「jdf54j」さんのページ

総レビュー数: 96レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年10月07日

基本1話完結ストーリーの詰め合わせなので
全巻揃える必要もなく、1巻の完成度が郡をぬいていると思ったので
自分はこの『第1巻』についてだけレビューします。
2巻は第1話のお婆ちゃんの話とアスリートの話の2編のためだけに
購入してもよい位の出来。
考古学色は薄れていくが、他の話もサスペンスとして十分楽しめる。
3巻以降ネタギレか、普通の人情話が段々増えていく。

元軍人で考古学者で保険屋のキートン先生が
発掘遺物の物損保険や相続、鑑定等々の問題で保険屋として
依頼者の元へ出向き、持ち前の考古学知識と軍事サバイバルの知識を
活かして解決していくというのがおおまかなストーリー。
まずこの相性が悪そうな3つの要素が調和してるのが素晴らしい。
序盤は考古学の知識に元づいたサスペンスですが、結末にいたる伏線の
巡らし方が見事、各話の登場人物をないがしろにする事もありません。
後半は常に武器道具を携帯しない先生が、遺跡やらに転がっている
自然物や廃材を組み合わせた即席アイテムで困難を乗り越えていく
展開が素直にカッコイイ。
最後にオチらしいオチをキチンと付け、風呂敷を畳みます。
これを各話短いページの制限でこなしているのだから恐れ入る。
先生は頼りなさそうなちょっと間の抜けた人相で、暴力は好まず、
情熱はありますが必要以上のセリフを喋りませんので
説教臭くならないのもポイント。

これ本当に浦沢先生が描いたのか?と思えば共著でした。悪しからず。
とりあえず1巻見かけたら読んでください。
昔の名作ではなく、現在でも通用するクオリティだと思います。
ちなみに自分は今日初めて読みました。

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[投稿:2010-12-22 02:24:52] [修正:2012-02-07 20:33:04] [このレビューのURL]

たった一つの企業によって牛耳られた暗黒街の秘密を探るため、
その企業の一員となって単身立ち向かう潜入捜査官の姿を描く。
B級映画が好きな作者によるB級ドラマ(良い意味で)
ストーリーはもちろんの事、殺陣にもアイディアがたくさん詰まってて
3巻までは尻上がりに面白くなっていく。
ヤンジャンらしく非常にわかりやすい内容なので
万人にオススメできる。4巻以降ネタギレか、6巻で打ち切りに。
銃でインファイトしてたり滅茶苦茶なんだが(意図的にやってる)
構図やコマの決め方が上手で、単純に見てて面白い。
明らかに映画の影響を受けているのが見て取れる

ストーリーも常に読者を(いい意味で)裏切っていこうとする
姿勢が素晴らしい(3巻までは・・・)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-11-30 23:10:32] [修正:2011-11-30 23:18:37] [このレビューのURL]

高度にネットワーク技術が発達した近未来を舞台にしたアクションSFで
1巻はポリスアクション、2巻は電脳戦を中心に話が進んでいく。
1巻と2巻は作者も巻頭で詫びているが世界観を共有している以外は
別物であり、1巻はともかく2巻の電脳戦は洪水のように専門用語が
飛び交い、自分の知識不足で話の面白さを判断できるまでには
至らなかった。なので1巻のみの評価。

詳しくは見てないが、アニメ版のシリアスでスタイリッシュな描き方に
対して漫画版はドタバタアクションとでもいうべきか
キャラが2頭身になって粋なジョークの1つも言うような
割とポップな雰囲気になっていて、自分は漫画版が断然好み。
基本政府の要人の悪巧みを公安が阻止する話の繰り返し。
人々は当然のように機械が組み込まれた義足やら義手やらを使い、
それらに無線?ネットを介してプログラムをインストールしたり、果ては
精神までもネットで行き来できたりするので、(人やアンドロイド同士で
ネット通信してる場合、遠隔で相手の脳を乗っ取る事も可能)
銃弾とネットの情報が乱れ飛び、かなり混沌としている。
他の人も描いているように91年でこの世界観、作者は相当のSFマニア。
あとフチコマが可愛い。

繰り返しになるが、1巻の時点で理系専門用語は他の漫画に比べ多め。
(知らなくても前後の会話でニュアンスは理解できるが)
だが2巻は1巻の比ではない。大体の人は1巻は楽しく読めても
2巻で挫折すると思う。

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[投稿:2011-07-07 03:45:15] [修正:2011-07-15 01:04:57] [このレビューのURL]

(ゲーム)業界に熱意だけで飛び込んできた主人公が
現実に打ちのめされながらも孤軍奮闘していき、冷ややかな態度だった
同僚と少しずつ打ち解けていき、自分を見つめなおすといった
よくある話といえばそうなんだけど
キャラの相関図が始めからしっかり作られていて、最初から
明確なラスボスを置いている点で楽しめた。
巻数が進むと、もう一人の主役である坊主頭のプログラマーの、
かつて在籍していた大手ゲームメーカーとの確執やら
色々見えて盛り上がっている。
バンビーノみたいなのが楽しめるなら。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-03-06 08:28:48] [修正:2011-03-30 10:38:48] [このレビューのURL]

