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3点 ふたりエッチ
一度は通る道といえばそうかも。
現最新刊の時点で作中で結婚4年目。
確実に不妊症です。
SEX自体のネタ切れは明白なので、不妊治療、出産、子ありのSEX事情、二人目不妊くらいまで手を広げればどうなのかなと思いました。
新キャラの登場SEX&妄想もそろそろ苦しいんでは??
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-06-21 01:50:29] [修正:2010-06-21 01:50:29] [このレビューのURL]
8点 地雷震
凍てつくようなその眼光が見つめる先は、歪んだ世界と心の闇。
登場人物は皆とにかく眼に力があります。眼に力があるから作品全体に力強さがあり、
ひいては作品としてのリアリティをも感じさせます。
驚異的な画力と圧倒的な雰囲気とで「魅せる」作品。
そんな本領が発揮されるのは8巻ぐらいから。初期作品だけに、それまでは我慢。
主人公の冷徹な表情の奥深くに潜む、押し付けがましくない優しさが好きです。
ちなみに、自分は当時「幽☆遊☆白書」でこの作品を知りました。そんな人も多いのでは。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-06-20 23:35:04] [修正:2010-06-21 00:03:27] [このレビューのURL]
1点 G戦場ヘヴンズドア
レビューの点数から期待しすぎたのかもしれません
1巻を手にとってみましたが読破ならず
自分にはちょっと合わなかったようです
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-06-20 14:25:39] [修正:2010-06-20 14:25:39] [このレビューのURL]
8点 チェーザレ 破壊の創造者
不定期連載というのも致し方ないと納得できるほどの卓越した画力と、徹底したリアリティ。
結果とても読み応えのある歴史漫画となっています。
チェーザレ・ボルジアという実在の人物の若き頃の活躍を、架空の人物であるアンジェロ・ダ・カノッサを通じて描かれるのでチェーザレや当時の時代の様子を知らない人でも話に入っていけます。
登場人物が多数で関係も複雑、しかも皆横文字&名前が長いので、人間関係を把握するのが慣れるまで大変ですが、コミックスにはそれを考慮して相関図もありますし、2P使って丁寧に前巻のあらすじを書いてくれるので読む間が空いても大丈夫。読者に易しいつくりとなっています。
それに一見難解そうに見えても、作者の力量が高くて読みやすいので案外すんなり頭に内容が入ってきます。
チェーザレ・ボルジアのカリスマ性と人間臭さの両方がどちらも描けていて非常に魅力的。
ミゲルとの関係なんかもただの「主人と従順な側近」という間柄ではない辺りがフィクションらしさが無いので良いです。
コミックスの装丁のシンプルさは今まで読んだ中でも随一。
「中身で勝負」って事なのでしょうか?w
でも作品の雰囲気を決して壊さないという意味でとても気に入っています。
絵にも内容にも妥協のみられない飽きの来ない良作です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-06-14 00:38:54] [修正:2010-06-20 11:28:39] [このレビューのURL]
7点 BECK
何もかも上手く行き過ぎな様な気もするが、そこがこの作品の
最大の魅力。個人的には10巻のグレイトフル・サウンドが
ピークで、それ以降かなりダレる所があるが、最後の最後で一発
逆転のホームランを打ったという印象。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-06-19 22:20:55] [修正:2010-06-19 22:20:55] [このレビューのURL]
8点 ぼくらの
操縦したら必ず死が待っているという恐ろしい設定。
15人の子供たちは、避けられない「死」の運命を目の当たりにし、、
「自分の命を賭してまで本当に守りたいもの」を改めて自分の中に見つけ出します。
個々のエピソードはどれも完成度が高く、ロボットでの格闘シーンよりも上記のような各キャラの掘り下げがメインです。
ロボの格闘シーンはデザインに凝りすぎて何が起きてるのか分かりづらい所もありました。
子供たちがそれぞれの思いを持って守ってきた世界が、一本につながって最後へ…という構成も見事。
