「みかん」さんのページ

総レビュー数: 29レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年04月27日

8点 レベルE

すんごく馬鹿馬鹿しいことを、真面目に、誠心誠意真心込めて描きました、というような作品。宇宙人のバカ王子(本名)がしでかす命がけの悪ふざけと、それに振り回される周囲とのやりとりが非常に面白かったです。馬鹿と天才は紙一重、天才なのに馬鹿。実際に居たら迷惑極まりないですが、こんなにも頭のキレるお馬鹿なキャラってなかなか居ないと思います。
カラー戦隊の少年たちの話では、王子は相変わらずであるものの少年同士、少年たちと人魚の交流では心温まる描写もあり、いい具合にバランスのとれた作品だと思います。


ナイスレビュー: 3

[投稿:2009-04-28 02:43:03] [修正:2009-04-28 05:08:11] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

細々とした設定の矛盾や強さのインフレによるインパクトの失速、後半のドラゴンボールの存在意義を考えると、減点方式で8点ぐらいが妥当かな…と思ったんですが、この漫画の場合キャラクターの魅力が少年漫画では満点以上のものがあると感じられるので、結局10点に戻しました。

漫画としては決して完璧な出来とは言えませんが、「週刊少年漫画」として少年相手に最大限の面白さを与えたという意味では非常に完成度の高い漫画だと思います。その面白さの1つにあるのは、まずはなんと言ってもキャラの魅力。悟空、クリリン、ピッコロ、ベジータ、悟飯、トランクス、ヤムチャ、天津飯に餃子。桃白白、ピラフといった小悪党、フリーザや人造人間、セル、ブウといった強敵もまた劣らず魅力的。さらには非戦闘要員のブルマやウーロン、ブルマの両親やカリン様、神龍らもそれぞれに生き生きとしていて、悟空の居る世界そのものを魅力的なものに映してくれます。

初期の冒険メインの話も私は好きですが、強さを追い求める悟空の性質に焦点を当てて戦いにシフトしていったことで、強さそのものに憧れる少年たちにとって「悟空」というキャラクターは憧れの対象となりえたように思います。

また一見設定等にルーズに見える作者ですが、キャラクターの性質的な設定にはこだわりがあるらしく、ブルマと悟空をくっつけるようにという編集の注文に反対したこともあったようです。結果的に悟空はチチと、ブルマはベジータと…行き当たりばったりながらもきちんと相性の良いキャラ同士を合わせているあたりにプロとしてのセンスを感じます。

キャラの魅力以外にも、飽きさせない展開・わかりやすくかつ迫力が伝わる戦闘描写・かめはめ波や魔貫光殺砲などの真似やすく覚えやすい技・スカウターやホイポイカプセル、仙豆などのアイテム・宇宙やあの世も巻き込む壮大さ・・・。こういった点が、少年漫画として非常にハイレベルな作品であると感じさせてくれます。

ナイスレビュー: 6

[投稿:2009-04-28 04:40:16] [修正:2009-04-28 04:40:16] [このレビューのURL]

アニメから入ったのですが、漫画版は可も無く不可も無くといった感じで、現在の連載状況はよくわかりませんが移籍前までの連載分を読んだ評価としてはこれぐらいです。

アニメ版は色鮮やかで丁寧な印象を受けたのですが、漫画版は絵柄そのものは可愛らしいのに線が荒く、白黒原稿であるという意味でなく画面的に白さが目立ち物足りない印象を受けました。戦闘描写もアニメの方が動きが感じられて良かったかな。
エピソードについても、アニメの方がやや万人向けで入り込みやすかったです。

引きこもり主人公がいたずらで通販購入したドールがいわく付きのローゼンメイデンだったという設定自体は面白いし、ドール1人1人のキャラクターは良いと思います。

この手の漫画作品はあまり馴染みが無いので的外れなレビューになってるかもしれませんが、率直な感想です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-28 03:32:24] [修正:2009-04-28 03:39:02] [このレビューのURL]

連載当時中学生でしたが、少年漫画を普段読まない一般女子たちの間でも「メソ」が流行り、「ウォンチュ!」が通じる程浸透したギャグ漫画でした。(でも私の様にセクシーコマンドーの型をとる痛い女子は稀でした。)
マサルさん以降、少年漫画だけでなく少女漫画誌のギャグ漫画にもうすた風なボケやツッコミが広まった印象があります。
びっくりするぐらいの手抜き絵を挟む技法(?)や不思議な擬音のセンス、ポエムは当時は特に斬新でしたし、人間の妙に恥ずかしい一面なんかも巧く描いていると思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-28 03:12:13] [修正:2009-04-28 03:12:13] [このレビューのURL]

