「souldriver」さんのページ
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しばらく漫画から遠ざかってましたが、少し余裕がでてきたので過去のレビューの修正などぼちぼちやってます。
自分のレビューを読み返していて気付いたことが1つ。それは「緊張感」という言葉を多用していること。
僕にとっての漫画の評価基準とはつまり、(ユルい作風でも、ギャグ漫画であっても)「独自の緊張感」を感じられるか否かということろに終始するようです。
7点でオススメ、8点で秀作、9点以上で傑作、10点は特別な点数。点数は気分次第でけっこう変わるので、なるべくレビュー本文をしっかり書くように心がけてます。
○定期的にチェックしてる作品(レビュー変更の可能性あり)
「ヴィンランド・サガ」 「岳」 「銃夢 Last Order」 「CRAYMORE」 「さよなら絶望先生」 「シグルイ」 「SIDOOH 士道」 「ジパング」 「スティール・ボール・ラン」 「Damons」 「賭博堕天録カイジ」 「バガボンド」 「ハチワンダイバー」 「ヒストリエ」 「PEACE MAKER」 「へうげもの」 「BECK」 「HELLSING」 「魔人探偵脳噛ネウロ」 「無限の住人」 「よつばと!」 「ラストイニング」 「リアル」 「WORST」

8点 賭博黙示録カイジ
「ヘタウマ」とはこの作者の絵のことを言うのだと思う。
一般的に見れば間違いなく下手な部類になるいびつな絵だが、この絵の歪みがあってこそ作中繰り返される過剰とも思える心理描写の複雑さが際立って見える。
追い詰められたときの人間心理、疑心暗鬼の中での極限の駆け引きが非情な現実を伴って描かれていて、常に先が読めない展開にハラハラさせられた。
単純なルールのゲームをここまで奥深い展開に昇華できるのは素直にすごい。心理戦を描かせればこの人の右に出る作者はいないんじゃないかと思う。
ただこれでもかと人間の汚い部分を見せ付けてくれるダークな内容なので、万人にお奨めできる作品ではない。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-06-21 05:36:23] [修正:2007-06-21 05:36:23]