「FSS」さんのページ
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短い間でしたが、レビュー投稿は止めさせて頂きます。
やはりこちらは良くも悪くもレビュー規約が緩いので、何の理由も書かずに平気で低得点を付けている人や、レビューになっていない幼稚な一言レビューを投稿する人が多すぎます。そういう人がいる限り気持ち良くこちらのサイトを閲覧出来ないので。
拙いレビューでしたが、良投票して頂いた方に感謝です。それでは。 2009/01/08

6点 バキ外伝・疵面
個人的に花山は「バキ」の中でも一番好きなキャラなので、本編のインフレのせいで出番が無くなった花山が、外伝とは言え活躍してくれているのは嬉しい限り。
ただ、あのオカマはどうかと思う。本編にいないタイプのボスキャラというコンセプトで考えたのだろうけど、いくらなんでもあの見た目と催眠術はやりすぎ。どの作品でも「完全催眠」系の技が出てくると途端に話がつまらなくなるのは常識(最近では「ブリーチ」の鏡花水月、「ナルト」の万華鏡写輪眼など)。
しかもオカマボスは格闘家ではないので、この手の格闘漫画の最大のタブーである「遠距離からの狙撃」をあっさり敢行する始末。「バキ」の勇次郎でさえ、かつて麻酔銃に遅れを取っているくらいで、本来は「武器でも銃でも何でもアリ」という格闘漫画でも「遠距離狙撃」だけはしないのが暗黙の了解だったはず。
そのタブーをあえて破った英断(暴挙?)は凄いが、やはり、その後の展開には作者本人も大困りのようで、2008年1月現在で三ヶ月連続休載が続いているw。「組織力最大、暗殺OK、完全催眠、超絶パワー」というオカマキャラを、ほとんど死にかけている花山がどうやって倒すのか見当もつかない。実際、万全の花山の全力パンチを二発も喰らっているのにほとんどダメージも無いような化け物である。
また本編でけっこう人気のあったキャラ、マスター国松を、オカマの言う事を聞くだけのただの手下にする有様(おかげでネットではこの展開の批判が非常に多かった。これが休載の遠因になっている可能性もある)。それに完全に花山を殺すために狙撃しているから、「ボスに従ったと見せかけて実は…」みたいな名誉挽回も、これではもう無理。この辺の「キャラの使い方」も下手。
さらにこの作品はスピンオフ企画だから、勝手に花山を殺すわけにもいかない。そのせいで緊張感は無いわ、ストーリーは破綻しかかってるわで八方塞りなのでは?
今後も期待したい漫画ではあるが、どう決着をつけるつもりなのか不安がある。そういう意味で四巻までの地点での評価は6点にしておく。
※ 追記 ※
2008/02/18現在
チャンピオンREDにて、作画担当「山内雪奈生氏の都合により」
連載終了と告知。
「休載」ではなく「終了」w。完全に予想が当たってしまった。
色々と大人の事情もあったのだろうが、やはり上記のように、無理のあるボスキャラと無理のある展開にし過ぎた事が原因になっている可能性は高いだろう。
何にしても残念。板垣氏が引き継ぐ可能性はあるが…。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2008-02-05 19:11:09] [修正:2008-02-05 19:11:09]