「N0B」さんのページ

総レビュー数: 50レビュー(全て表示) 最終投稿: 2012年04月27日

完結しています。全巻読みました。

ジョジョの奇妙な冒険は大好きで、10点をつけたのだが...

ジョジョは第一部から第六部まで段々と話や能力が複雑になっていってると思うのだが、複雑になっても無理やりな感じが無いというか、ちゃんと理解した時に「なるほど、面白い」と思わせる構成だったのに、SBRでは無理やりなまま押し通してしまった感が強く、ストーリーに入り込みにくい。

ジョジョの方では人間賛歌というテーマと巨大な力を持つ邪悪に立ち向かう闘いという本筋のストーリーを、複雑な能力バトルが絶妙なスパイスとして物語の深みやキャラクターの個性を持たせてくれていたように思う(その調和は5部が一番バランス良かった)のだが、SBRではその調和が取れていない気がしてならない。
「ジョジョのシリーズでSBRが一番好き」という人とはジョジョの話をしたくないと思ってしまった。

絵や世界観は好きなのでまぁ楽しく読めてしまうが残念な感じはぬぐえなかった。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2012-04-16 16:56:04] [修正:2012-04-27 13:36:27] [このレビューのURL]

現在出てる分だけ読みました。(11巻まで)
完全に大人にターゲットを絞った漫画です。
菌が見える能力を持つ主人公の農大での日常を描いたほのぼのとしたストーリーですが、読んでいると勉強している気分になるほど沢山のウンチクが盛り込まれていて、自然と発酵食品に関する知識がつきます。

日常的に口にする納豆や酢、みりん、醤油、ヨーグルト、チーズ等の発酵食品やビール、ワイン、日本酒などにスポットを当ててストーリーの中で解説していくような展開なので、「発酵」に興味のない人が読み始めても、読み進めていくうちに興味が湧いてくるような内容になっているのはすごくいいと思った。
逆にウンチク系の漫画が苦手は人はとことん苦手なジャンルかもしれない。
お酒が好きな人は特に興味が出るんじゃないかなと思います。
読んでると飲みたくなってくる漫画って珍しい。

絵は綺麗ですが、キャラの書き分けに少し難があると思います。
枠外に何度もキャラクター紹介が書いてあるので、一応見分けはつきますが。
武藤葵が好きなキャラです。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2012-04-27 13:33:01] [修正:2012-04-27 13:33:01] [このレビューのURL]

完結しています。 全巻読みました。

原作は中国の古典長編怪奇小説で原作そのものは歴史上の人物や、道教や仏教の仙人、神話の中の神々などが入り乱れて登場する『封神演義』ですが、「フジリュー」こと藤崎竜先生の独自の世界観で大胆なアレンジをふんだんに加えられて、かなりコミカルかつファンタジーな仕上がりになっています。

大筋の話は主人公が仙人界で道士として修行しながら、仙人達を人間界から追い出していく「封神計画」を進めて行き、人間界でも新たな王が生まれたり、時代の道標という裏の存在が出てきたりと、スケールの大きな話なのですが、一人一人のキャラクターの個性をうまく引き出しながら描いていますし、何よりも当時のジャンプでは珍しく、弱いけど頭脳戦で勝利する主人公が非常に魅力的に描かれていて良かったです。

私は中学時代に原作の文庫(分厚い上中下巻セットの長編です)も読んだのですが、登場人物が多すぎたり、表現が難しかったりで、文庫版の読者の為に発行されているガイドブックまで買ったのですが、原作を読めば読むほど、藤崎先生のデフォルメ力というかアレンジ力の凄さを感じました。
藤崎先生の線の細い綺麗な絵と独特なキャラデザがものすごく活きている傑作だと思います。面白いです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-08-15 15:57:06] [修正:2012-08-20 17:35:04] [このレビューのURL]

