「blackbird」さんのページ

「うおォン」「うん、これこれ・・・って、何がこれなんだろう」
「これは子供のころ嫌いだった味だ」

・・・と、心の中のつぶやきがいちいちツボに入る。

渋めのおじさんが一人飯で成功したり失敗したり。
一人で初めての店に入る時のちょっとした勇気や、酒飲みでない人が頼むメニューが難しかったりとか。
そんなシーンが何となくはまってしまう。

谷口ジローの細かい描写がまた、このあるような無いような内容に妙にマッチして、気づくと手にとってしまう、そんな不思議な一冊。

それにしてもこの主人公、よく食べるなあ。
渋いおじさんなのに、いくらなんでも頼みすぎでしょう、あり得ない頼みかたでしょうってとこもおかしい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-04-10 15:26:41] [修正:2011-04-10 15:26:41]