最後をウシロにしたのも予定通りとはいえうまいとしかいえない。
伏線の張り方も見事。
メインキャラ達は本当にバンバン退場していきますが、その散り様はあえて描写しないという所も多いです。
もっとグロかったりするのかと思っていたのでそこは助かりました。
個人的に好きなエピソードはモジとマキ、あとウシロ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-06 00:02:28] [修正:2010-06-19 13:28:55] [このレビューのURL]
10点 ONE PIECE
自分の中で絶対に揺るがないであろう一番好きな作品です。
作者の子供達を楽しませようとする気持ちにすごく好感が持てる。
画も上手くて、しっかり描き込んであるし、登場人物もそれぞれ個性があって魅力的。ちょったした遊び心にも癒されます。
漫画家の鏡だと僕はおもいます。
毎週ドキドキさせられて、月曜が待ち遠しくてしかたないです。
総合点はあまり高くはないですが、実際、色んな記録を塗り替えてますし、まさに歴史に残る名作と言えるでしょう。
連載12?年以上経っても人気は加速し続ける一方で、この先この作品を越える作品ってあるのかな…っておもいます。
無いでしょうね。
悪いとこなしだと思います。
だから10点つけました。
自信を持って万人に勧められる作品です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-06-19 00:04:11] [修正:2010-06-19 00:04:11] [このレビューのURL]
10点 BASARA
「悪いことを悪くとるのは当たり前です。良い方にとってこそ勝負師ではないですか」(第8巻)
「あなたは賢く時代を見つめなければ。なぜならあなたは母親だから。わかりますか。国の未来を築くのは救世主でも王でも英雄でもない。母親という人たちです」(第9巻)
「憎しみはね続かないんですよ。生きて歩いて人に会い、誰かを愛せば消えてしまうんですよ」(同上)
「こんなことは大した事じゃないんだよ。OK?」(第11巻)
「たとえそれぞれ違う場所で朽ちて死んでも、あなたや彼らが必ず全力で道を行く時、心と心は同じ場所にいます。同じ時代に同じ夢を追ったそれはまた運命です」(第20巻)
「支配されるな!簡単に乗せられるな!だまされるな!己の望むことを!己の望むように!己で考え!己で選び!己で決めろ!己を信じ、己を頼め!己の意思で、判断で、誇りを持って己の為に生きよ!」(第23巻)
「“心を受け取る"と書いて“愛"と読むのだす」(同上)
「オレは多分、今ここでこうする為に生きてきたんだよ」(第24巻)
「オレもお前もタタラに会えて良かったな。同じ時代に生きて良かった」(同上)
「あなたも女ならわかって下さい。女の幸せは愛する人と一緒になって子供を産むことでしょう。あなたもその様に生きて」「わからない。それは動物にでも出来るよ。あたしはあたしにしか出来ないことをやる」(第26巻)
「オラは魚を釣って食べるだす。それはフツーだべ。魚もオラを食べていいのだす。それもフツーだべ。けんど戦とかそういうのは、フツーじゃなくて気持ち悪いのだす。しなかったらしなくていいのだす。宝とは命だべ。魚を釣って食べることのできる命だべ」(第27巻)
私はこんなに次々と名セリフが挙がる漫画を他に「うしおととら」くらいしか知らない。
文明が滅びた未来の(驚き)日本を舞台によくもまあここまで胸踊り、感動の嵐を巻き起こす物語を紡ぐことができたなと感心することしきりである。登場人物はちゃんと名前が付いていて、セリフのある人だけでも100人以上(!)。主役は一応タタラであるところの更紗なのだが、私はこの漫画の主人公は他に朱里・揚羽・浅葱の3人がいて合計4人が「主人公」だと思っている。
中でも個人的に注目は「揚羽」の生き方。昔予言された「命を賭けられる運命の女」を捜し求め、それを更紗だと信じて守り続け、土壇場の王城地下では城の崩壊を遅らせるために誰にも知られることなくたった一人で戦い続けた姿は強烈な印象を残す。城が崩壊した後、揚羽を捜して泣きじゃくりながら必死に瓦礫を掘り起こそうとする更紗の姿が痛々しい。番外編を読んで最後まで迷い無く生きられたのだと知って少しだけ救われた。
その番外編も珠玉の名作ばかり。特に「KATANA」のラスト、100年以上前の戦いを「銀杏の木が実をつけるのには時間がかかること」とに喩えて
