「かずー」さんのページ
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趣味は漫画にゲーム、スポーツをすることです。
子供と趣味が一緒なので、いつも一緒に遊んでます。
レビューは好きな作品中心なので、少し甘めになると思います。

9点 JIN -仁-
素直に読んで素晴らしい作品。
テレビドラマを見ていないので比較は出来ないが、漫画として評価すると
画力・ストーリーともに秀逸。タイムスリップというSFの枠に収まらず、
歴史(幕末)・医療という専門分野に特化した内容となっている。
幕末好きなら間違いなくハマると思います。
私はかなりの幕末フリークですが、素直に面白いと感じました。
実在の人物の考証もキチンとしてあり、その 「史実」 とフィクションを
上手く融合させている手腕に感服。
沖田総司を美男に描かなかったところや、西郷さんの非情さ、龍馬の女好きを
表現したところなんかは、幕末好きとして好感が持てます。
医療の部分は詳しくないので分かりませんが、かなり専門的な部分まで追求して
描いていますので、こちらも歴史と同じく深く考証しているように感じます。
ヒューマンドラマとしての心理描写も見事で非常に深い作品となっています。
減点要因は、仁の頭の腫瘍と龍馬のリンク?
なんか必要のない部分だと思ったのは私だけかな?
そんなに龍馬にこだわらなくてもよかったんじゃあないかな。
もしかして作者は龍馬ファンなのでしょうか。
しかし広げた風呂敷をキッチリと回収し、最近ありがちな不要な引き延ばしを
断固拒否して、当初のストーリー完結に拘った作者に拍手を送りたい。
どうもテレビドラマ化された漫画は点数が低くなる傾向にあるようですが、
冷静にみて、とてもオススメできる良作だと思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-04-19 11:47:01] [修正:2012-04-19 11:54:06] [このレビューのURL]
9点 進撃の巨人
「このマンガがすごい!」 2011年 オトコ編 第1位。
「第4回マンガ大賞」 第7位。
この素晴らしい実績に伴わないレビュー評価の低さに対し、逆に興味を
そそられてしまい、現状発行されている全4巻を読んでみました。
いや~、面白いマンガですね。
ドキドキワクワク、続きが気になって仕方ありません。
何故に低評価なのか、私には理解できないほど面白いです。
確かに画は下手です。
ですが徐々に上手くなっていってますし、嫌悪感のある画風ではない。
十分読むに耐えうる画だと思います。
ただ気になる点が・・・
このマンガの大きな目標は、巨人を倒し人間の自由を勝ち取る、また
領土(地球)を巨人から取り戻すことにあると理解します。
それを前提に張られた伏線・疑問は4巻時点で 「整理」 されてきました。
・そもそも巨人とは何者か?どこから来たのか?
・壁を破る超大型巨人は何なのか?何故消えるのか?
・鎖の巨人とは何者か?
・エレンの右腕はどうなったのか?何故に巨人化するのか?
・エレンの父が施した注射は何か?地下室は何か?
こんなところでしょうか?
上記伏線を解決していくという過程があって、最終目的である巨人を角逐
していくこと、もしくは人類が敗北することが、この物語の終焉という
のであれば、このマンガは10巻+α で上手に展開すべきだと考えます。
ただ 「奇行種」 の存在がどうも気になる。
数々の賞を受賞し話題性は十分、4巻時点で400万部突破というドル箱に
成長してしまったマンガだけに、いろんな 「奇行種」 を登場させてバトル
を中心とした 「間延び」 展開をさせる可能性は十分にありそう。
「彼岸花」 のように商業主義に犯された クソ漫画に成り下がる危険性、
可能性は、十分に残された作品と言えるでしょう。
そう言う意味ではこの 9点という評価は、最終的に急落するかもしれません。
下手すると4点以下の クソ評価になるかもしれません。
ただただ現時点では、面白いという評価と期待を込めて 9点。
頑張って欲しいです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-07-21 18:32:13] [修正:2011-07-21 18:33:12] [このレビューのURL]
9点 銀と金
いや、この漫画は素晴らしいですね。
福本作品では最高評価作品といって過言ではないでしょう。
私は 「カイジ」 を酷評した評価者ですが、その理由は展開の遅さ。
ドキドキワクワクの面白さは認めるのだが、間延びして遅々として
進まないストーリーと、それに伴う内容の薄さに辟易したのです。
その 「カイジ」 の悪い点が、この 「銀と金」 には無い。
ドキドキワクワクに加え、キッチリとしたストーリー構成と展開の良さ。
そして見事な伏線回収の手際の良さがあって、ほぼ文句なしの内容。
ただ画は・・・。下手くそです。(苦笑)
画の稚拙さと、ラスト競馬編がイマイチなのが減点部分。
しかしそんな減点部分が気にならない面白さ。
是非とも読んで欲しい名作です。
今一度言います。
「銀と金」・・・福本作品の最高傑作です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-04-05 10:40:46] [修正:2011-04-05 10:44:00] [このレビューのURL]
これは凄い。
SF・宇宙モノが好きな方は必見。
「膨大な知識と正確な描写で描かれるリアルな宇宙」
の触れ込みどおり、リアルな設定、描写に驚かされる。
前半のかなりきわどいエロ描写にマイナス1点。
果たしてあの描写はこのマンガに必要だったのか?
