「かずー」さんのページ

総レビュー数: 66レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月28日

7点 7SEEDS

 
レビューを読まさせていただき、非常に評価が高かったので、
絶対に読みたくない画風を我慢して読んでみたのですが・・・

とても面白い。夢中になれる。これは間違いありません。

断じてジャンルは少女漫画ではない。SFでありサバイバル系。
少女漫画が苦手、SF好きな私が夢中になって読める漫画です。

減点要因は2点。

まずは画。
いや、少女漫画風の作画が問題という訳ではありません。
他の方のレビューにもあるとおり、「画風」 はすぐに気にならなくなります。

問題は画の質。
せっかくの未来の動物や昆虫、荒廃した景色の描画が非常に 「雑」 で、
興味ある場面が稚拙かつゴチャゴチャになっているんですね。
すごく勿体ない。

変な例えですが、このストーリーを浦沢直樹氏あたりの画で展開できたら
とんでもない名作になるのに・・・と、つい感じてしまいました。

次に細かな展開の雑さ。
日本全土・世界・地球規模のフィールドという実に壮大なスケールなのに、
キモとなる事象を、実に安易に進めてしまう。

例えば、日本全土に散らばっているシェルターを簡単に見つけてしまうとか、
とんでもなく薄い人口密度なのに人と簡単に出会えてしまうとか・・・。

SF・サバイバルという観点でみると、綿密な心理描写は秀逸なのに、
その安易な展開切り替えに眉をひそめてしまいます。

もっと展開を工夫すればより面白くなったと思います。
こちらの部分でもすごく勿体ない。


とはいえ、面白い秀逸漫画であることは間違いなし。

SF系、サバイバル系がお好きな方は、画風を気にせず一度は読んで
見られることをお奨めします。
 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-06-16 01:59:57] [修正:2011-06-16 05:50:18] [このレビューのURL]


脳天に突き抜ける衝撃を感じる作品。
新井作品独特の 「アクの強い画風」 がその衝撃度を煽っている。

主役たちの最低最悪のテロ行為と要求事項がキモになっているが、
謎の生物の存在が、「不可思議」 という良いアクセントになっており、
飽きさせないドキドキのストーリー展開となって話は進む。

しかしやがて話は哲学を思わせる内容に変化していき ジ・エンド。
ちょっと意外で期待はずれのラストでした。

新井氏らしいといえばそうだし、物足りないと言えば物足りない。
もっと凄いラストを創成出来たんじゃないのかなあ・・・。

そのあたりが減点部分ですが、一度は読んでみられて損はないと思います。
人間について非常に考えさせられる作品です。

残虐シーン多数なので、それなりに心構えは必要ですが。(苦笑)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-06-01 01:57:01] [修正:2011-06-01 01:58:46] [このレビューのURL]

 
サスペンス&ヒューマンドラマ。
ドキドキ夢中になれる良作だと思います。

かわぐち作品を読み漁っていたところに本作を見つけ、原作が福本伸行となって
いてビックリ。こういったコラボが存在することを、恥ずかしながら知らなかった。
非常に豪華ですねえ。

ストーリーは、3巻完結ながら前半と後半にキッチリ分かれています。
犯人捜索と、時効に向けた立件=時間との戦い。どちらも非常に面白い。
短い話しの中にギッシリ中身が詰まっており、読み応えたっぷりです。

お奨めです。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-17 17:26:35] [修正:2010-03-17 17:27:26] [このレビューのURL]


昔読んでかなり良いイメージがあった作品。
改めて読み直しても、十分通じるラブコメディでした。

甘酸っぱい気持ちが久しぶりに到来。
新入社員の寮生活のころを思い出してしまいました。

忘れかけた若かりし日?を思い出したいときに最適な作品だと感じます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-05 15:12:00] [修正:2010-03-05 15:12:00] [このレビューのURL]

7点 YAWARA!