「いつか熱い想いを胸に 4本の宝刀を持って 弱き者たちが立ち上がるだろう」と結んだシーンで・・・・・・泣いた。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-06-18 23:59:34] [修正:2010-06-18 23:59:34] [このレビューのURL]
「老醜」・・・・という言葉がありますが、老いて醜さを曝け出しているのが正に水島新司先生に他ならないでしょう。
これは商業雑誌に掲載されるべき漫画ではなく、単に作者が1人で楽しむために描いている「都合のいい同人漫画」でしかありません。
「ドカベン」「あぶさん」等の野球漫画を描いたおかげで、現実の野球界にですらおそらくは漫画界では1番影響を与える発言が出来るようになったと思われる水島先生ですが・・・、もはや「現実」と自身の描いている「虚構」の世界がゴッチャになっていますね。
このシリーズはそもそも現実世界で起こったプロ野球界の「球団削減」「一リーグ制の実施」といった問題に端を発し、それに対する「先生流のひとつの回答」であり、また先生流に球界やファンに対して投げ掛けた「警鐘」・・・・のつもりだったのでしょうね。少なくとも御本人だけは。
でも読者の側から見てると、作者自身が現実には叶えることの出来ない「野球界の発展(それも先生的に謂わせれば、おそらくは「大」が10個くらいは付いてくる位の、である。)」や「野球界の隆盛(これも前述に同じ。)」を「自分の漫画で描いて憂さ晴らしをしている」ようにしか見えません。自分1人だけで「溜飲を下げている」んですね。先生がそんなことをしているうちにも現実では「プロ野球離れ」はまるで「病魔が身体を蝕んでいくように」刻一刻と進展していっているのにです。
一体、このシリーズはどうやって「終了の花道」を飾るのでしょうか?先生の野球界に対する情熱は最早、完全に「上滑り」しているというのに。先生自身ですらもこの「無限地獄」から逃れるには自らの執筆中における「戦死」以外にはないような状況になってきていることを感じていらっしゃるはずだ。
先生の他にも漫画界に数人いらっしゃいますよね・・・。自ら同じ境遇に嵌り込んでしまっている方が。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-06-18 23:51:55] [修正:2010-06-18 23:51:55] [このレビューのURL]
世にも珍しい「服の仕立て屋」を主人公とした、おそらくは唯一の漫画。
よく人間にとって最低限生活を営んでいく上で重要なものとして「衣・住・食」という言葉が使用される。
・・・・・が、こと「漫画」に限るとなぜか三つの中で「食」ばかりが持て囃されて、「衣」と「住」はほとんど手を付けられていないと言っていい状態にあることは、多くの皆さんも何となく感覚では理解できることだろう。
これはどうしてなのだろうか?
・・・・理由はいくつかは想像ができる。「食は、食欲という言葉に例えられるように人間が生存する上での本能のひとつだから衣住よりも興味が強い」とか「日常生活の中で衣住よりも意識する頻度が高い」とか「ヴァリエーションが広いので、ドラマを構成することが衣住よりも容易」だとか。
この漫画はその「漫画における圧倒的な食礼賛の風潮の中に切り込んできた作品」でもある。
タイプとしては細野先生の「ギャラリーフェイク」に近い作品と書くと分かり易いか。
所謂、「その道のプロフェッショナルによって語られる業界の薀蓄(うんちく)」と、それに絡む「毎回の人間ドラマ」である。
「ギャラリーフェイク」は美術界が舞台であったが、それがこちらでは「服飾の世界」になるのだ。
これは偏見かもしれないが、このサイトにいらっしゃる方の中でファッションや衣服に対して詳しいとか、一言を持っている方は少ないのではないだろうか?
自分も決して普段から常に衣服のバランスだとか、コーディネートに気を使っているとは言い難い状態。
だからこの漫画を読んで正に「目から鱗」。
よく「人間は見かけじゃない。中身が重要」なんてことが言われるが、そうは言ってもやはり「見かけで判断されてしまう世の中」なのだ。
それを踏まえた上で、見かけを良くすることで場の雰囲気を良くしたり、相手に対する自分の印象を好意的なものに変えたりする技術は実は私達が思っている以上に重要だったということ。
その努力の必要性を多くの人に喚起するという意味においても極めて存在価値のある作品と言っていい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-06-18 23:45:52] [修正:2010-06-18 23:45:52] [このレビューのURL]