「souldriver」さんのページ

僕の世代ではギャグマンガの2大頂点とされる稲中とマサルさんが両方こんな位置に甘んじていることに、時代の変化を感じずにはいられない。

有無を言わさず突っ走る意味不明なエネルギーに満ちた展開に、フーミン(一応主人公?)ごと読者も置き去りにされること請け合い。
その訳の分からない変態さに徐々に染まって行ってしまう周りの人物を見ていると、ある種の哀愁とともに笑いがこみ上げてくる。そして自分もいつの間にかその仲間に。
あの謎のエネルギーと発想はどこから来ているのか、多分作者自身もよく分かってないのだろう。

とにかく言葉で表現するのが難しい部類のギャグだが、全編通してあざとさは一切感じられず、ネタがないときは本当にやる気なく話が進む。
そして最終話の壮絶な終わり方。すごい。誰にも真似できない。

いろんな意味でギャグマンガに革命を起こした作品。

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[投稿:2007-06-21 20:35:37] [修正:2007-06-21 20:35:37]