「N0B」さんのページ

総レビュー数: 50レビュー(全て表示) 最終投稿: 2012年04月27日

完結しています。 全巻読みました。
おそらくドラゴンボールあたりの時代に築かれたジャンプの王道バトル漫画のラインを、一応なぞりつつ斜め上を超えてきた感じ。

バトル漫画って迫力だったり臨場感とか緊迫感とかバトル時のシーンだけでその他がクソみたいな感じでもそれなりに読める場合が多いが、キャラ・ストーリー・絵と、どの角度から見ても穴が無く、もちろんバトルシーンも文句なしで面白い。

設定がしっかりしていて、キャラが立っている方がバトルにしても何にしても話に奥行きというか深みが出るもので、凝った設定、凝った能力であればあるほどバトルも面白くなる。
しかしキャラごとの能力の説明やら前提条件の説明話がかったるかったり、いざバトルになった時にせっかく作ってきた設定に無理や矛盾が生じて、ウリのはずのバトルシーンがしらけたり、大事なところで主要キャラがキャラ崩壊起こしたりする漫画がけっこうあるが、この漫画は全てを「良い前フリ」にして話を自然に盛り上げてバトルにつなげる上手さと、その圧倒的な構成力はもはや匠の業と言っていいと思う。

そういう意味ではものすごく緻密に計算された作品であり、単純に力対力のバトルに飽きてる読者や、厨二すぎると引いたりする読者、王道バトル物はひと通り読んできた読者層にそれでも面白いと思わせる絶妙な空気の読み方も流石。

バトル漫画というジャンルでは、この作品が面白いかどうかとかよりも、超える漫画がこの先出てくるかどうかの方が不安になるレベル。

欲を言えばもう少し休載せずに描いて欲しかった。 
長期休載の(いや長期連載かも)影響か、急に絵や話が雑になることがありますが、相対的に考えて近いジャンルでこの漫画より面白いという作品を探すのは非常に難しいので、誤差の範囲内みたいなもんだと思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-08-20 15:36:51] [修正:2012-08-20 16:03:39] [このレビューのURL]

完結しています。全巻読みました。

もはや語るまでもない名作中の名作。
子供の頃から枕元に全巻置いて数え切れないぐらい通しで読んだ自分にとっての人生のバイブル的な漫画。
この漫画に10点をつけなかったら、他のどの作品にも10点は付けられない。
10点ッ つけずにはいられないッッ! というテンションで10点です。

何度も読んでますが、何度読んでも面白い。というか一回通しで読んだ程度ではこの作品の本当の良さは分からないでしょう。
また、一回目よりも2回目、3回目読んだ時の方が面白いという珍しい漫画でもあります。

最近でも世の中ではまた何度目かのブームが来てますが、少年漫画の金字塔的な作品でも、ここまで長年話題に上り続ける作品は他にありません。
世の中の作品に対する認知度はドラゴンボールやスラムダンクの方が上だと思いますが、ディープなファンの多い漫画としては、ジョジョを上回る作品は無いような気がします。
この作品を一番に挙げるような読者は、きっと他の漫画では考えられないくらい何度も読み、その度に面白さを痛感しているのだと思います。分かりますその気持ち。もはや愛ですね。

ストーリーもキャラクターもバトルも全てが面白く、深く、熱いのですが、敢えてココがすごいというのを挙げるなら、「心理戦」だと思います。
3部のVSダービー兄、4部のVSじゃんけん小僧など、肉弾戦の無い心理戦のみのバトル展開で、あそこまでクオリティの高いバトルを描けるところが素晴らしい。
じゃんけん小僧とか、あんなに息の詰まるような迫力のあるじゃんけんは、後にも先にも荒木先生以外には表現できないでしょう。

初めて読む方は3部か4部あたりから読むと入り易いと思います。
絵が苦手という方も多いのではないかと思いますが、不思議と読んでる間に絵も好きになりますので大丈夫です。万が一、読んだけど絵がダメだとおっしゃる方がいるのなら、その方のセンスがダサいので諦めましょう。

個人的には第五部が一番好きです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-04-16 15:26:23] [修正:2012-07-11 13:59:19] [このレビューのURL]

9点 SLAM DUNK

完結しています。 全巻読みました。
もはや説明不要のバスケ漫画、スポーツ漫画の高層金字塔な作品。
この漫画を読んでバスケを始めた子供達はきっといっぱいいるんだろうな?

