「souldriver」さんのページ

総レビュー数: 110レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年06月21日

普通におもしろい。非の打ちどころはほとんどない。
ただどうしても少女漫画的なノリがちょっと合わないというか、他の人が読んで一番面白いと感じる大事な部分が僕には見えてないような気がする。

だからこのマンガに関しては正直これ以上書くことが思いあたらないなー。
「マンガでクラシック」ってインパクトなら「神童」の方が大きかったし…。うーん。

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[投稿:2007-09-27 00:47:15] [修正:2007-09-27 00:47:15] [このレビューのURL]

ストーリー、設定、戦闘描写、構成、ギャグ、絵、全てが高レベル。でも気軽に他人に薦められない。
やっぱりしつこいまでのエロ描写と、絵のクセがかなり読者を狭めてる。ある程度耐性のある僕でも、ぶっ続けて読むとさすがにうんざりしてくる。

その分内容の濃さはかなりのもの。ギャグやらエロスやら戦闘やらナニやらいろんなものがぶち込まれてるけど、話の筋と設定がしっかりしてるから最後まで「純愛」という軸がブレない。(突っ込みどころは多いものの)

3巻ぐらいまで読んでしまえばだんだん馴染んでくるけど、そこまでで引っかかる人は正直多いと思う。
まあエロスあっての徳弘正也、かな。
最初合わないと思った人も、小分けにしてちょっとずつ読んでいくといいかもしれない。きっと読み終わる頃には読んで良かったと感じるようになると思う。

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[投稿:2007-09-27 00:27:25] [修正:2007-09-27 00:27:25] [このレビューのURL]

7点 BECK

音楽マンガのようで、実際ちゃんと音楽してるマンガ。この辺が同じバンドを扱ってる「NANA」とは一味違うかな。ドカーンと突っ走る展開じゃなくて、地道な努力を積み重ねて徐々に成功を収めていくBECK…もといMCSには愛着も湧くってもんですよ。

そして今作も作者の遊び心溢れるパロディー・オマージュが盛り沢山。ハロルド先生の懐の広さにはいつも驚かされる…。

変に話が飛躍する場面があったり、バックではかなり黒い話が展開していくけど、構成がしっかりしてるからハラハラしつつも安心して見てられる。
欠点は洋楽に詳しくないと分からない部分が多いのと、BECKのバンドスタイルに魅力を感じられない人にはツライかもしれないこと。必ずしも万人向けではないのかもしれない。

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[投稿:2007-09-23 00:09:23] [修正:2007-09-23 00:09:23] [このレビューのURL]

ずっと気になってた作者さんだったけど、やっと1作読めた。いや、スゴイわ、この人。
次から次へと目をそらしたくなるような光景が突きつけられて、でもイマイチ現実感が湧かないのが正直なところなんだけど、これって決して架空の出来事じゃなくて全部実際に日本で起こってるんだよね。そう思うととてもフィクションだと笑い飛ばす気分にはなれない。
確かに今の世の中で一番欠乏してるのは、周りに流されず「悪いことは悪い!」と言うことができるシンプルな価値観なのかもしれない。でも、そんな強靭な精神を持つことは生やさしいことじゃない。
そんなもどかしさまで作中で表現しているのは本当に見事だ。

小学生編の途中まではほぼ文句なしだったんだけど、ただ終盤のアレはさすがにやりすぎじゃないかなーと。
一読者がこんなこと言うのは少し気が引けるけど、キーチたちがもう少し成長した後でああいう行動に出たんだったらもっと納得できる結末になってたんじゃないかと思う。

ともかく、久々にガツンとくる作品だった。もうちょっと時間が経てば感想も変わるかもしれないけど、ここは今の興奮をそのままに、ってことで。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-09-22 23:21:30] [修正:2007-09-22 23:21:30] [このレビューのURL]

オンラインコミックという当時新しい試みに挑戦したのはエライ。

内容は、まあ良くも悪くも実験的な色合いが濃かったかな。スラムダンク時とは絵の質が全く違うし(特に色の付け方)、「SF+バスケ」なんて突拍子もない題材を持ってきたところにもチャレンジスピリットが感じられる。
さすがに話の組み立て方、キャラの魅力、構図の上手さはどれを取っても一級品。ただマンガというのは自由に描くよりもやっぱり締め切りや編集者に追われながら描いた方がいいものができるのか、イマイチ記憶に残らない出来だったように思う。

タダで読めたんだし(今もそうなのかは知らない)、世界観や絵を楽しむだけでも十分なクオリティーではあった。イノタケファンならずとも一度目を通してみるだけの価値はあるのでは?