 
テンポがよくとても面白い作品ですね。

浦沢氏のスポーツマンガは、モンスターや20世紀少年のような膨大な
伏線がないので、非常に分かり易く読みやすい。

よって浦沢ワールド(ミステリー)が苦手な方も、素直に入れると感じる。

また悪役や味方、ちょい役キャラ設定の絶妙な味付け、ストーリー展開が
非常に上手なので、ワクワク夢中になれる秀作になっていると感じます。

まあ良者と悪者がハッキリしていて、ベタと言えばベタなんですけど・・・。

ただ間違いなくお奨めできるマンガです。
 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-22 10:36:44] [修正:2010-02-22 10:41:56] [このレビューのURL]

 
歴史好きはもちろん、歴史に多少疎くても面白いマンガではないかと思う。

マイナーな武将である仙石秀久を主役に据え、その視点から戦国時代を
描くなんて、なんと凄い作家だと思ってしまう。

キャラは全般的に美形に書きすぎの感がある(そうでもない人物もいる)し、
歴史認識に若干違和感を覚えるが、しっかりと時代考証をしたと思われる
ストーリー、合戦描写で、日本史(戦国)の勉強としても使えそう。

また作家自身の独自調査による見解も盛り込まれ、非常に興味をそそられる。

キャラは完全独創で肖像画などのイメージとかけ離れている人物が多いが、
その独創キャラが大きく躍動し、物語を独特な面白さへと導いてくれる。
これは作家の力量の高さを物語るものであると思う。

続きも楽しみに読んでいきたい。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-18 18:28:06] [修正:2010-02-18 18:29:03] [このレビューのURL]


奥深い漫画ですねえ。

エロ描写が度々出てきますが、どちらかというとイヤらしさより
怖さの方が感情的に感じます。いったいどんな集落なんだ!と。

画はちょっとクセはありますが、見易い描写で特に問題なし。

ラストはちょっと切なさが残る。
なかなか良いラストだと思いました。

実体験に基づく漫画とのことで生々しい面白さがあり、夢中になって
読める作品だと思います。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-08 13:06:50] [修正:2010-02-08 13:06:50] [このレビューのURL]

7点 あずみ

 
途中までは間違いなく10点。

修行仲間との非情な殺し合い、そして下界へ・・・。
爺を信じ役目をこなしていくうちに、どんどんと減ってくる仲間たち。
そして、ついにあずみ一人に。

爺の秘密、家康との因縁、仇敵とのコラボ、家康成敗へ・・・。

ここらあたりまでは完璧。
単なるチャンバラ漫画ではなく、良質なヒューマンドラマと言っていい展開。

しかし話が進むにつれ1テーマ完結構成になり、なんかマンネリ感が出て
きてしまう。確かに面白いんだが・・・。それは作者の力量か。

そしてあるテーマの時に、いきなりあずみ出生の秘密テーマに飛躍し、
突然のフィナーレ。うーんストレス溜まるなあ。

なんであんなに飛躍したんだろうか?
小山ゆう氏なら、もっと上手いエンディングを創作できたんじゃないかなあ。

途中のマンネリ化と、最後の(悪い意味での)飛躍ぶりが減点材料。
うーむ、惜しい。

ただ全体通して夢中になって読める漫画だと思います。
 
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-05 18:59:46] [修正:2010-02-05 19:51:10] [このレビューのURL]

7点 PLUTO

SF好きにはお奨めできる良作。

良くも悪くも浦沢ワールド全開で、伏線の張り方や回収の巧みさ、また
伏線未回収など、評価が分かれる作品だとは思う。

私的には好みのストーリー。未来のロボット社会なんて夢があっていい。
その中での人間とロボットの共存の難しさ、戦うことへの問題提起など、
現代社会にも通じる論点もあり、非常に思慮深く創作されているなと感じる。

ただ個人的には、最後の方が惜しいです。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-04 10:42:04] [修正:2010-02-04 10:45:08] [このレビューのURL]

7点 三国志


面白い。60巻という長さも気にならない。

私はこの作品で三国志の概要を覚えました。
大人にも子供にも勧められる良作だと思います。

ただ横山氏の特徴なのか、登場人物の顔がよく似た感じで区別がつきにくく、
登場人物が自分の頭の中で整理できない点は苦労しました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-03 18:59:18] [修正:2010-02-03 18:59:18] [このレビューのURL]

<<前の10件
12