キャラクター、話、絵、全てが高い次元でまとまってて、面白いのですが、バスケ漫画なのでやっぱり試合、特に最後のvs山王戦に全てが集約されているような気がします。
息を飲むような熱い展開につぐ展開。
子供の頃にリアルタイムで連載を読んでいたのですが、完結してから一気に読んだほうが何倍も面白かったです。

体育館、ボールをつく音、歓声、汗の匂い、そういった臨場感と懐かしさに溢れた傑作。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-08-29 10:48:30] [修正:2012-08-29 10:48:30] [このレビューのURL]

完結しています。 全巻読みました。

原作は中国の古典長編怪奇小説で原作そのものは歴史上の人物や、道教や仏教の仙人、神話の中の神々などが入り乱れて登場する『封神演義』ですが、「フジリュー」こと藤崎竜先生の独自の世界観で大胆なアレンジをふんだんに加えられて、かなりコミカルかつファンタジーな仕上がりになっています。

大筋の話は主人公が仙人界で道士として修行しながら、仙人達を人間界から追い出していく「封神計画」を進めて行き、人間界でも新たな王が生まれたり、時代の道標という裏の存在が出てきたりと、スケールの大きな話なのですが、一人一人のキャラクターの個性をうまく引き出しながら描いていますし、何よりも当時のジャンプでは珍しく、弱いけど頭脳戦で勝利する主人公が非常に魅力的に描かれていて良かったです。

私は中学時代に原作の文庫(分厚い上中下巻セットの長編です)も読んだのですが、登場人物が多すぎたり、表現が難しかったりで、文庫版の読者の為に発行されているガイドブックまで買ったのですが、原作を読めば読むほど、藤崎先生のデフォルメ力というかアレンジ力の凄さを感じました。
藤崎先生の線の細い綺麗な絵と独特なキャラデザがものすごく活きている傑作だと思います。面白いです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-08-15 15:57:06] [修正:2012-08-20 17:35:04] [このレビューのURL]

完結しています。全巻読みました。

カメレオンでおなじみの加瀬あつし先生作品

車×ヤンキー×ギャグ+ほんの少しのファンタジー

ヤンキーとか車とかのジャンルって読む層をけっこう限定しちゃってる部分があると思うけど、何気に軸がしっかりしたストーリーだし、キャラも立ってて、ベテランだけあって絵も終始安定してるから読みやすいと思う。

登場人物が殺伐としすぎてたり、逆に見た目に反していい人しかいなかったり、男気押しオンリーだったりと、バランスの良いヤンキー漫画って実は少ない気がしますが、これは普段ヤンキー漫画を読まない人にも勧めたい作品。

壮大なストーリーとか何かしらの教訓があるとかじゃないけど、単純に漫画としての面白さを感じる。
加瀬先生作品で一番好き。 隠れた名作だと思う。

あとはまぁ個人的にこの人の下ネタが好き。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-04-16 15:51:18] [修正:2012-08-20 16:00:43] [このレビューのURL]

9点 レベルE

完結しています。 全巻読みました。たった全3巻ですが。
幽遊白書やHUNTER×HUNTERでお馴染みの冨樫先生の作品。
全体的な印象はSFオカルトコメディといった感じ。
ストーリー、キャラクター、絵も何もかもがアクが強い感じですが、オカルトな話も、コメディな話も、シリアスな話も、書き分けがものすごく上手くどの話も面白く読めるところに、冨樫先生の天才ぶりを感じます。
あの時代のジャンプで、邪道すぎる設定でここまで面白いというのは、レベルE以外には無いと思います。
長期連載になった幽白とハンタの間で、いい意味で遊んでるなと思える自由な3冊。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-08-20 14:36:51] [修正:2012-08-20 14:36:51] [このレビューのURL]