あと第2部から少しファンタジックになり、これからの展開に不安感があるが、
作者の力量・見識の高さに期待する。
名作になりうる作品。
お奨めです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-07-22 09:01:38] [修正:2010-07-22 09:02:41] [このレビューのURL]
子供の頃読んで感動し、
大人になって読んでも色あせることなく面白いと思える名作。
SF好きにはたまらない作品だと思います。
やはり藤子・F・不二雄氏は偉大であった・・・。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-02-03 18:53:05] [修正:2010-06-15 10:59:56] [このレビューのURL]
9点 ブラック・ジャック
巨匠・手塚作品の中でも火の鳥、陽だまりの樹と並ぶ面白さ。
子供のころ夢中になり、おっさんとなった今読んでも面白いと感じる。
こういった作品を名作と呼ぶのだと思う。
基本1話完結ながら、ブラックジャックの出生秘話や、膨大な報酬を何に
使うのか?、といった疑問ソースが入れてあり、全巻通しても骨太感がある。
キャラクタの創世も見事。
生と死の倫理観をキッチリと取り上げ、安楽死を請け負うキリコという
キャラを登場させたり、何と言っても名コンビ?ピノコの登場のさせ方
なんて、誰があのようなストーリーを作り出すことが出来るのか!
さすがはマンガの神様と称される手塚治虫氏渾身の作品である。
いくら年月が経とうとも色あせることのない名作であると感じます。
文庫版でも買って子供にも読ませよう、という気持ちになりました。(笑)
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-11 12:56:08] [修正:2010-05-11 13:14:14] [このレビューのURL]
9点 編集王
熱い。とにかく熱い漫画。
最初はウザく感じるかもしれないが、すぐに夢中になること間違いなし。
主人公カンパチに感情移入するのはもちろんですが、いわゆる 「テーマ主人公」 の
描き方・扱い方が非常に上手く、そちらにも強烈に惹かれてしまう。
完全に悪役キャラで憎々しかった人物が、あれよあれよ格好良く見えてきた。
そんな状況がとても心地よく感じていきます。
さすがに土田世紀氏、人間味溢れるキャラを描かせたら天下一品。
いわゆる漫画編集部内部の問題点を取り上げた作品で、本当にあったような
現実感を感じる、笑いあり涙ありの良質ヒューマンドラマです。
人生山あり谷ありを心から体感できますよ。(笑)
自信を持ってお奨めできる秀作だと思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-04-09 09:43:09] [修正:2010-04-09 11:15:57] [このレビューのURL]
9点 暁星記
久々に凄いSF漫画に出会った。映画アバターも真っ青かな?
遠い未来、人が住めるようになった 「金星=暁星」 における原始社会での
いわゆる生存競争を描くだけの漫画だと思っていたら・・・。
まあそれだけでも面白いと思ったのですが。
いやはや驚きました。
非常に深いストーリーに綿密に練られた伏線と回収。
作者の豊かな想像力に感服します。
ラストも良くできています。
しっかりと伏線を回収した部分と、読者に判断を委ねた部分のバランスが絶妙。
画はクセがあり微妙ですが、下手ではないので問題ないと感じます。
何度でも楽しめそうな、見事な秀作と評価。
お奨めです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-04-01 17:14:20] [修正:2010-04-02 08:35:21] [このレビューのURL]
9点 闇金ウシジマくん
闇金融の社会をリアルに描く作品。基本的に1テーマ完結物語。
思わず嗚咽しそうなほど、グロテスクでリアルな内容が展開される。
ハッキリ言って主役とされるウシジマは、社会のクズであり凶悪犯罪者。
なのにギャル汚、宇津井や板橋といった、いわゆる 「被害者たち」 の方に
嫌悪感を感じてしまう。
これは作中のギャル汚や宇津井など、テーマ主役たちが持っている自分の
弱さや虚栄、ちっぽけな自尊心や虚無心などが、自分の中にも存在すること
への 「恥ずかしさ」 ではないかと感じる。正直怖さをも感じてしまった。
この漫画を受け止めるか、簡単に突き放すか・・・。
個人的には社会へ出る前にこの漫画を読み、しっかりと受け止めることが
出来なければ、作中の悲惨な人達と同じ運命をたどる可能性があると思う。
逆に考えればこの作品は、見栄や虚栄を捨てて受け止めさえすれば、自分の
弱点をしっかりと見つめ直すことが可能な、秀作であると思う。
面白いが本当に怖い漫画。
私は決してサラ金には手を出さないし、ギャンブルにものめり込まない。
そうしっかりと今は言い切れます。
「物事の考え方が変わったりするほどの力を持った作品」
この評価で間違いないです。
いやはや、ある意味本当にスッゲー漫画。劇薬だ。
子供には高校入学か卒業のタイミングで絶対読ませよう・・・。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2010-02-17 17:27:42] [修正:2010-02-17 17:40:26] [このレビューのURL]
9点 サバイバル
子供の時読んで夢中になり、大人になって読んでも面白かった作品。
大地震などの災害に注意して、対策を考えている方は必ずハマります。
またキャンプやアウトドア、釣りなどに興味がある人もハマると思います。
特に前半の無人島編は、いわゆる 「文明人」 の少年が、サバイバル生活を
行って、人間として成長していく様が非常に面白い。
自分がそのような状況に置かれたらどうしただろう、罠や武器は自分で
作れるだろうか、イワナや熊の肉、旨そうだけど、調味料なしで食えるか、
など、自分に置き換えてのめり込んでしまいます。
無人島を脱出し、少しずつ人との接触が増えていく過程で、サバイバル的な
「無中度=面白度」 は下がっていきますが、それでも人の極限状態での心理
状態などがよく描写されており、アウトドア的サバイバル生活編とは違った
面白さがあると思います。
かなり昔の作品なので古くさい部分もありますが、全般を通して
1970年代の作品とは感じない、力強く夢中になれる作品です。
お奨めです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-02-16 19:59:22] [修正:2010-02-16 20:02:00] [このレビューのURL]