「レト」さんのページ

総レビュー数: 45レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年04月26日

第1部ののほほんとした平坦な作風で描かれる微笑ましく時に現実的なストーリーがいいです。ただ、第2部は・・・正直微妙かな。学園生活の雰囲気が作風に合っていない感じがします。最後に明かされる事実も正直蛇足としか思えませんでした。第1部8点、第2部6点でこの点数です。

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[投稿:2009-04-11 02:32:08] [修正:2011-04-11 23:14:59] [このレビューのURL]

5点 HAPPY!

全体を通してあまりにも不快な「タメ」を作りすぎたために肝心の「カタルシス」が目立たず綺麗に爽快感を残せなかった構成の失敗例とも言える作品。
また、テニスの描写も表層的な上に試合の演出がどれもワンパターンで、作者のテニスへの知識や思い入れの乏しさが伝わってきてしまうのはスポーツ漫画としてはかなり物足りない。
綺麗にオチないという意味では浦沢直樹の作家性がよく現れている凡作。

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[投稿:2010-11-22 19:57:01] [修正:2010-11-22 19:57:01] [このレビューのURL]

井上雄彦の水墨画調の作画やキャラクターの哲学によって築かれる独自の精神世界に芸術的価値があるのは誰もが認めるところだろう。
しかし、小次郎編以降はややダレ気味であり迷走している印象すら受ける。「イノセンス」などのこの手の哲学的な作品にはありがちだが、語るに落ちてストーリーの趣旨を時々見失ってしまっているのだろう。正直、現時点では『ベルセルク』と本作、どっちが面白いかと聞かれれば「ベルセルク」と答える。
追記:最近のグダグダぶりがあまりに酷すぎるため減点。
元々、連載自体が不定期でただでさえ読者を待たせているのにこのクオリティは救いようがない。話をまとめるどころかどうでもいいエピソードばかり描いている。
公式HPの読者を舐めたような釈明といい、作家としては冨樫先生より質が悪いかもしれません。

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[投稿:2008-05-19 07:40:46] [修正:2010-10-06 16:34:16] [このレビューのURL]

一言で言ってしまえば私には合いませんでした。
素朴な絵柄とモノローグ、ほのぼのとした人物間の雰囲気の描き方に特筆すべきものがあるのは認めます。
しかし、私はどちらかといえば性悪説よりな擦れた人間なのでこのような「善人しか登場しない人間讃歌」には読んでいて歯痒さを覚えてしまうのです。
人間の罪や愚かな一面を描きつつも根底の善意を描く、というヒューマニズムなら評価したいのですが(F先生や冨樫先生など)。
ただ、主人公の「生きる歓び」を体現するような生き方に憧れたりはします。

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[投稿:2010-09-06 13:34:05] [修正:2010-09-06 13:34:05] [このレビューのURL]

6点 トリコ

フグ鯨編は面白かったです。ただその後、美食會が出てきたあたりから頭でっかちで描いている印象が強くなり、話も失速してきた印象です。計算で描くことは悪いことではありませんが、どうもその計算がみえみえであざとさを覚えてしまいます。作者が少年漫画を熟知しているのは分かりますが、作品としては看板漫画の器ではないでしょう。

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[投稿:2010-01-11 20:17:42] [修正:2010-01-11 20:17:42] [このレビューのURL]

『最終兵器彼女』を読んでからセカイ系の作品に興味を持ったのですが、ハッキリ言って期待外れでした。
人類とアンドロイドの共存を描いたラストは確かに評価すべきですが、どうして主人公があんなにあっさり救われてしまうのか。
復讐のみに生き多くの人々を殺した優が大した苦悩も描かれずに救われる様には全く共感できません。
やはり罪を犯した者はそれなりの罰・受難を経て救われるのでなければ素直な感動は得がたいです(サイカノではそれがきちんと描かれていた)。主人公に共感しにくいのはセカイ系の作品が犯しがちな失敗ですね。
加えてぢたま某による変態ネタのあまりの多さに辟易とさせられたのもマイナス。本作人気の高さは萌え要素が大半を占めるのではないでしょうか。同じ萌え要素ありのセカイ系でも『エルフェンリート』のほうが面白かったです。
やはり『最終兵器彼女』はセカイ系の作品では自分にとって唯一無二の存在だったと実感させられました。

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[投稿:2008-04-25 19:50:40] [修正:2009-12-05 21:54:23] [このレビューのURL]

7点 リアル

前半は面白かったです。野宮の不器用ながらも一生懸命な姿には心打たれるものがありました。ただ、後半からはイノタケの悪い面が出てきてしまったように思います。高橋の他の入院患者との付き合いを描いたあたりから一つ一つのエピソードが冗長になり中だるみを感じてしまいます。3人の人生が本格的に絡むあたりになるまでは我慢しますけど。

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[投稿:2009-11-14 18:49:44] [修正:2009-11-14 18:49:44] [このレビューのURL]

私も鈴羅木先生に惹かれて読んだのですが、全く印象に残らない作品でした。ストーリー展開や個々のエピソードの描き方が一本調子で拘りといったものが感じられません。鈴羅木先生の作画もバトルと著しく相性が悪く、コマ割りも含めてやっつけ仕事の雰囲気すら漂っています。同時連載を抱える先生にとってこの作品の優先順位は低かったのでしょうか。

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[投稿:2009-11-05 09:30:08] [修正:2009-11-05 09:30:08] [このレビューのURL]

9点 HELLSING

勢いだけで突っ走るような漫画はあまり好きではないですが、これだけは別格です。わずか数人程度の登場人物の間でストーリーは進みますが、スケールは壮大で特にモブ描写とアーカードの強さの演出は圧巻です。洗練されたセンスといい、細部への拘りといいヒラコーは日本のタランティーノですね。

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[投稿:2009-09-26 20:50:46] [修正:2009-09-26 20:50:46] [このレビューのURL]

試合のレベルは間違いなくバスケ漫画随一。大半の選手が3ポイントを打てるし、作戦も緻密。演出の上手さでは『SLAM DUNK』に及ばないが、SLAM DUNKが青春マンガの側面が大きいのに対し、やはりこの作品は純然たるバスケ漫画と言えるだろう。その分やや展開が一本調子になりがちな欠点があるが、バスケ好きなら必読の作品。

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[投稿:2009-08-10 00:47:12] [修正:2009-08-10 00:47:53] [このレビューのURL]