あらすじ 何十年かに一度、月から青い光が降り注ぐ「月打(ムーンストラック)」と呼ばれる現象が起こる時がある。そして「月打」が起こるとこの世の「おとぎ話」が狂ってしまうという。そして「おとぎ話」の世界の長老達はこれに対処すべく、「月光条例」という一つの法律を作り上げた。その内容は、「青き月光でねじれた『おとぎばなし』は…猛き月光で正されねばならない」そんな時、「おとぎ話」の世界から「鉢かづき姫」と呼ばれる者が「読み手」の世界(現実世界)に助けを求めてやってきた。そして、彼女を助けた少年、岩崎月光(いわさき げっこう)は偶然、「月光条例」の執行者に選ばれ、狂った「おとぎ話」を正すための戦いをする事になるのであった…。
月光条例のレビュー
3点 レトさん
名作2作を描き上げて藤田氏も力尽きてしまったのでしょうか。長編としても短編集としてもさっぱり面白くありません。サブキャラクターの行動はありきたりだし、大したドラマの掘り下げもされずに事件が解決してしまいます。主人公の正義感には押しつけがましさすら感じられ、むしろ仕事人に徹するイデヤの方が共感できるのも話に没入できない原因ですね。主人公持ち上げと憎まれ役貶しが露骨だからこそ不快感が強いのでしょう。また、お伽噺を題材にしながらも話を改変してしまっていることから、この作品は作者のお伽噺に対する感想や歯痒さが動機で描かれていると思われます。こういう作者本位で読者の視点を見失ってしまっている制作スタンスが話を共感させ辛く完成度の低いものにしてしまっているのでしょう。
追記:89話を読みましたが、さらに点数を下げます。内容は主人公持ち上げなのですが、もはや完全に過去のエピソードの焼き直しになってしまっています。話が盛り上がらない上に無駄なエピソードにページを割くとか、作者に何を期待していいのかわからなくなりました。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-04-11 01:46:47] [修正:2010-02-12 03:42:47] [このレビューのURL]
4点 そうすけさん
新連載で期待していたんですが…
どうも今のところあまり好きになれません。話のテーマが「童話」ということもあってか、今まで関係ない人物は死にまくっていたのがなくなっているのが少し残念です。あれぐらい派手に人が死んでいった方が作品が熱くなる感じがします。
追記 なかなか面白くならない。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2008-09-11 16:46:36] [修正:2010-02-11 14:10:22] [このレビューのURL]
4点 十歩神拳さん
1話目をサンデーで読んだときの衝撃はここ数年の少年漫画で一番だったのですが(特に最後のページは鳥肌モノ)、数週後には読むのが苦しくなってしまいました。
鉢かづき姫というマイナーなおとぎ話に目をつけたのはさすがだと思いますが、その他の登場人物にいまいち魅力を感じません。
特に月光は無意識にうしおや鳴海、勝と比較してしまい、どうしても好きになれません。物語を引っ張る主人公が好きになれないと、当然作品自体を楽しめなくなってしまいます。
最近物語が大きく動き始めたように思いますが、それでもサンデーで連載していた前2作に並ぶ名作になるとは到底思えません。
私の中では素点は3点くらいなのですが、新境地を開拓しようとするプロ根性を作品から感じるので+1点してこの点数です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-02-10 11:15:30] [修正:2010-02-10 11:15:30] [このレビューのURL]
3点 フクポルさん
<所持歴:4巻まで。現在は売却>
とりあえず4巻まで買って読んでみましたが
藤田フィルターを通しても、読み続ける(買い続ける)のは
不可能と判断、見切りをつけました。
うしとら、からくりに及ばないのは言うまでもありませんが
1つの作品としてみても、面白さは感じられない。
個人的には、青年誌でスプリンガルドの続編を描いて欲しい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-03-02 22:18:33] [修正:2010-01-26 23:59:21] [このレビューのURL]
7点 カメオさん
テンポ悪っ!!
それでも楽しめてしまうのは藤田先生の力量というか黄金パターンのおかげです。
いや、しかしこれテンポ悪いです。
数話完結方式をとるにしても、何か一貫した物というか次につながる伏線みたいなものがそろそろ欲しい。
ちょっと風呂敷広げなさすぎな気がします。
まぁ、まだまだ序盤といえば序盤なんだけど今までの藤田漫画の「序盤」に比べたらかなり見劣りするかなぁ・・・。
追記 2009 12・1
藤田さんの漫画はほんっと尻上がりだよなw
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-02-07 10:18:11] [修正:2009-12-01 20:17:07] [このレビューのURL]
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