「notatall」さんのページ
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5点 蒼天航路
正史が正統であり、演義はフィクションである。
演義に基づく横山三国志がそのまま蜀よりの視点、
蒼天航路では、魏視点による演義なみの脚色が行われている。
が、どちらも読者が楽しめさえすれば、何の問題もないだろう。
しかし個人的には、
歴史を取り扱うフィクションにおいては、どのジャンルの創作物であっても、重要なのは説得力ではないかと思う。
その点で、この漫画に高い点数はつけられない。
一例を挙げれば、劉備・関羽・張飛の異様なまでの絆が、何からもたらされたものであるかを、侠によるものとすら、言及していないあたりである。
(キリスト教的性倫理に縛られた我々は、立ち入らない方が無難か?)
三国志。ひいては歴史浪漫への入門書としては、演義程度に評価できるが、読み直すことはない。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2010-07-18 21:32:47] [修正:2010-07-18 21:32:47] [このレビューのURL]
裁判の傍聴を漫画にするという、客観視の客観視
当たり前のことだが、罪を犯した者が裁かれ、罪を犯すしかなかった者も裁かれる
自分には裁判など他人ごとだし、犯罪自体他人ごとだと思う
そんな意識で読んでいたが、何度も胸が詰まる思いがした
内容を、どこまで真に受けていいものかわからないけれど、リアリズムを感じる
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-01-25 12:27:35] [修正:2015-01-25 12:27:35] [このレビューのURL]
7点 宇宙兄弟
ちょっとダレできたかな。
物語の最後に、ムッタとヒビトが月面で握手する構図がだいぶ前から目に浮かんでるけど、その前に脇キャラの処理をしたがってる感が強い。
せりかさんが新薬の実験を開始して、ケンジくんが小惑星に降り立って、順風満帆で主要キャラがぽんぽん打ち上げられたら物語にならないから事故の一つも起きて、、、
と、ここまでやると引き延ばしという非難が出まくるだろうから、そこそこのトコで兄弟そろってうちあげるのか?
まぁ。。。なんでもいいんだけど、やっぱり庶民が成り上がってく姿こそこの作品の魅力だったわけだから、宇宙飛行士になってしまった以上、もう踏切終えたスキージャンプみたいなものなのではないだろうか?
と、ハルジャンにかけてみたふりをして実はそっちは未読でふ。読む予定もありませんw
あなたにも、夢を追う力をくれるかもしれない作品である。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-08-18 04:08:08] [修正:2013-08-18 04:08:08] [このレビューのURL]
7点 へうげもの
諸説ある戦国譚の中で、もっとも眉唾なものを集めることで構成された作品。と言えば褒めてることになるだろうか?
こう徹底的にあり得ない逸話で史実をなぞられると、いっそ爽快ですらある。
劇中では徳川の世となり、いよいよエンディングが近づいてきている。
正直、あまり読みたくない。
予想通りだったら萎えるし、予想外だったらもっと萎えるだろう。
キャラが明るく生き生きとしてるし、ディフォルメもなかなかの妙。
見開き4ページの構図なんかも、マンガ史上初なのでは??
数奇や茶道に興味を持たせてくれた点で加点したかったところだが、まじめな作品とは言えない気がするので、やめておく。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-08-18 03:22:24] [修正:2013-08-18 03:22:24] [このレビューのURL]
7点 怪物王女
はっきり言おう。スタトレ臭が好きだww
シリアス?ミステリアス?ホラー??