完結しています。全巻読みました。
ストリートファイトをテーマにした漫画なので、深く読ませるようなストーリーでは無いのだが、独特の世界観と異常なまでの熱量を持った名作だと思う。

この漫画の一番の特徴は強烈な個性を持つキャラクター。
変態的なレベルでキャラが立ちまくってる。

独特なセリフ、独特な立ち振る舞い、独特な技が主人公から脇役に至るまでを濃厚に味付けしていて、ストーリーやら絵やらよりも作中に登場するキャラクターに強烈に惹かれるものがあると思う。

個人的には崎山香織と坂本ジュリエッタが好き。

バトル漫画らしいバトルの駆け引きなどの面白さももちろんあると思うが、迫力ある絵面で強烈な印象のキャラクター同士がぶつかり合うことで生まれる爽快感、疾走感、そしてキレのあるセリフ(名言も多いです。)すごく熱くて清々しくて気持ちが良い。

こんなに格ゲー作って欲しいと思う漫画は他に無いかも。

絵も内容も好き嫌いの分かれそうな感じだけど、ツボにくる人には堪らないものがあると思う。
漫画としての完成度で点をつけるならそんなに高くないが、読んだことのある全ての漫画で好きなキャラクターは?と聞かれると、どうしてもこの漫画が外せないので9点。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-04-16 17:25:45] [修正:2012-07-11 14:00:55] [このレビューのURL]

現在出てる分だけ読みました。(99巻まで)
超長期連載作品のボクシング漫画。
少年漫画の王道を行く教訓あるストーリー。
同世代の男子でマガジン読んでた層はだいたいがこれを読んで育っていると思う。
いじめっ子だった少年がボクシングを始めて心身共に強く成長していくというシンプルな軸の展開なのに、キャラクターやバトル(試合)で魅せる良い漫画だと思う。
今の子供達には世代じゃないから最初から読んでる人は少ないだろうけど、多感な少年時代に一巻から読むことを強くオススメしたい。
最近は少しストーリー展開がダレ気味なのと、絵がキレイになりすぎてきてるのが残念。
個人的なベストバウトは鷹村さんの世界戦 VS ブライアン・ホークだが、全体的に汗の滴る熱気が伝わってくるような名勝負が多くて読み応えがある。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-05-08 15:21:55] [修正:2012-05-08 15:21:55] [このレビューのURL]

現在出てる分まで読みました。 36巻まで。
中学生ぐらいの頃から、たまに読み返したくなって最初から読んでは新刊を買い、続きが気になるもどかしさを味わうというパターンを繰り返している。
最初の頃から比べると最近のベルセルクは画力がとんでもないことになってる。
巻を重ねる毎に洗練された絵とストーリーが本当に素晴らしい。
日本漫画史に残るファンタジー巨編だと思う。(未完だけど)
死ぬまでに完結して欲しいと思う漫画第一位

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-05-08 14:38:50] [修正:2012-05-08 14:38:50] [このレビューのURL]

これは時代を感じる名作
冷静になると厨二過ぎるセリフやナレーションがいっぱい入ってるんだけど、臭さを感じないのは戦争をテーマにしているからだと思う。
ストーリーはちょっとご都合主義な感じもあるけど、よどみなく話も流れて行くし、その中で色んなテーマにスポットを当てていて飽きない。
色々な見方があるけど、やっぱりこの漫画の一番の見どころは空の傭兵達の生き様や死に様だと思う。
死亡フラグさえ立たずに死んでいくキャラがすごい多いんだけど、けっこう大事に扱われてきたキャラの死に様、フーバー、ウォーレン、グエンとか、終盤のグレッグ、ミッキーの最後のシーンなんかはかなりくるものがある。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-08-15 10:27:36] [修正:2013-08-15 10:27:36] [このレビューのURL]

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