「cody」さんのページ

総レビュー数: 42レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年09月01日

新装版が出ていたので思い切って全巻購入しました。
絵は上手で自分好みの作画なのでかなりお気に入りです。
他のレビューでどこかで見たようなストーリーという意見が多いようですが、僕はそんなこともなく割と楽しく読めました。まあ王道ストーリーではありますが。
長くなりすぎずに、上手にまとめてあるのも高評価です。
そしてなんといってもロゼットがかわいい!

と、まぁたらたらレビューしてますが、やはり特筆すべきは最終巻ですね。とても綺麗に終わってますし、エピローグはものすごくよかったです。最後のシーンはなんだか涙が滲んでしまいました。それに最終巻の唯一の加筆ページであるクロノの痛哭の場面は鳥肌が立ちました。
アイオーンの動機が弱い気もしますが、そこは各自補完ということで問題ないと思います。アイオーンとクロノの関係性も個人的にかなりいい感じです。

作者の画力も構成力高いので、すんなりとストーリーに入り込めるし、基本的にロゼット・クロノ視点なので一緒にいる気持ちになれます。
このような冒険ものやファンタジーはあまり馴染みがないのですが、この漫画を買って凄くよかったと思っています。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-10-16 01:26:29] [修正:2010-10-16 01:26:29] [このレビューのURL]

アニメのドラえもんも面白かったですが、アニメしか知らない人はドラえもんの面白さの半分ほどしか味わえないと思っています。
ギャグから始まり、社会風刺・日常生活・冒険など様々な要素で構成されているので飽きることはないです。
秘密道具を悪用して失敗する話が多いですが、その分、ほかのメッセージを込めた作品が引き立っています。

よくのび太はドラえもん(と道具)に依存しているという話を聞くし、アメリカだか欧米では結構悪いイメージがあるらしいです。ジャイアンも映画との差が激しいことが取り上げられているようです。
でも、そういう人には、「とりあえず全巻読め。話はそれからだ」と声を大にして言いたい。
様々なところでのび太の葛藤や自立を描いており、その描写を引き立てるための道具であるとボクは思っている。
ジャイアンは確かにのび太をいじめていることが大半ではあるが、隣町のガキ大将からのび太たちを守り、一緒に遊び、一緒に冒険するジャイアンも描かれていることを忘れないでほしいです。

話し出すと終わらないのでここらへんにしておきますが、F先生のSFワールドとその教訓の奥深さをさらに多くの人に知ってもらいたいです。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2009-09-01 18:56:44] [修正:2009-09-01 18:56:44] [このレビューのURL]

書道を習っていた自分としてはかなり面白い漫画です。
しかし、いままで書道に興味がない人からすれば歴史とか蘊蓄は退屈な部分なんじゃないかとも感じます。(蘊蓄漫画のほとんどはそうかもしれませんね)
それ以外の部分はとても面白いですし、蘊蓄は読み飛ばしてしまえば書道に興味ない人でも関心を持ってもらえるのではないでしょうか。
字を書くことの奥の深さがよく描かれているし、字で表現することの幅の広さも伝わってきます。
地味になりがちな書の道をよりわかりやすく伝えてくれているこの漫画は書道にかかわってきた僕としてはとてもうれしいものです。

鈴里高校の部員もみんなとてもかわいいです。
望月ちゃんや加茂ちゃんや三輪ちゃんもかわいいです。
6巻7巻で登場する大槻さんもかわいいです。
そしてなんといってもツインテメガネ天然文化部部長の日野ちゃんが可愛すぎます。
お風呂で100まで数える日野ちゃんが可愛すぎます!
双子で正反対の性格のよしみがいるからこそ日野ひろみという存在が映えています。
個人的には日野ちゃんを推していきたいです。よろしくお願いします。

この漫画を読んで書道を習ってみたいなとか字を書くということに興味を持ってもらえたら幸いです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-10-20 21:42:07] [修正:2010-10-20 21:42:07] [このレビューのURL]

賛否両論ですが、僕はちせとしゅうじに感情移入できるかどうかがすべてだと思います。
なににリアリティを求めるのかはそれぞれ違うと思います。戦争の描写にリアリティがないとか、なによりも最終兵器にリアリティがないとかいう意見もあると思います。
でもこの漫画の本質はそこじゃないのではないでしょうか。極限状態での二人がどのような想いを持つのかに作者はリアリティを置いているのじゃないかと感じます。

ドジでのろまで謝ってばかりのちせは現実にはありえないようなキャラクターですが、僕はそんなちせが好きです。
最初はあり得ない設定につっこみをいれたり二人の想いに否定的な感情も出てきました。ふゆみやテツの存在も不愉快でした。
「おいおいそれでいいのかよ」って思ってみたり。でもそんなふうに二人を心配している自分がいて、「あぁこの作品にのめり込んでいる」自分がいました。

つまりそういうことなんだと思います。設定につっこもうとおもったらどこまででもつっこめる穴だらけの漫画かもしれません。でもちせが好きでしゅうじがうっとうしくてあけみがかわいくて、その関係に何か思うところがあればそれでそれでいいんじゃないでしょうか。
それじゃあ納得できないと言う人にはあまりオススメできないと思います。

最後にテツ、俺のちせに手を出すんじゃねぇ!

