「blackbird」さんのページ
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胸キュンものから硬派なものまで。
少女・少年マンガから青年マンガまで。
大事なことはたくさん漫画から学びました。

母親が事故で亡くなった事で家族の時間が止まってしまった鯛子一家。そこから心が固まってしまってた。
でもいろいろな人に出会い、ようやく心が解放されて、ダンサーとしての道を歩み始める。
今までのダンス漫画にはない、自由で日本人らしくない、感情を表に出す主人公。気位の高い人の多いダンス界にあっては、そのキップの良さが気持ちいい。
ちょっとだけ家族や幼馴染から、あふれるほどの愛情を貰って育ったいい子というのが、少し鼻につく事もあるかも。
エネルギーのある人のまわりには、魅力的な人が集まってくる。(お父さん、三上、容子さん、愛子先生、マイクなど)
何年も無駄にした鯛子が、みんなの協力を経て、刺激を受けて、ダンサーとしての新たな顔をどんどん発見して、成長していく姿が嬉しい。
ストーリーとしては展開が若干唐突。親が死んだという事で、その後も「死」とか「生きる」というテーマが何度となく出てくる。
第一部の終わり方も唐突で「何?」って感じ。
これに加え、絵も最近の流れで雑なためマイナス。(最近の槇村さんの絵が好きな人はいいかもしれないけど、やはり「白のファルーカ」位綺麗な絵の時代を知っているとこのデッサン的な絵が残念)
続編として「ヴェネチア国際編」、短編「お天気予報」に、鯛子のお兄ちゃん&彼女の出会いの物語があります。お兄ちゃんが優しいんだ、これが。
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[投稿:2011-04-20 20:32:05] [修正:2011-04-20 20:32:05]