「そのばしのぎ」さんのページ
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ネット上には漫画にしろ映画や音楽にしろ、色々な素人レビューが溢れかえってます。
そんな中で読んで面白いなと思っていたのが映画「シベリア超特急」やエド・ウッド作品のレビュー。
Z級とも言われるこれらの映画。映画の内容は本当にお粗末なのですが、書かれたレビューを読んでいると、レビュアーも監督も観客も本当に映画が好きなんだなという気持ちが伝わってくる。映画に対する愛があります。
作品の好き嫌いだけ書くのであればチラシの裏でいい。
どこの誰かもわからない他人の好みに興味は持てません。
評論家気取りで上から目線というのも、勘違いしているようで非常に恥ずかしい。
物を語るのに無知を披露するのもおかしな話。
常日頃、反省はしているのですが、気が向いた時に勢いに任せて書いてたりします。
点数は適当につけています。点数評価は不要な気もします。

9点 ダークグリーン
時代を先取りしすぎた異世界ファンタジー。
レビューで他作品を引き合いに出すのはあまりよくないと思うが、先日、映画「サマーウォーズ」を観ていたがあまりのダサさに途中でギブアップした。
この漫画の連載開始の1983年というのは商用インターネットもまだなく、アメリカでCompu-serveというパソコン通信が始まった頃。
そのライセンスを受けて日商岩井・富士通が日本でパソコン通信サービスNifty-serveを始めたのが1987年の事。もちろん当時は画像なんて表示されない文字だけの世界です。
そんな時代に「R?ドリーム」という今の時代のネットゲームを彷彿させる世界を描いていたのがこの作品。
・R?ドリーム内で死んだ人間は現実でも死んでしまう。
・現実に帰れない人も多数おり、その場合植物人間化している。
・現実での記憶、R?ドリームでの記憶を持たない人も多い。
・現実とR?ドリーム内では容姿は一致せず、現実では男性なのがR?ドリームでは女性だったり、多重人格の持ち主はドリーム内では7人の別々の人間として存在したりする。
そんなR?ドリームでの英雄リュオンの正体とR?ドリームが警告する謎を解くうちに現実とリンクしてしていく訳です。
先の「サマーウォーズ」にせよ「.hack」にせよ似たような作品は多いのだけど、ここまで練られた物語はついぞ見られず。
過去の名作として埋もれてしまうのは勿体ないのではなかろうか。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-09-07 00:03:54] [修正:2010-09-27 10:20:36]