未完です。  15巻まで読みました。
タイトルの通りのサイコな漫画です。
かなり連載が長いのに序盤からずっと絵のクオリティが非常に高く、ストーリーを際立たせる画力は素晴らしいのだが、ストーリーは辻褄が綺麗にビタっと合うことのないまま迷走している感じがする。
まともな登場人物が少なすぎて、視点の軸が取れないというか、俯瞰からしか見れない。
フランス映画に通じる作者のオナニー感があるので、同じ性癖の人は好きなのかもしれない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-05-29 00:36:17] [修正:2012-08-20 16:08:47] [このレビューのURL]

完結しています。 全巻読みました。
おそらくドラゴンボールあたりの時代に築かれたジャンプの王道バトル漫画のラインを、一応なぞりつつ斜め上を超えてきた感じ。

バトル漫画って迫力だったり臨場感とか緊迫感とかバトル時のシーンだけでその他がクソみたいな感じでもそれなりに読める場合が多いが、キャラ・ストーリー・絵と、どの角度から見ても穴が無く、もちろんバトルシーンも文句なしで面白い。

設定がしっかりしていて、キャラが立っている方がバトルにしても何にしても話に奥行きというか深みが出るもので、凝った設定、凝った能力であればあるほどバトルも面白くなる。
しかしキャラごとの能力の説明やら前提条件の説明話がかったるかったり、いざバトルになった時にせっかく作ってきた設定に無理や矛盾が生じて、ウリのはずのバトルシーンがしらけたり、大事なところで主要キャラがキャラ崩壊起こしたりする漫画がけっこうあるが、この漫画は全てを「良い前フリ」にして話を自然に盛り上げてバトルにつなげる上手さと、その圧倒的な構成力はもはや匠の業と言っていいと思う。

そういう意味ではものすごく緻密に計算された作品であり、単純に力対力のバトルに飽きてる読者や、厨二すぎると引いたりする読者、王道バトル物はひと通り読んできた読者層にそれでも面白いと思わせる絶妙な空気の読み方も流石。

バトル漫画というジャンルでは、この作品が面白いかどうかとかよりも、超える漫画がこの先出てくるかどうかの方が不安になるレベル。

欲を言えばもう少し休載せずに描いて欲しかった。 
長期休載の(いや長期連載かも)影響か、急に絵や話が雑になることがありますが、相対的に考えて近いジャンルでこの漫画より面白いという作品を探すのは非常に難しいので、誤差の範囲内みたいなもんだと思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-08-20 15:36:51] [修正:2012-08-20 16:03:39] [このレビューのURL]

完結しています。 全巻読みました。
山田風太郎の原作 甲賀忍法帖をせがわまさき絵で漫画にしたこの作品。アニメ化もされています。
原作は読んでいないのですが、単純に漫画として面白かったです。
徳川家の跡継ぎを決める名目で、伊賀と甲賀の忍が10対10の精鋭による生き残りを賭けて殺し合うという話。
一人一人特異な能力や技の個性があり、読み進める内に徐々にその能力が明かされていくのですが、ただの忍者モノというよりかは妖怪モノに近いおどろおどろしさがあり、怖いもの見たさで続きが気になる。
お色気シーンやら人間模様やらもあって、バランスが良いと思うし、絵とストーリーもすごく合っていると感じた。
面白かったです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-08-20 14:14:26] [修正:2012-08-20 14:14:26] [このレビューのURL]

現在出てる分まで読みました。(24巻まで。)
ダメな人間や不良やらヤクザみたいなアウトローの日常を描くことで、暗に人間の本性を描くようなスタイルの漫画ってけっこうあるけど、大体が「いやいやw それはないわwww」みたいなツッコミどころとか、「作者分かってないな?」と思ってしまうような引っかかる点があって、現実と照らしあわせながら楽しむのを邪魔されるんだけど、この作品はかなりブラックな内容なのに、実際に「ありそう」なレベルを保って読ませる良さがある思う。
この手のアングラな世界観の漫画って無駄に笑いを入れてあったりするけど、終始シリアスなストーリー展開で、追い詰める側の人間にも追い詰められる側の人間にも感情移入がしやすい。
まぁもちろん漫画なので、フィクションとして現実より過剰な表現になっているとは思うけど、似た様な作風の漫画と比べると、よりリアルに読めるので、いい意味でブラックさにやられる。
読むとけっこう気分的に落ちるので、しょちゅう読みたいと思うような作品ではないが、暗に読者に教訓を与える良い漫画だと思う。
大人向け。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-05-09 15:01:09] [修正:2012-08-15 15:35:53] [このレビューのURL]

