白いのだが、いかんせん内容が適当だ。
授業中に遊ぶだけという設定も適当だが、前の席の前田くん・お調子者のうざわくんなど、名前の付け方も2秒で決めてるレベルである。
このヒロインがいなければ、とっくに売り払っていたかもしれない。
しかし、おちゃめな関くんと、それに振り回される横井さん(関くんの横の席にいるヒロイン)のコンビは絶妙で、なかなか良いテンションで漫画の雰囲気を作っている。
これからも横井さんの乳が巨大化したりせずに、巻を重ねて欲しいと思う。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-08-24 19:54:52] [修正:2011-08-24 19:54:52] [このレビューのURL]

9点 BLEACH

言わずと知れた究極の「スタイリッシュギャグ漫画」であるこの漫画は、ギャグ漫画の新しいスタイルを生み出したと、言えるのではないでしょうか。

20巻くらいまではただのバトル漫画であったにもかかわらず、30巻台からは、ギャグ漫画として連載していて、「13kmや」や「いつから錯覚していないと、錯覚していた?」など数々のスタイリッシュギャグを残しています。

人気、知名度も納得の作品です()

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-08-21 21:41:29] [修正:2011-08-21 21:41:29] [このレビューのURL]

7点 YAWARA!

主人公 柔が本当にキュートなので、どんどん応援したくなる。

16歳から23歳までの公式戦で実は、不戦敗1回以外に負けていないけれど、

常に好敵手との戦いが待っていて、ハラハラドキドキです。

スポーツものとしての戦い場面も魅力ながら、柔道よりも普通の女の子になりたい

思いが行きつ戻りつして、ラブコメの要素もたっぷりです。

試合以外での名場面ベスト3です。

1位 渡米が決まった松田耕作との別れ 最終話 /
   バルセロナオリンピック準決勝前
   ・・・ 当初風祭に憧れつつ、しつこい取材記者でしかなかった松田の存在感
   に気づくのがラスト1年前です。オリンピック準決勝前に会えてその
   気持ちに気づいた時、さらに渡米する松田へその気持ちが伝えられない
   柔の表情、心の表現が見事でした。

2位 花園の男泣き
   ・・・不甲斐ない自分を鍛えに鍛えて、それでもなお届かない優勝
   に男泣き。しかし、富士子はそんな花園に「あなたは私にとって
   世界一のチャンピョンよ」と背中を抱きしめる。

3位 父 虎滋郎 との再会
   ・・・少し身勝手な父だが、柔の会いたい思いを切なく表現する。
 
       
 

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-08-18 14:43:54] [修正:2011-08-18 14:45:25] [このレビューのURL]

ストーリーの軸は医局政治。
しかしそれを取り巻く登場人物の多くが主人公と呼べるような
それぞれの物語を持っています。
だからすごく感情移入しやすい。



主題である医局政治を野口、加藤の関係で描く。
もうひとつのテーマと思える研修医伊集院の成長譚。

その2つを朝田の存在がうまくつなげています。

ついでに産婦人科医の不足や女性医師の働きにくさ、研修医制度の問題などの様々な医療制度問題や社会問題にもさらりとふれています。


これらがとてもリアルに感じられるのは、やはり人間が描けているから。



木原の決意。
ラストメッセージとして、最高だったと思います。

最初から最後まで読んでこそ、伝わってくるものがあった。
「医療漫画として」というくくりは不要。
私の中では間違いなく最高の漫画のひとつです。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-08-16 21:32:49] [修正:2011-08-16 21:32:49] [このレビューのURL]

5点 ONE PIECE

たいていの場面で面白いです。そう、たいていの場面で。

突っ込み所・腑に落ちない点は多々あります。
・空島編において、悪の親玉に「あいつらは殺した」宣言されたのに、何の説明も無く生存が確認された一般市民。同じように、銃で撃たれようが爆風に巻き込まれようが死ななかったキャラも。こんなことの繰り返しで、死にそうなキャラがいても読み手が「どうせ死んでないんだろ」と思ってしまうことに。緊張感ゼロ。(エースの件は予想外だったけど)
・罪も無い漁師から漁船を奪っておいて海賊旗を掲げ、1ミリも罪悪感を感じることなく旅に出て、大名行列を横切ったら撃沈された、という自業自得場面を泣き所として描く。
・大切だということを何度も何度も描写された仲間と、ヘタクソな変装で仲間に成りすました小悪党の見分けがつかない主人公に脱力&失望させられる。etc…

ただ、それらの短所を補って、余りある魅力があるのも事実。特に50巻を過ぎたあたりのシャボンディ諸島編やインペルダウン編の盛り上がりはものすごいです。読んでて思わず「おおー!」と声が出そうになりましたし、インペルダウン脱出は熱かったです。

点数はあまり高い点を付けるのは個人的に納得いかず、6点にしておきますが、実際のお勧め度に関してはもっと高いです。ぜひ読んでみてください。


追記&修正
点数下げました。このサイトの採点の目安「5点_だれる部分もあるが、ところどころ楽しめる漫画」というのが、この漫画にピッタリです。それにしても、魚人島編のつまらなさは異常ですね。作者はウケると思ってたであろう、クソ寒いサンジの鼻血ネタ・小物臭がものすごく、全く魅力も無いのにワンサカ出てくる敵キャラ・某「ありがとだってばよ」漫画を彷彿とさせる、語尾に常軌を逸した単語を付けミファソラシドー…さっさと億越えルーキー再登場させてくれ…

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-03-14 23:06:05] [修正:2011-08-13 11:21:45] [このレビューのURL]

0点 ONE PIECE

仕事柄読んだんのですが、何ですかコレ…
正直ついていけません…
仲間、冒険、愛、友情、いくらなんでも臭過ぎです。
臭い言葉を大声で叫ぶ、ただそれをずっとやってるだけの漫画です。

あとギャグが酷い…
見てるだけで寒気がします。

寒いです。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-08-09 21:37:42] [修正:2011-08-09 21:37:42] [このレビューのURL]

ジャンプ史上最も完成度高く、少年の成長を描いた漫画だと思っています。
まずドラゴンクエストの世界観を見事に体現し、それを崩すことなく素晴らしいオリジナリティによって昇華させている点は他作品にはない所だと思います。必殺技もいちいち格好よく、同年代の少年は野球の時に絶対一度はアバンストラッシュをやったことがあるはず。
数々の名勝負や名台詞など評価すべき所は語りつくせませんが、特に本作を名作にしているのはキャラクターの魅力でしょう。敵味方全てに魅力があり、カリスマ性があり、そして成長するといったように具体性を感じさせる人物ばかりです。ストーリー展開は王道でありながら、キャラクターが脚本のためだけに動くような無機質さを感じさせないのは、いわゆる勝手に動きだすような独立性を持っていたからだと思います。それだけに展開が予想できずいつもワクワクして読んでいました。


少年ジャンプでも屈指の名作だけに、いつかまたちゃんと映像化して欲しい。
ゲーム化でもいいから、またダイと大冒険をしたいと思い続けています。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-08-09 16:21:10] [修正:2011-08-09 16:21:10] [このレビューのURL]

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