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[投稿:2007-09-13 00:06:44] [修正:2007-09-13 00:06:44] [このレビューのURL]

7点 WORST

不良を描かせればこの作者が一番。
「高橋ヒロシルール」とでも言うべき暗黙の了解というか、妙な仁義感が支配するヤンキー世界。これが非常に格好よろしい。そんじょそこらの任侠ものの映画よりも漢の世界が伝わってくるのだ。

クローズと比べると勢いがちょっと弱まった感じはするけど、その分重みのあるいいセリフが多かったり、全体的に絵がきれいになって読みやすくなった。
現実にこんな奴らはそうそういないだろうけど、いたらいいなー。そう思わせられるだけの魅力がある。
要注目。

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[投稿:2007-09-11 19:20:56] [修正:2007-09-11 19:20:56] [このレビューのURL]

小学生の頃やってたアニメの出来がすごく良くて、「きっと原作もおもしろいに違いない!」と読んでみたら、何もかも全くの別物でびっくりした。
随所に素人臭さが漂う、無意味に濃い絵と濃いキャラクターたち。ストーリーもよく分からないまま終わっていった感じ。
なんとも掴みどころのない作風だけど、でもなぜかけなしたくない気分にさせられる。どっかに光るものがあるんだなー。それが何なのかうまく言葉にできないのは僕がまだまだ未熟なんだろうなー。

しかしよくこのマンガからあのアニメを作ったもんだと思う。
いいクリエイターに恵まれたんだね。

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[投稿:2007-09-11 19:04:34] [修正:2007-09-11 19:04:34] [このレビューのURL]

セリフや動きの多いものだけが良い作品ではないと思う。
ここ最近の展開には「静」の中にある深い精神世界、動かないことによる動きや駆け引きが意識的に描かれており、非常に惹き付けられるものがある。
おそらく小次郎をあえて聾唖にしたのも、こういった世界が描きたかったからだと考えている。

絵は言うまでも無くハイクオリティ。これまでの漫画の手法にこだわらない自由な表現方法によって人物たちが生き生きと描き出されており、物語に一層の緊張感を持たせている。
また「強さ」という一元的な観点でしか物事を見ることができていない、という点は同意できるが、逆にその一点をこれほどストイックに深く掘り下げて描いている作品は近年あまり見ない。
それが「単純だ」と捉えられてしまうのは今の時流なのかもしれないが、ぜひこのスタイルは貫き通して欲しい。

パラパラと読んでしまえばそれで終わりだが、注意深く読んでいると見るべき点はいくつも浮かび上がってくる。
噛めば噛むほど味が出る、ではないが、ちゃんと噛まないと本当の味が分からない。

07.09.10追記:
26巻を読んでかなりガッカリ。詳しい内容はネタバレなので省略するけど、せっかく心理描写の良さがじわじわと出てきたと思ってたのに、あの無茶な戦いはちょっと…。1点マイナス。

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[投稿:2007-06-21 20:21:35] [修正:2007-09-10 15:25:55] [このレビューのURL]

特におもしろい訳でもなく、かといって酷評するほどおもしろくない訳でもなく。
なんでこれが10巻も出るまで続いちゃったんだろう。内容がほとんど記憶にない。

マインドアサシンの出来が良かっただけに、かず先生には期待してたんだけど…。
この作品以降の転落ぶりがあまりにもひどいため、これを早めに打ち切ってあげてた方が作者のためには良かったんじゃないかとさえ、ときどき思う。

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[投稿:2007-09-10 12:29:04] [修正:2007-09-10 12:29:04] [このレビューのURL]

相変わらず絵は抜群に上手い。アクションシーンのシンプルさやキャラクターの格好良さはかなりのインパクトあり。
話の展開に妥協がなく、主要人物がピンチのときに「どうせここで誰かが助けに入るんだろうなー」とか思ってたらほんとに死んじゃったり、先が読みにくいのも良い。この作者にしては珍しく思考回路が単純な人物が多いが、それが逆に修羅な雰囲気をよく引き出している。

ただ幕末という時代としてはちょっと現実離れしすぎた設定が多いのが気になる。3巻あたりまで読んだ時点では「無限の住人」のような架空世界が舞台なのかと思ってた。
またそれとは逆に新撰組や高杉晋作など、実在の人物の描写がステレオタイプで新鮮味に欠ける(魅力的ではある)。どうせ史実と絡ませるなら、もう少し思い切った改変をしてみても良かったのでは。

あと、百舌目立ちすぎ!(主に表紙と扉絵) でもかわいいから許す…。

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[投稿:2007-09-10 11:42:37] [修正:2007-09-10 11:42:37] [このレビューのURL]

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