コミックスを全巻売ったものの結局コンビニ版で買い戻すという
不毛な買い物をさせる位面白いようなそうでないような魅力がある。
常識を超える生真面目人間伊藤、ワガママ王子の三橋、
笑いすら引き起こす程のバカ、今井。
3人がボケ役でツッコミ役という安心の布陣。
下ネタ時事ネタ勢いだけで押し切るようなネタはほぼ使わず、
微笑ましいコントでも見てるような健全な笑いが見れる。
3人とも漫画史上稀に見る良キャラ。特に今井ほどバカという言葉が
相応しいキャラがいただろうか。連載終了後、本誌で今井の
スピンオフ読みきりが描かれるほど人気があった。
不良漫画なのに絵が可愛く、基本みんな仲良し。悪さといっても子供の
悪戯程度なので不愉快に感じない。

漫画史上の傑作とまではいかないが、たまにムショウに読み返したくなる。
藤田先生、高橋先生には悪いが、個人的にこの漫画が当時の週間サンデーを
一番支えていたと感じた。38巻と長丁場だが、他の漫画と比べれば
そこまで劣化する事もなく終了した稀有な作品。

連載当初は絵も内容も荒れてるので、読むなら12巻前後からがおすすめ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-01-30 21:36:23] [修正:2011-01-30 22:00:24] [このレビューのURL]

1-4巻の評価。作者はアジアンパンクを目指して描いたとの事だが、
単行本を読めばわかるようにAKIRAが大好き。
(散って擬音語とかそのまんま流用)
和服を現代風に着崩したファッションや、配管が所狭しと
オリエンタルな街中の建物に張り巡らされていたりと
独自の世界観を作り出している。
波の国編が最終回でいい位の締め方で、新キャラも続々出てきて
ワクワクしてきたと思ったら・・・

無理して週間連載重ねる位なら、ネタが出るまで
休載してくれた方がマシ・・・
まあ普通は会社が許さんのでしょうな。
自分の中では今でも第七班と一緒にナルトが任務をこなしてる日々が
続いてると脳内保管してる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-27 22:03:44] [修正:2011-01-17 01:32:35] [このレビューのURL]

7点 ORANGE

クラブ経営やサポーターを絡めたリアルな側面を描写してますが
かなり噛み砕いてわかりやすく描いているので、低学年層でも
その面白さが理解できるのではないでしょうか。
必殺シュートは撃ちませんが、絵柄や設定が少年漫画的なので
そこを受け入れられるかどうかで楽しめるかが変わってきます。
(赤貧クラブオーナー兼貧乏スポンサー会社の社長である女子高生、
寮が無いのでその女子高生宅に選手が寝泊りする、ベタな悪役等、
また貧乏ネタ多し)
絵柄のせいかほのぼのした雰囲気の漫画ですが
けなげに奮闘する女子高生オーナーがマスコミや市民団体にバッシング
されたりと見ていてキツい場面も多く、子供でもわかる成人向け
の内容になっていると思います。

ドン底から1部リーグ昇格するまでの1年を描いた、
サクセスストーリーというより死地から生を掴むためにもがく
人間ドラマ。どのキャラのセリフも嫌味が無くて
気持ちよく読めました。無駄に引き伸ばさず13巻でスッパリ
話を締めています。個人的には基本的な設定は変わらない
ジャイアントキリングよりこちらをオススメします。

最終戦の前2戦が熱い!初めてサッカー漫画で涙目になりました。
この漫画の知名度もっとあがって欲しいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-07 13:29:02] [修正:2011-01-17 01:29:48] [このレビューのURL]

対ゴキ用幼女型小型戦闘ロボという設定にやられた。
あのいまいましいゴキを退治してくれるロボがいたらどんなにいいか・・・
ホイホイさんは可愛くもあるが、ゴキ退治の後は
死骸や体液ベトベトで見れたもんじゃなく、
触りたいけど触れないというジレンマを楽しむ漫画。
登場人物を最小限に抑え、1巻で十分ホイホイさんの魅力を
引き出せたと思う。
ちなみにプレステでゲームにもなって、フィギュアはプチプレミア。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-24 03:15:24] [修正:2011-01-17 01:26:07] [このレビューのURL]

7点 蟲師

平たく言えば妖怪が原因で困ってる人々を助けるストーリー。
もっとも妖怪というより現象に近いが、一応姿形はある。
妖怪を通じて物の善悪を諭す寓話ではなく
原因から結果に至るまでを楽しむ不条理SFに近い。
話によっては報われない結末を迎えるケースもある。
一見雰囲気を楽しむ漫画のようだが、どれも捻った設定の割に
起承転結がシッカリしていて話をうまくまとめている、
万人が楽しめるタイプの漫画だと思う。
1巻は良作が多いが、2巻以降除々にネタ切れ気味。
江戸辺りの世界観だが、主役だけYシャツにチノパン等現代を匂わせる

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-29 04:41:00] [修正:2010-12-29 05:08:43] [このレビューのURL]

武侠漫画。戦では大局を描きつつも弱小の主人公サイドの
局地的な戦闘も描いていて、それが段々大局に影響を与える
話の作りになっているのが高評価。
巻が進むと1つの合戦描くのに2巻位消費したり、連続で合戦の
話が続くと読んでて疲れるのが難点。
合戦以外の人情話がややありきたりなのも。
1?5巻までは文句なくおすすめ。
主人公はうしおととらのウシオまんまで、
まっすぐだけどちょっとバカ、そこそこシャレもわかる人情に厚い
熱血漢です。
突っ走る主人公をフォローする理知的な仲間が常にいるので
話が締まってるのもいいですね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-28 20:45:00] [修正:2010-12-20 00:54:50] [このレビューのURL]