「blackbird」さんのページ

6点 清々と

古くからのお嬢様学校に入学した、庶民派の主人公の話・・・かと思ったが、だんだん彼女に絡む人のオムニバスっぽい作りになってくる。

主体は勿論主人公。
入学を決めた時点でちょっと「燃え尽きた感」があり、周りがどんどん部活を決めたり将来の事を考えていることに焦り始めてしまう。自分だけが何も決まらないという焦りってよく分かるなあ。

そこで出会う友達とのちょっぴり百合っぽい話から、ベテラン教師の思い出話、など、少しずつ話が広がってくる。

何故これが青年誌での連載なんだかよく分からない。
そのせいか?谷川さんの作品に共通する女のいろいろな思いが、ちょっと抑え気味になっているような気がする。でも、ほわっとした、柔らかな空気感はいつもの通り。

さらっと終わりにしていくのかな。今後卒業あたりを見込んでしめていくのか、ゆっくり読んでいきたい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-06-08 14:34:13] [修正:2011-06-08 14:34:13]