6点 ONE PIECE

かつて満点つけても良いぐらいに個人的には評価の高かった作品ですが、(少年漫画なのに少年に優しくない作品になってきたなぁ…)と感じ始めてから自分の熱はみるみる冷めてしまいました。
まず不満に思うようになったのは、主人公があまりに短絡的で、ストーリー漫画であるにも関わらず内面的に成長しない点。これじゃ読者の方がこの10年でよっぽど成長してるよと思えてしまって、成長してない主人公が「仲間」だ「信念」だ「信頼」だと叫べば叫ぶ程それらが薄っぺらく感じられ、読んでて苛立ちの方が目立つ様になってしまいました。

「少年漫画なのに少年に優しくない」というのは…コメント等から察するに作者は少年漫画として少年向けに描いているようなのに、長さはもちろんのこと、構成としても中途新規の少年読者向けな造りになっていないという事です。ワンピに限ったことではありませんが、青年向けならまだしも、ストーリー漫画でここまで長く、しかも途中から読み始めるには理解しづらい造りというのは少年漫画としてどうなの?と疑問です。

キャラクターに関しても、個性があるようで薄いというか…。どのキャラも作者が透けて見えていて……キャラが動いてストーリーが進んでいくのではなく、作者がもっていきたいストーリーに合わせてキャラの言動が動かされてるように感じられるためか、いまいちキャラクター個人にハマれる程好きにはなれませんでした。

ただ、少なくとも個人的にはチョッパーがクルーに加わるあたりまでは上記の点は気になる程ではなかったし、純粋に過去エピソード等にも涙したし、少年漫画としての魅力も十分たっぷりあったと思うので6点で。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2009-04-28 02:02:43] [修正:2009-04-28 02:02:43] [このレビューのURL]

8点 DEATH NOTE

[ネタバレあり]

連載中はコミックス発売まで待てず、ジャンプを久々に立ち読みするようになる程続きが気になる作品でした。先の展開が予想の斜め上をいくというか…センター試験で月の後ろの方にLが座っていたヒキなんかは、ゾクゾクきました。

後半は前半に比べやや物足りない感じはありますが、面白く鮮度も比較的保ったまま終わってくれたのは良かったです。Lという魅力あるキャラが死んだのは非常に残念ですが、記憶を無くした時点で月の勝利が決まっていたという展開は面白かったし、終わってみればほぼ満足に楽しめた作品でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-04-28 01:05:30] [修正:2009-04-28 01:05:30] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

キャラクター一人一人が非常に魅力的です。次女ほのかの彼氏も、実際居たらあまり関われない苦手なタイプだけど、どこか憎めない。作者はどんなキャラクターも巧い具合に魅力的に描くのが上手だなぁと思います。
3巻でのうららの登場には驚いたし少女漫画的には掟破りな展開だったけど、相性としてみるととても納得のいくラストだったしキュンときました。どの話も読後感が温かくて素敵です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-28 00:45:35] [修正:2009-04-28 00:45:35] [このレビューのURL]

面白いんだけど、1度読んだら読み返さないのは私がキャラクターにあまりハマれなかったのが原因かなと思います。逆に、キャラにハマれたから何度も読み返すぐらい好きになれた読者は多そうだな、という印象をもっています。
クラシック音楽をメインに扱っていても堅苦しくなく、しかしクラシックというものをちゃんと丁寧に描いているという点は、長くクラシックに親しんできた自分にとっては好印象でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-27 22:10:18] [修正:2009-04-27 22:10:18] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

欠点だらけなのに魅力のあるキャラクターたちが織りなすドタバタな世界が、楽しく面白い作品。ヒロイン(?)あかねは東風先生を好きなんだけど彼はかすみお姉ちゃんに恋していて…という初期の恋模様は、ベタながらも純粋で、その様子を何となく気にかけている乱馬という図もまたくすぐったくて良かったです。
乱馬とあかねのやり取りにニヤニヤするのはもちろんのこと、ギャグ漫画としても存分に楽しめる作品だと思います。
個人的には中・長編のバトルメインの展開よりも、日常のギャグ寄りのお話の方が好みでした。(恋愛要素の強い真之介編は大好きです。)

ナイスレビュー: 2

[投稿:2009-04-27 21:59:28] [修正:2009-04-27 21:59:28] [このレビューのURL]

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