「souldriver」さんのページ
- ユーザ情報
- 1985年生まれ(性別:男性)
- Webサイト
- http://
- アクセス数
- 109458
- 自己紹介
-
しばらく漫画から遠ざかってましたが、少し余裕がでてきたので過去のレビューの修正などぼちぼちやってます。
自分のレビューを読み返していて気付いたことが1つ。それは「緊張感」という言葉を多用していること。
僕にとっての漫画の評価基準とはつまり、(ユルい作風でも、ギャグ漫画であっても)「独自の緊張感」を感じられるか否かということろに終始するようです。
7点でオススメ、8点で秀作、9点以上で傑作、10点は特別な点数。点数は気分次第でけっこう変わるので、なるべくレビュー本文をしっかり書くように心がけてます。
○定期的にチェックしてる作品(レビュー変更の可能性あり)
「ヴィンランド・サガ」 「岳」 「銃夢 Last Order」 「CRAYMORE」 「さよなら絶望先生」 「シグルイ」 「SIDOOH 士道」 「ジパング」 「スティール・ボール・ラン」 「Damons」 「賭博堕天録カイジ」 「バガボンド」 「ハチワンダイバー」 「ヒストリエ」 「PEACE MAKER」 「へうげもの」 「BECK」 「HELLSING」 「魔人探偵脳噛ネウロ」 「無限の住人」 「よつばと!」 「ラストイニング」 「リアル」 「WORST」
10点 同じ月を見ている
この作品で土田先生と出会った。
自己を主張することも、他人を疑うことも知らないドンのひたすらにまっすぐな思いには胸を打たれる。
自分の幸せとは自分の好きな他人の幸せ。
そこにあるのは自己犠牲の精神でも博愛の精神でもなく、ただ自分を、そして人間という生き物を信じる心だ。罵られ、嘘をつかれ、裏切られ、どんなに傷つけられても、関わったすべての人たちに人間としての真の誇りを見つけさせていくドンの生き様は本当に不器用だけど、本当にカッコイイ。
生きることはそれ自体が大きな苦痛だ。でも「永遠の場所」は、必死に生き抜くことの中に自分で見つけていくしかない。それは現実の刹那さを突いた心理だけど、同時に人間の暖かさも教えてくれる。
多分僕がドンのように純粋な愛を持つことは一生かかってもできないんだろう。
でも、いつかはそうありたいと願う。
まさに魂を揺るがし、僕の人生観を大きく変えた作品。
おそらく今後も、これほどの影響を与えてくれるマンガに出会うことはないだろう。
『ドン、おはよう! おまえが大好きだ!!』
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-06-22 22:16:57] [修正:2007-06-22 22:16:57] [このレビューのURL]
10点 SLAM DUNK
初めて読んだとき、これほど「はやく先が知りたい」と思った漫画はない。
展開は終始スリリングで、事前にストーリーを知らなければ最後までどう転ぶか分からない。こと試合の場面はそれまでの漫画になかった圧倒的なリアリティーを以て描かれており、汗のしぶき一つに至るまで会場の熱気が、躍動が肌に触れて伝わってくるよう。
特に綾南戦と山王戦の終盤の展開は圧巻。
登場人物たちの個性はそれぞれ際立っており、作者の関与しないところで勝手に喋ったり行動しているようにも感じられる。
また日常の生活と非日常の世界との描き分けが文句なしに上手く、物語にメリハリとリズムを与えていて読む者を飽きさせない。
結末に関しては賛否両論あるが、個人的には過不足なく最高の形で締めくくれてると思う。
僕の知る中では数少ない「万人に薦められる」素晴らしい作品。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-06-21 04:20:31] [修正:2007-06-21 04:20:31] [このレビューのURL]
10点 ジョジョの奇妙な冒険
確かにキャラクターも、ストーリー性も、絵柄や手法も、全てが好みの分かれる作品。読む前に良い先入観を持っている人は少ないと思う。
しかし一度読み始めれば、そんな好みを超えて有無を言わさず強引に先を読ませるような不思議な引力に満ちている。
第一部からスティール・ボール・ラン(実質第七部)に到るまで100巻に届こうかという超長期連載。しかも「こち亀」のようなオムニバス形式ではなくて長編戦闘マンガとしてのスタンスを崩すことなく、且つ中だるみもほとんどなく今なお描き続けられていることに僕は敬意を表するッ!
「人間賛歌」のテーマのもとに繰り出されるストーリーには非常に筋の通ったものがあるし、それが作者の一貫した人間観に基づいていることが感じられる。
独特のセリフ回しや斬新な戦闘描写(特に第三部において)も魅力の一つで、ジョジョにまつわるネタは数知れず。この作品が漫画界に与えた影響は計り知れない。
日本の漫画史上最も偉大な作品の一つだと思う。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-06-21 03:53:27] [修正:2007-06-21 03:53:27] [このレビューのURL]