「夜、テレスドン。」さんのページ

総レビュー数: 37レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年06月13日

すいません、漫画じゃなくて画集なんですが。

様々な雑誌、単行本、他作家への寄稿などで
ポツポツと発表していた一連の一枚絵シリーズをまとめたものです。
どうせ出ないだろうな、と思ってたから出たときは嬉しかったなあ。
あの二回で終わった「右手地獄」まで収録されてるよ。
いやー、沙村さんの絵は美しいです。

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[投稿:2007-08-01 17:11:51] [修正:2007-08-01 17:11:51] [このレビューのURL]

この手の漫画はネタが濃くなればなるほど
書き手と読者の距離が縮まり、共同意識のようなものが生まれる。
巻末の読者コーナーの盛り上がりに顕著。
チタンやウミの「お約束」も更に閉鎖性に拍車をかける。

その閉鎖性が、読んでた当時、気持ちよかった。
なんだかタイムボカンシリーズを思い出してしまうなあ。

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[投稿:2007-07-26 17:04:41] [修正:2007-07-26 17:04:41] [このレビューのURL]

安永航一郎はギャグ漫画家だ。
しかし、だからと言ってギャグで笑うのではない。
下ネタもあるが基本的には誰にでも分かりやすい質の、古めの笑いだ。
だからギャグでは笑わない。

じゃあ何が魅力かというと、その無駄なテンションの高さでしょう。
テンションが高い必要は全くない、ない。しかし
「はははははははははははは」と力強く笑うキャラたち。
その意味のないテンションの高さに、読み手は脱力する。
それは、この「は」が片仮名じゃなく平仮名であるというセンスにも表れているんじゃないだろうか。

どの安永作品を語るにしても、だいだい同じことしか言えない。
あとは下ネタの強弱ぐらいか。

あ、あと安永航一郎の女の子は可愛い。オヅマさん好きです。

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[投稿:2007-07-26 16:52:17] [修正:2007-07-26 16:52:17] [このレビューのURL]

傑作「美々子神サマになります!!」を収録。

神田森莉は、変な言語感覚(意図的)と人間性ゼロのストーリー作りが素晴らしいわけですが
普段は短編のみしか描かなかった神田森莉が
美々子では前編後編に渡って描き、その暴走を止めようとしません。
いつもは少しのページで終わっていたから良いものの、二話に渡ると、もう凄い。
とある教団をネタにしているということだけが評価されている気がしますが(まあ、それも凄いんだけど)
やっぱり作品を通してのテンションがオカシいです。痺れます。

「新宿ハルマゲドンだ!」は格好いいよ、やっぱり。

この絶好調の頃に描かれた「37564ひめゆりの島」っていう
どこの雑誌にも危なすぎて載せてもらえなかった傑作があるんですが
なんと本人のサイトで公開してくれてます。ありがたい事です。

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[投稿:2007-07-26 16:29:59] [修正:2007-07-26 16:29:59] [このレビューのURL]

10点 ガラス玉

思春期の、思い起こしても恥ずかしい孤独感、閉塞感。

これを表現するのに例えば、リストカットなんかをストレートに
書いているマンガをよく見かける気がしますがなんというか……薄いですね。
「リストカット」が思春期の象徴として定型化してしまっているため
今更そんな事されても面白くもない。「ああ、またいつのもね」ってなります。

まあ、とりあえず岡田史子を、読みなさいよ。

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[投稿:2007-07-26 16:08:03] [修正:2007-07-26 16:08:03] [このレビューのURL]

頭のおかしいキャラたちを、ダラダラ整合性のない話の中で動かしている。

こっちは変なテンションに終わりまで、ただズルズル引きずられていく。
それが、この上なく気持ちいい。傑作。

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[投稿:2007-07-18 01:39:48] [修正:2007-07-18 01:39:48] [このレビューのURL]

たとえアフタヌーンでも、SABEはSABEであった。

暴力的なまでの脱線が心地良い。もっと壊してってください。

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[投稿:2007-07-18 01:23:09] [修正:2007-07-18 01:23:09] [このレビューのURL]

なんかすごい事してる、って評価を聞いていたんだけど
「まあ所詮は少女マンガでしょ」
と軽い気持ちで3ページ程パラパラめくった所で
あれ…何が描かれてたのか分からない、となって
改めてその3ページをしっかり読んだところ、納得。

作者の冷めた暴走が素晴らしい、傑作ギャグ。

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[投稿:2007-06-29 21:45:25] [修正:2007-06-29 21:45:25] [このレビューのURL]

憂鬱な甘さがある。

ノスタルジーマンガで幼少時の孤独感を
あまり強く打ち出すと若干あざとく見えてしまいがちだが
みぎわパンの孤独感は、確かに深い。
しかし深いはずなのに、そこまで強い感情をあまり感じない。
子供の自然な気楽さと自然な不安が同じくらいの分量で存在する。

もともと実験的なマンガを描いていた作者で
マンガを客観的に見れるから出来たことだと思う。
また、その実験精神も盛り込まれており、上手い見せ方がかなり多い。

人に勧めるときは「これぞ、ノスタルジー」と言って回ってます。
この変な暗さが他の作家に出せるものか。



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[投稿:2007-06-26 19:30:18] [修正:2007-06-26 19:30:18] [このレビューのURL]

もう好きで好きで、しょうがない。


詳しくは、そのうち書きます。

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[投稿:2007-06-21 00:39:33] [修正:2007-06-21 00:39:33] [このレビューのURL]