6点 バキ

完結しています。 全巻読みました。
前半の死刑囚VS地下闘技場闘士あたりまでは前作と同じく面白かったのですが、後半はちょっとバランスが悪いように感じました。
リアルな格闘技漫画が好きな層と、漫画らしい格闘漫画が好きな層は微妙に違うので、前作のバランスで読んでいると違和感を感じるかも。
前作 グラップラー刃牙の主要キャラクターが出てくるので、前作から読んだ方が良いです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-08-14 13:19:15] [修正:2012-08-14 13:20:07] [このレビューのURL]

完結しています。 全巻読みました。
チャンピオンの連載ではフラッグシップ的な立ち位置だった漫画です。
漫画らしい表現(現実と比べてツッコミを入れたくなるような感じの)も多く見られますが、漫画的表現として楽しめるレベル。
ストーリー性やら理論的な説明なんかをとやかく言うような作品ではないと思うので、少年の心で読みましょう。

刃牙シリーズの少年時代篇とも言えるこの作品。見どころはやはり地下闘技場トーナメントでしょう。
何でもアリの異種格闘技戦というだけでもワクワクするものですが、対戦前のキャラ立て話やら煽りやらの表現が非常にいい味を出しています。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-08-13 17:23:42] [修正:2012-08-13 17:27:05] [このレビューのURL]

完結しています。全巻読みました。

もはや語るまでもない名作中の名作。
子供の頃から枕元に全巻置いて数え切れないぐらい通しで読んだ自分にとっての人生のバイブル的な漫画。
この漫画に10点をつけなかったら、他のどの作品にも10点は付けられない。
10点ッ つけずにはいられないッッ! というテンションで10点です。

何度も読んでますが、何度読んでも面白い。というか一回通しで読んだ程度ではこの作品の本当の良さは分からないでしょう。
また、一回目よりも2回目、3回目読んだ時の方が面白いという珍しい漫画でもあります。

最近でも世の中ではまた何度目かのブームが来てますが、少年漫画の金字塔的な作品でも、ここまで長年話題に上り続ける作品は他にありません。
世の中の作品に対する認知度はドラゴンボールやスラムダンクの方が上だと思いますが、ディープなファンの多い漫画としては、ジョジョを上回る作品は無いような気がします。
この作品を一番に挙げるような読者は、きっと他の漫画では考えられないくらい何度も読み、その度に面白さを痛感しているのだと思います。分かりますその気持ち。もはや愛ですね。

ストーリーもキャラクターもバトルも全てが面白く、深く、熱いのですが、敢えてココがすごいというのを挙げるなら、「心理戦」だと思います。
3部のVSダービー兄、4部のVSじゃんけん小僧など、肉弾戦の無い心理戦のみのバトル展開で、あそこまでクオリティの高いバトルを描けるところが素晴らしい。
じゃんけん小僧とか、あんなに息の詰まるような迫力のあるじゃんけんは、後にも先にも荒木先生以外には表現できないでしょう。

初めて読む方は3部か4部あたりから読むと入り易いと思います。
絵が苦手という方も多いのではないかと思いますが、不思議と読んでる間に絵も好きになりますので大丈夫です。万が一、読んだけど絵がダメだとおっしゃる方がいるのなら、その方のセンスがダサいので諦めましょう。

個人的には第五部が一番好きです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-04-16 15:26:23] [修正:2012-07-11 13:59:19] [このレビューのURL]

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