長文失礼しました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-10-05 06:50:07] [修正:2010-10-05 06:50:07] [このレビューのURL]

滅多に表紙買いをしないんですが、この漫画は本屋で見た瞬間に「買いたい」と思いました。
まず森薫の画風・作風に似ています。森先生のアシスタントでもしていたのでしょうか。エマをはじめシャーリーや乙嫁語りはとても好きな漫画であり、それを彷彿とする表紙だったというのが1つ。
そして黒髪パッツンショートカット(それに貧乳!)のジゼル・アランにやられました。「こんな可愛い子が出てる漫画を買わなければ絶対後悔する」と正に衝動買いでした。

内容の方は1話完結のショートストーリーで話が進んでいきます。おてんばなお嬢様のジゼルがなんでも屋になっていろいろなことを経験するというのが本筋です。内容は申し分なく、個人的にとても引き込まれるものがあります。
画力の方も向上の余地はありますが表情の作り方がうまく、なんの問題もないと思います。
表紙や背表紙のデザインも好きです。

僕の中でかなりヒット、いやホームランをかっ飛ばした作品です。
森先生が好きな方、そうでない方も是非読んでもらいたいオススメの一品です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-08-23 08:05:53] [修正:2010-08-23 08:05:53] [このレビューのURL]

僕が生物学を好きになったきっかけの漫画であり、今でも読み返しています。
なによりも西根家やH大の生徒たち、教授たちのキャラがいきいきとしているところが魅力だと思います。
狙っているわけではないけどクスッと笑ってしまうこともあり、そのシュールな笑いのセンスはとても好きです。
そしてリアルに描かれた動物たちがかわいいのなんの。
そういった点ではキャラ萌え漫画なのかもしれないですね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-08-06 22:58:35] [修正:2010-08-06 22:58:35] [このレビューのURL]

ラブコメの原点とも言える作品だと思います。
ヘタレのくせにいろんな所でフラグを立てまくってうらやましい限り。
基本的に五代と管理人さんの誤解とすれ違いでほとんど最後まで話は流れます。もういいだろってくらい誤解しあってますが、いいんです、女の子がかわいければいいんです。
最初はクールだったのにだんだん五代が気になって嫉妬し始めるあたり、とても良いです。
惣一郎さんの幻影に悩む五代と忘れられない管理人さん、そしてすべてをもらう決心をした終盤はとても印象的です。

連載から30年近く経っているにもかかわらず、僕の中ではいまだに古くさいものではなく、一刻館の住人が今でも生き生きしています。それほど魅力あるキャラを創ってくれた高橋先生はやっぱり偉大です。

ちなみにこずえちゃんがお気に入りです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-07-13 12:46:28] [修正:2010-07-13 12:46:28] [このレビューのURL]

1巻読んだときはなんか暗いなぁという感想でした。
妖怪に興味もないし、その時点でスルーしてました。
しかし、最近全巻読み終わってその感想は一変しました。これはおもしろいと。
静流と瑞生が勿怪を見たり憑かれたりしながらそのなかで様々なことを感じ学んで成長していく様がとても良いです。
確かに特に静流中心の話は暗くなり気味ですが、落ち着いた雰囲気でゆっくり読んでいられます。
他の妖怪漫画のように出てくる妖怪を退治するとか悪霊が取り殺すようなことはなく、あるがままの自然の一部としての妖怪、古くからある八百万の神様として描いているところに惹かれました。
人と勿怪が敵対することも友好的にすることもない、その独特な関係性をゆっくりした時間の流れで表しているのは宛ら夏休みに田舎へ行ったときのような気分になりました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-07-13 12:14:35] [修正:2010-07-13 12:14:35] [このレビューのURL]

自分の一番好きな少女漫画です。
十二支+αの登場人物が居るので名前を覚えるのに時間がかかりましたが、自分から見て欠点というかマイナス面はそのくらいです。
一族の呪いによってそれぞれくらい過去を持っていて、その呪いと現実の狭間で苦悶している閉鎖的な草摩家と献身的な愛を捧げる透。
ほんとに透が良い子で困っている人を見過ごせない性格なんです。自分好きなんですこういう子。
呪いのかかっているそれぞれにとって、透の役割が違い、姉であったり、妹であったり、恋人であったり、母親であったり、そのすべてに通じる愛でもって閉じた心をほぐしていきます。
抱きつくという行為は一番簡単な、しかし広く深い愛情表現だと思います。その行為を禁じられるというのは、自分から愛するということを禁じられることであり、他との間に壁をつくらざるを得ないということです。人は一人では生きていけないです。必ず他との関係があって自分が存在するのだと思います。そんな自己を完全に否定せざるを得なかった彼らをありのまま愛する透のその愛は、本当の愛と呼ぶにふさわしいものだと思います。

作風はバリバリ少女漫画だし、絵も1巻と最終巻を比べると誰ですかって感じになるし、その透のすがたを受け付けない人もいるかもしれません。でも、自分はこの漫画に出会えてよかったですし、できれば多くの人と共感したいと思っています。

(稚拙な文章故、言いたかったことをあまり伝えられてないと思います・・・。)

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-01-22 19:04:23] [修正:2010-01-22 19:04:23] [このレビューのURL]

囲碁なんて興味ないし、読んでもルールわかんないからおもしろくないだろうとずっと避けていたけど、これ、やばいですね。
おもしろい。そして熱い。スポ根にも通じるものがある。囲碁ってこんなに熱い競技だったのか。囲碁と言えば、縁側でおじいちゃんが老後の楽しみで打つイメージしかなかったので、目から鱗でした。
ヒカルの成長や佐為との別れ、ライバルたちとの戦い。どれも少年漫画として完成された一つの形だなと思います。
結局最後まで囲碁のルールは全くわかんなかったけど、それでも全く問題なく読めます。
最後の方は蛇足だという意見もあるようですが、ジャンプ的には佐為に依存した成長だけではらしくないと思います。佐為がいなくなったあとも一人で成長し続けるヒカルを描く上で大切でしょうし、佐為編に負けない熱さを持っていると思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-01-22 17:37:17] [修正:2010-01-22 17:37:17] [このレビューのURL]

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