ぼくらののレビュー
6点 rongaiさん
前作「なるたる」に比べたら全然軽い方なんじゃないかなあと思ったり。
感覚麻痺でも起こしたんでしょうか、あたい…。
1巻に付き3人くらいは子供が死にます…。
前作を読破しているから、
作者がどんな作風なのか免疫がある分だけ
多少の覚悟をもってして読みましたので、
子供が死ぬってことに強い不信感を抱くことがなくなりました。
何かを守るためには、何かを犠牲にしなければならない。
その何かってのが自分の命だったら…。
子供には荷が重過ぎますッ!!
しかも守るものが「地球」という漠然とした実感のないモノ。
大人だって地球規模のものを守れないのに、
子供に託すなんて辛すぎますッ!!
それぞれの想いを胸に、彼らは彼らなりに敵と戦うのです。
敵の正体が5巻くらいから明らかになるのだけど、
そこからもっと物語に残酷性が出てきます。
鬼頭さん独特な白い絵もコマ割りも健在ですので、
余計に残酷さが浮き彫りになることでしょう。
少年少女たちの「死」と引き換えの言動と心理を丁寧に、
そして残酷に描く。
究極の形がココにある。
なんだか読後に、たまらない気持ちになる作品デス。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-06-12 11:46:14] [修正:2007-06-20 19:26:25] [このレビューのURL]
9点 朔太さん
鬼頭莫宏さんの作画は、個人的にはしっくりきません。
人物の表情に抑揚がなく、人物の差異が髪型や服装でしか
見分けることができず、男女の区別すらままなりません。
本作品で最初15名もの子供たちが登場すると、
もう何がなんだかわかりませんでした。
そんな嫌悪感を耐えながら1巻を読み進めますと、もう
最後まで止まりませんでした。
最終話までの構成と展開は、始まる前から用意周到に準備
されていたかのように流れるように話が進みます。
子供たちが抱える現実と無力な彼らの悩みが浮き彫りになってきます。
15人に最初から用意されていた個性でしょう。
「人は生まれながらにして、生命に対して業と責任を背負っている」
という言葉で、全体のモチーフが構成されています。
15人の子供たちがリレーをするように命のバトンをつないで
いく姿には、人類を救いたいとか気負った正義は感じられず、
しかししっかりと身の回りの小さな家族や、残った人を想ったり、
過去の自身の贖罪だったりが動機づけになっています。
SFがベースにあるのは間違いないのですが、しっかりと
人間ドラマを描き切っており、何度も読み返したくなるような
記憶に残る作品と思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2018-08-14 02:06:06] [修正:2018-08-14 02:06:06] [このレビューのURL]
7点 森エンテスさん
世界を救う為に少年達がパイロットの命が燃料のロボット?で闘う物語。
1人の少年少女に一つの物語が用意されていて、それぞれ違った形で「自分のいる世界」「自分が守る世界」と向き合って最後の闘いに向かう姿が印象的です。
ある意味残酷な物語ですけど、メッセージは凄くポジティブな物であるように思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-10-13 08:26:59] [修正:2011-10-13 08:26:59] [このレビューのURL]
7点 頭突き串の寿司さん
なんだかよく分からないが
子供たちが死んでいき悲しみが湧いてくる そんなマンガだったように思う
話の展開はおもしろかったが
どうにも鬱的な、重い、救いようのない話だったので…
うーんレビューが難しいですね。
気になったのは子どもたちが中学生にしては大人すぎるというか
物事を達観している印象
こいつらが特別なのか?
カコのように死というものに恐怖を抱くのが普通ではないのかと思った。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-09-30 13:58:19] [修正:2011-09-30 13:58:19] [このレビューのURL]
6点 LILwayneさん
奇抜で斬新、予想外な展開はあるものの、話自体はさほど響かないし深くもない。
奇をてらっただけのマンガ。1回読めば十分。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-07-12 18:49:14] [修正:2011-07-12 19:05:49] [このレビューのURL]
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