「まれら」さんのページ

総レビュー数: 112レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年02月12日

巨匠独特の説教臭さがないのは評価できる。非常にリアリティ溢れる群像を見事に描き切っているところはさすがである。(「リアリティ」というより「リアル」なのだが。)
一方で、慌ただしく息苦しかったであろう時代の雰囲気がそのまま作品全体を貫く雰囲気となって現れており、同じ時代物でも「シュマリ」に比べると、活劇的な面白さや爽快感を楽しむような作風にはなっていない。じっくりと味わうべき作品。

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[投稿:2007-11-24 17:25:34] [修正:2007-11-24 17:25:34] [このレビューのURL]

画力も構成も水準以上。人物のデザインもしっかりしているし、戦艦などのデザインも秀逸。それでいて、B級と言おうか、同人作品と言おうか、非常にマイナーな雰囲気に満ちている。コメディ調のキャラで妙に重厚なストーリーを展開しているせいか、良い意味で古典的スペースオペラを読むような感じがする。(このあたりは、次作のキャラバンキッドでも非常に強く感じた。)
作者自身は「うる星やつら」を読んだこともなかったとしているが、時期的・内容的に対比されるのは致し方ないところ。アニメ版のキャスティングも明らかに意識していると思われる。ちなみにラムとカームを比べた場合に限って言えば、ほとんど同じ露出度なのに淫靡さでカームの圧勝。

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[投稿:2007-11-24 16:58:20] [修正:2007-11-24 16:58:20] [このレビューのURL]

1巻〜3巻くらいまではゲーム関連のパロディ中心であり、元ネタを知らないと全くわからない世界。(もっとも、知っていてもさほど爆笑というわけではない。)
俄然調子が出てくるのが3巻後半以降の絵日記漫画部分であり、ヒロポン暴走以降のユルユル具合は現在へとつながる定番ネタになっている。
絵日記漫画や楽屋オチが嫌いでなければ、そこそこ笑える佳作。
「そねみ」も含めて、漫玉日記シリーズほどアクが強くないので、手軽に流し読みできる。

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[投稿:2007-11-22 01:12:48] [修正:2007-11-22 01:12:48] [このレビューのURL]

確かに面白い。
しかし漫画の面白さとは少し質が違うような気がする。例えばジョークや漫才の面白さに近いのかも知れない。ネタ勝負であり、オチを知ってしまったら二度目は面白さが半減する。(もちろんストーリーを読ませる作品ではないのだが。)
力作ではあると思うが、一度読んだら十分と思う方も多いだろうと感じた。

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[投稿:2007-03-06 19:56:56] [修正:2007-03-06 19:56:56] [このレビューのURL]

登場人物は皆悩み、逡巡する。現実はこんなものかも知れないと思わせるリアルな描写ではあるが、漫画ならではの感動(興奮や爽快感、悲哀や喪失感など、実生活では得難い疑似体験)に乏しいように感じた。いわゆるラブコメの範疇に入るのだろうが、登場人物(特に主役二人)の想いが妙に鬱屈していて読んでいてつらいシーンも多く、共感や感動に昇華していかないもどかしさを感じる。
そうはいいながら十分に水準以上の作品であることは確かなのだが。

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[投稿:2007-02-23 23:56:06] [修正:2007-02-23 23:56:06] [このレビューのURL]

奇抜な仕掛けも想像を裏切る展開もありませんが、それでいて良質なスポ根マンガです。このパターンは使い古されている筈なのに、やっぱり面白い。

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[投稿:2007-02-13 00:26:48] [修正:2007-02-13 00:26:48] [このレビューのURL]

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