どーでもいいw
かの作品に共通した、曲折あって元の木阿弥。ってオチをきちんと再現している。よって、進展はほとんどない。それこそがスタトレ臭w
アノ、両さんも一攫千金を目指していろいろ頑張り、ほぼ手中にする。が、オチはやっぱり元の木阿弥。
もちろん、それでいい。
その程度の作品。
この作品を通して、作者が伝えたいメッセージなどないのだから。
したがって、ドコから読んでも問題ない作品であり、時間の経過とともに作風が大きく変わるということもない。
つまり安定感はある。
キャラも、女性中心で華やかさがある。
一応、メインとなるストーリーは牛歩ながら進んでいるし、打ち切りが決まるまではだらだらと引き伸ばし、決まり次第、ストンと決着を付けることもできるだろう。
キャラの衣装にほぼバリエーションがないトコロは残念。
その意味、竜ボールのブルマって、画期的だったのかもしれないなー
キャラに数がいる上、顔での書き分けがほぼない。その上衣装まで変化させたら読者がついていけない可能性もある。
んが、
是非挑戦してみて欲しいものである。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-10-16 05:03:57] [修正:2011-10-16 05:03:57] [このレビューのURL]
地味な作品だと思う。
実に地味だ。
ラブストーリーに揺らぎがあるわけではないから、主人公の想いは、時間はかかるがそのまま遂げられる。
バトル的な要素もない。
そもそも、これといった事件がないw
つまらんという人の気持ちはわかるし、連載中、つまらんとしか思っていなかった。
なのに、なぜ私は、今になって何度も読み返すのだろう?
人がまごころ込めて何かを愛しめば、きっと報われる。
そんなメッセージを受け取っているからだろうか?
いや…。
それだけでこの全26巻を読み返す気は起きないだろう。
読み始めれば、引き込まれるだけの面白さはある。
日常の描写ばかりなのにも関わらず。
謎多き、地味な、作品である。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-07-09 18:20:02] [修正:2011-07-09 18:20:02] [このレビューのURL]
10点 SLAM DUNK
なにやら見当はずれなレビューが目に付くので物申したい。
春、体格にも運動能力にも優れながら、FA状態で入学してしてきた高校生がいる。名を、桜木花道…。
作者がバスケを描く気でいた以上、主人公の身体的な設定は譲れない。背が低かったり、虚弱だったりさせられるハズがない。
が、しかし…。
こんな逸材がFA状態で入学してくることが、現実的にありうるだろうか?
逸材である以上当然、中学時代すでに、格闘技などのスポーツ関係者から注目されていたはずである。
答えはイエス
ヤンキーならばありうる。それも気合が入ってない、中途半端なのがいい。ケンカにあけくれる青春群像を描きたいワケでもないのだから。
ただ、そんな中途半端なヤツが、高校入学と同時にバスケに目覚めることがありうるだろうか?
答えはノー
入学まで中途半端だったのに、突如としてバスケ(に、限らずスポーツ全般)に目覚めることなど、ありえない。
したがって強烈な、されどバスケとは無関係の動機付けが必要となる。
それが、「バスケはお好きですか?」
と尋ねる、遺伝子の奇跡とも、複雑な家庭の事情とも噂される、天然娘の存在である。
しかもこの恋は、実ることがない。
もしもすんなり実れば、花道をバスケに引き止める動機は消える。根の、中途半端なコゾー戻っただろう。
よって必然の片想い。そして片想いの相手も片想い。可能性をゼロにして、花道があきらめても、物語は続かない。
これをラブコメと言うのは、どうだろう?
必然の設定を描いただけではないだろうか?
逆に言えば、この設定ナシで、
中途半端ゆえにFAの逸材を、突如バスケに縛り付ける手段があるというなら、あなたは作品を送り出す側に立つべきだろう。
無論、大衆に違和感なく受け入れられるものであることが前提である。
これらを見事にまとめあげた序盤を、冗長とするのであれば、
あとは入学と同時にバスケに燃える少年たちが集まる、そんな高校を舞台にするしかない。
そんなコトが商業的に許されない状況なのは、今も当時と、さして変わらない。バスケは決して、「商業的な」人気スポーツに成長していない。
加えて、
花道が全くの初心者としてバスケに接したことは、ほとんどの読者と同じ目線に立ち、親近感を持たせた。影響されてバスケをはじめたという人が、正にそれである。
それがバスケの強豪校が舞台だったとしたら、そんな影響を与えられただろうか?
ゆえに、
多くの人を、花道と共に、いつしかバスケに引き込んだ序盤こそ、この作品の真に賛辞すべき場面の一つだ。
しかし花道は所詮素人。
ゼロからのスタート。
このことが、
私を含めた多くの人を嘆かせる、あの最終回への必然でもなかっただろうか?
