「水鏡」さんのページ

総レビュー数: 73レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年01月19日

漫画しか見てないです。

原作を読んでないのにこの作品のシナリオや構成について触れるのは違う気がするので、
噂の「カリカリモフモフ」のシャナのかわいさに6点。

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[投稿:2008-03-17 05:46:23] [修正:2008-03-17 05:46:23] [このレビューのURL]

ペトラ編が始まってからを第2部、それまでを第1部と勝手に定義しますが
第1部前半から終盤までに漂う全体の悲壮感や、それぞれに個性あるフラテッロ(兄妹)の描かれ方は文句無しに作品に引き込まれました。
悲しいだけではなく、それぞれのキャラクターにそれぞれの希望の形があり、
その希望の起源や行き先が更に心に突き刺さるような形でもって悲しさを増幅させます。
凄いですよね。作者がどんな心境でこんな温もりさえ感じる描写と絵柄でこんなドス黒い悲劇を表現してるのか、想像もつきません。
終盤は引き伸ばし感が漂い始めた気がした矢先、ピノキオ登場からのメリハリある流れでうまく締めたといったところで、全体としてきっちりした作りだったと思います。
第2部になって新しい展開が始まり、これもそれなりに盛り上がってきてはいるのですが、
途上なので評価はしきれないのが正直なところです。期待感はまだあるのですが。

ただ、第1部終盤からの急激な絵柄の変化は正直残念な結果に思えます。未だに馴れません。

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[投稿:2008-03-17 05:41:42] [修正:2008-03-17 05:43:25] [このレビューのURL]

作品全体に満ちる古賀節は相変わらずなんですが、
いまいち決め手に欠けるというか、抑揚が少ないというか。
音速丸と同じことやってるのになんでか三蔵太郎だと面白さが減退しちゃうんですよね。

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[投稿:2008-03-17 05:29:37] [修正:2008-03-17 05:29:37] [このレビューのURL]

まだ一巻だけしか読んで無いのですが、
メイド喫茶を題材としながらも作品全体にただよう重苦しい雰囲気、
登場人物の屈折っぷりが只事では無いです。
当事者ではないので憶測なんですが、
メイド喫茶ファンの人の心にえぐり込むような「裏側」的な描写の連続で、
浮世離れした設定でありながらも生々しく地に脚がついているという
矛盾した内容が読んでいて居心地の悪さを感じさせます。
しかしながら、この居心地の悪さが意図的に作られた物であり、これが作者の作風であるという点もまた感じられる事から、
どういう形であれこの「表現」の完成度は評価せざるを得ません。

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[投稿:2008-03-17 05:13:15] [修正:2008-03-17 05:13:15] [このレビューのURL]

『ヨイコノミライ!』も『メイド諸君!』もまだ始めの方しか読んでないんですが
作品を通して透けてくる作者の情念が凄いですよね。
姉妹愛、同姓愛、郷里愛
どの愛もこの愛も一歪みして描かれていて、
鮮烈な読後感を与えてきます。
この漫画家は心をえぐる透明ナイフを何本持っているんでしょうか。

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[投稿:2008-03-17 04:55:33] [修正:2008-03-17 04:55:33] [このレビューのURL]

『あずまんが大王』で培った空気感や行間の表現法などが見事に大成した作品であると思います。
何の気なしについ読み返してしまう居心地の良さがこの漫画にはあり、
よつばを中心に切り取られた世界は非現実的ながらも温かな熱を帯びたリアルな現象的意識をもたらしてくれます。
更に最近はシンプルなよつばの表情で多彩な情感を表現する事に成功しており、まさに
あずまきよひこは むてきだ
といった感じです。

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[投稿:2008-03-17 04:46:52] [修正:2008-03-17 04:46:52] [このレビューのURL]

表現したい事だとか、内に込めたいメッセージだとかは読み取れるのですが、
如何せん絵による繊細な表現がそれについていってない「惜しい」漫画であると思います。
しかし、その点も最近は向上してきているのが感じられ、
話の展開的にもこれからが楽しみです。

でも、作画そのものに関しては初期の線が太い頃の方が好きだったり……

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[投稿:2008-03-17 04:37:43] [修正:2008-03-17 04:37:43] [このレビューのURL]

やってる事は毎回大体同じなんですが、
勢いのある展開の中で、時々笑いのツボを直撃されることがあって油断できません。

井上先生の間違った方向に飛びぬけたセンスが遺憾なく発揮されていて、
笑いを含みながら読める漫画ではあるんですが……
アクが強すぎて人を選ぶのは確実です。

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完結したんで以下加筆。
終盤に入ってややパワーダウンした印象。
真面目な恋愛展開になったので多少シリアスになったのは仕方の無い事だとも言えるのですが、
シリアスとギャグの緩急も曖昧で全体的に微妙さが漂ってました。
てことで後半部で一点マイナスです。(2008/3/17)

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[投稿:2006-02-11 11:33:55] [修正:2008-03-17 04:32:49] [このレビューのURL]

一巻を読んだ限りでは、
いつもの皆川先生だなーという感じ。
こう、物語前半のキャラと世界観がどんどん掘り下げられてく展開って読んでてワクワクしますよね。
「ARMS」の最初のあたりもそうだったなぁと思いつつ暫定的に点数のみに近いレビュー内容で6点です。(2008/3/17)

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[投稿:2008-03-17 04:14:23] [修正:2008-03-17 04:14:23] [このレビューのURL]

「ゾンビもの」によくあるシーンや展開に近代漫画的要素をミックスして
とにかく描きまくりました。みたいな漫画です。
原作者がついてるとは思えないほど展開や登場人物の心理に一貫性がありません。
混乱した状況の中にいるから、と言えばそれらしいかも知れませんが、
その混乱の描写も中途半端なので説得力はなく、なんだかキャラクターの心理が一段浮いているような印象を受けます。
描きたいものだけ描いてる感が凄いです。
ここまでシンプルに「やりたい事」が伝わってくるとむしろプラスに感じるので、こちらも読んでて結構楽しくなります。
「ゾンビもの」が好きな人はこれを読んで「あるある」とか「あ、これは○○にあったシーンだ」とか考えるといいんじゃないでしょうか。

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[投稿:2008-02-22 14:02:19] [修正:2008-02-22 14:02:19] [このレビューのURL]