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6.96点(レビュー数:50人)

作者鬼頭莫宏

巻数11巻 (完結)

連載誌月刊IKKI:2003年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:28:37

あらすじ ぼくらの大切な地球に、異形の巨大ロボットが迫る!
迎え討つは15人の少年少女のみ! S
Fファンタジーの鬼才が贈るニュータイプ・アクションコミック。
(amazonより)

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ぼくらののレビュー

点数別:
16件~ 20件を表示/全50 件

8点 bugbugさん

一度読んでみると、単純に面白い
読み返してみると、伏線や設定が緻密なことに気が付き驚かされる。
ずっと我慢して完結を待って一気読みしたが、我慢した甲斐があった

あまり細かい設定を褒めると読む楽しみを奪ってしまいそうで怖いので
些細な話は割愛しますが
設定を明かすタイミングが絶妙すぎる
早すぎず遅すぎず、少なすぎず多すぎず。これが不十分な漫画が多すぎる

個々のエピソードは安定感がなかった
面白い話はとことん面白いんだが、低調なエピソードも多い

総評として、
巻数も丁度いいし脂乗ってる漫画家の優良作品

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-01-24 05:14:23] [修正:2010-01-24 05:16:12] [このレビューのURL]

9点 りあんさん

最終巻、読み終わりました。
読んだ後の喪失感が凄い作品でした。

子供たち一人一人にテーマ築き、最後まで逃れられない、
死に対する戦闘を描ききったのことが、さすがは鬼頭先生
最後のウシロの戦闘シーンなんてほとんど絵だけなのに、
あの表現だけで体が震いあがりました。

子供にしてはみんな落ち着きすぎって意見がちらほらありますが
作中ではちゃんと説明なかったけど、コエムシたちはそういう心に
何かしこりがある人達を集めてたんじゃないかな?って、読み返してみると思います。

まあ何にしても終わってからも色々考えさせられる作品だと思います。



ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-28 18:25:13] [修正:2009-12-28 18:25:13] [このレビューのURL]

9点 けけぶさん

所謂セカイ系の儚くも残酷な漫画。
少年少女15人があまりにも不条理ともいえるルールのゲームをする物語。

内容は適当に書いても、命とはどれほど存外で無情なものなのか、
その反面で命とはどれほどに尊いものなのを描いてる作品だと思います。
ソレを異様に際立たせている独特で淡白な絵からは、
死臭すら滲み出ている感じすらしてしまうストーリー展開。
また、コマ間の空白の広さで表されているコマとコマの時間関係は評価されるべきだと思う。
そして、あまりに残酷で不条理な現実に対して、
真っ向から葛藤する登場人物達の心理描写が間(ま)にも表れていて非常に巧い。
しかし、言葉では表されない心理描写を感じられるかどうかで感じる度合いが違うだろうし、
ましてこの設定や淡白な絵については好みが分かれやすいモノだと思うので評価は割合極端にわかれてしまうと思う。

※不条理ともいえるルールについてはwikiの
 「操縦と戦闘のルール」を見て頂ければわかるので興味があったら是非読んでみてほしい。

個人的に好きなので+1。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-04-15 23:26:19] [修正:2008-04-15 23:26:19] [このレビューのURL]

8点 プフさん

人によっていろんな感じ方をするんだなあと思いました。私はとてもいい作品だと思いました。
いろんな意見がありますがこの漫画の設定は「フィクション」として必要なんだとおもいます。この設定だから面白いのだと思います。内容が深く感じます。残酷な意味ではなくてです。だからその設定を最初から批判して見ないという人がいたらちょっともったいないなぁと思います。
作品を読む前にこのレビューを読んだ方はそんなに読みづらい漫画なのかと思うかもしれませんが(というか私もそんな人の一人でした)、私はとても読みやすい漫画だと思いました。でも深いのです。それがいいのです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-04-09 18:54:10] [修正:2008-04-09 18:54:10] [このレビューのURL]

9点 みかんaさん

[ネタバレあり]

ほんとにまあ鬼頭先生はよくここまで理不尽な話を思いつくもんだなと感心する。
正直な所普通ならこんな話は思いつかない。
やはり鬼頭先生は天才だと思う。

他のレビューにて、
「キャラについてあまり深く掘り下げられて描かれておらず感情移入し辛い」
というのがあったが、
今思うと確かにそんな所はある。
物語の進行上子供達は次々死んでいくわけだから、一人一人にそこまでの背景を詰め込めないのは仕方ないのかなぁと。

しかし、8巻で変わる。
カンジ編は"ぼくらの"の中でも屈指の出来だと思う。
カンジの、これまで戦ってきた仲間に対する気持ち。

「あいつらは立派だったよなあ」

この一言。
これで思わず泣きそうになった。
なんら死ぬ理由のない子供達。
しかし自分達が戦わなければ全てが消える。

子供たちは、抱えきれないほどの恐怖や不安とも戦ってきた。
寛士のあの一言の意味は凄く重かった様に思う。
本当立派です。彼らは。しかし救いがない。

作者が伝えたいのは命の重さではないかと私は思う。

戦闘描写も深い。一切情報の無い未知の敵との戦いは必見。
様々な思考が交錯して、引き込まれる。
戦いは次第に熾烈になっていく。同じく敵も強くなっていく。

続きが待ち遠しいです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-01-30 21:43:58] [修正:2008-01-30 21:43:58] [このレビューのURL]

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