逸材は、
赤木に基礎を叩き込まれ、ドリブル、パス、庶民のシュートを身につけていく。
更にリバウンド、スクリーンアウト、フリースロー。
そしてゴール下をへて、左手は添えるだけ。にたどり着く。
言わば、これが花道の最終形態なのである。
もっと言えば、花道はこれ以上の、成長を必要としないのである。
だとすれば、
物語が終わりを迎えたのは、当然ではなかったか?
仮に続けるなら、3ポイント、人徳、スタンド、スペシウム光線あたりを身に着ける物語と成り果てていただろう。
スーパーサ○ヤ人の物語が、どれ程しょうもない読後感を与えるかは、それぞれの体感に任せる。
花道は、どこまでも花道だからこそ、魅力的なのだ。
確かにインターハイ、3戦、4戦と勝ち抜いていって欲しかった。しかしこれこそが、大半のスポーツ漫画とは、格の違いを見せ付けてくれてるとも言える部分だ。
全ての作品が、甲子園の決勝までを描ききる必然性など、まるでないではないか。
しかも入れ替わりの激しいトーナメント。
相手選手の回想シーンだけで、どれだけの項を費やしてしまうかを想像してみるといい。
それを、わずか2戦。
その時、最終形態となった桜木花道に、必要だったのは何か?
ここに作家の、恐るべき深謀があるのだとまで言えば、それは傾倒し過ぎだろう。
名は、なんとなく付けられたのだと信じたい。
少なくとも、クライマックスとなる試合だけは必要だった。
緒戦は、大した評価もない豊玉。
私達はこの緒戦で、インターハイの底知れなさを知る。
次いで2戦、王者山王を前に、ぽよんぽよんまでもが動く…。
ヤグラのとなりがラスボスだと、誰が予想しただろう?
勝ち上がって行く様子を描くしかなかったトーナメントを、そう描かなかった作品を、私はこの他に知らない。
ここでは、わずか2戦で、王者に挑めるシステムであり、ゆえに白眉だ。
確かに、まだまだまだまだ続けて欲しかった。
回収されてない伏線も少なくない。
しかし花道の成長が頭打ちになった上に、最強の相手とのクライマックスも終えた。
終焉は、やはり必然だったのだろう。それでも嘆きを禁じえないからこそ、我々は作者の思うツボであり、
同時にココで終わるのがよかったのだと確信できる。
はっきり言おう。確信できる者が、この作品を理解しているのだ。
あのラストパスに心を奮わせる力があると感じるなら、
なぜそんな力を持つのか、という問いに答えられるはず。
決して、最初だったから。だけではない。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-07-09 13:42:44] [修正:2011-07-09 13:42:44] [このレビューのURL]
10点 寄生獣
まさに不朽の名作。
根底にある壮大なテーマを読者それぞれに考えさせるあたりは、結論を押し付けてこないだけに、またそれにも拘らず、奥深い。
そしてこの点を抜きにしても、寄生生物たちとのバトルや心理描写で魅せる。
しかしスプラッタ耐性のない人が読んではいけない。
それからどこぞのホラー映画のぱくりぽい部分があることには目をつぶってあげよう(笑)。
必読中の必読。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-07-18 21:45:26] [修正:2010-07-18 21:45:26] [このレビューのURL]
7点 鬼灯の冷徹
地獄という非現実を、現実で味付けした漫画
出落ち感が強い
女性作者の女性らしい嗜好が随所に伺える
設定からギャップがあり、そこを楽しめるかどうか
うんちく雑学が多いので、その辺に抵抗がないかどうか
作者はきっと犬を飼ってると思う
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-01-25 11:22:39] [修正:2015-01-25 11:22:39] [このレビューのURL]
6点 めしばな刑事タチバナ
やっすい食い物への愛情がハンパないw
炭水化物LOVEがコレでもかってくらい伝わってくる
ついつい一人飯したくなる。やるじゃないの
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-01-25 10:59:35] [修正:2015-01-25 10:59:35] [このレビューのURL]