「即身仏」さんのページ

総レビュー数: 106レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月22日

自分もこの漫画は最後まで楽しく読めました。

間違った知識(小便が消毒云々)もありますが、描かれた時代が古いのでこれは致し方無い。ソレよりも主人公に襲い掛かる自然災害や害獣(というかネズミ)等による危機的状況や人間達のいざこざとかを、心が折れそうになりながらも家族に再会するんだ。という希望を心の支えにして乗り越えてゆく姿は、いつの時代でも色褪せない読み応えがあります。

数多くのサバイバル漫画の中でも、この漫画は上位の出来だといえます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-30 23:12:47] [修正:2010-09-30 23:12:47] [このレビューのURL]

手塚治虫といえば、言うまでも無く「漫画の神様」と表現しても良い人ですが、この作品にそれを思わせてくれる場面があります。

最初の方と最後辺りの方に全く同じ画のページ(2ページ位?)がありますが、読んでいてちゃんとそれが別の意味合い・視点で表現されていました。正直、ここまで巧みな見せ方というのは記憶には無かったです。もうずいぶん昔の記憶だったのですが、この事は今でも覚えています。

もし、この作品が描き切れていたらどんな作品になっていたであろうかと虚しい想像をしてしまいます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-25 02:29:31] [修正:2010-09-25 02:29:31] [このレビューのURL]

この作品の特徴としては現時点で、エスパー能力は本来のテーマでは無く、いかに駄目人間を見せるかに尽きると思う。

能力の使い様によっては壮大なお話になるにも関わらず、馬鹿馬鹿しい(エロ関連)使い方をする駄目人間を見せる事によって笑いを生み出そうとしている漫画だと見ています。こういう発想、思い付きそうで誰もやらなかったですよね。こんなくだらない漫画(勿論褒め言葉です)

主人公が同じ能力を持つ女子に対してテレパス能力で格好良い台詞を言おうとして下品な事を言っちゃう所なんかも、格好良い事をさせない決意表明みたいで実に清清しい(笑)

決してシリアス方面には向かわないで欲しい。最後まで馬鹿馬鹿しい下ネタギャグ漫画のままで突き進んで欲しい漫画です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-25 02:17:09] [修正:2010-09-25 02:21:00] [このレビューのURL]

5点 DEATH NOTE

この作品が面白いと感じるのは、原作者・ガモウひろしの力では決してありません。作画担当の小畑健の画力の高さによる説得力の付与に他ならないと思う。

主人公である夜神月がデスノートを手にしてから、その強大な力に慢心し蝕まれていく様をちゃんと魅せてくれているから。(例:計画通り!とか、だめだこいつ、早く何とかしないと 等)

月とLとの対決までは良かったけれども、それ以降はどこか宙ぶらりん。言い方は悪いけど、月の向かう先は崖に向かって真逆さまというオチだけしか見えなかった。ここら辺の描写は原作者の力量不足だと思います。

言わせて貰いますが、正直、作画担当が小畑健で無かったら、ここまでの人気は出なかったと確信しています。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-09-25 01:44:25] [修正:2010-09-25 01:44:25] [このレビューのURL]

この漫画の一番のキモは、しっかりとしたローマの生活風俗の描写と堅物の主人公ルシウス・モデストゥスの素直なまでのリアクションから見て取れる、快楽を追求するという根っこでは共通ながらも日本人と古代ローマ人の思考の違いによるギャップから来る笑いだと思います。

主人公ルシウスの(日本人から見たら)結構強烈な自尊心が、平たい顔族(日本人)の(遠い未来の文化だから当然だけど)当時のローマを超越した風呂の技術を目のあたりにして言いようの無いショックを受けたり、自身が閃いた発想で無い為に後ろめたさを感じてしまったりしたとか思えば、フルーツ牛乳や温泉卵を口にして素直に「美味い!」と感動する素直さに思わずニヤリとしてしまったりと、読んでるこっちも楽しいです(笑)

後、自身がタイムスリップしていると自覚していないという点でしょうか。よくよく考えたら、当時の人間がタイムスリップなんてSF的な考えを思いつくのは無理が有るかと。だからこそ、タイムスリップしたという自覚が無く未知の国家に来てしまっていると「勘違い」していると読者に思わせる事によってルシウスが古代ローマ人だというキャラクター付けが強固になって、読者が新鮮に感じるようになっている仕掛けだと、個人的には思います。

だからこそ、タイムスリップするきっかけがチープであろうと(酷)、面白いまんまなんだと感じます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-25 01:16:10] [修正:2010-09-25 01:16:10] [このレビューのURL]

西原理恵子氏の漫画の様な作風に見えていて、決定的な壁というか違いを感じる漫画。いや、このシロモノについてはそれ以下である。

まず絵柄ですが、西原氏の漫画は雑は雑なんだけどその人物の個性なるものをキチンと捉えているので愛嬌を感じたりニヤリとさせられたりもしますが、倉田某に関してはそれが無い。(倉田某に限らず、西原氏を真似する漫画家には不足していると思われる)むしろ表層しか見えていない・表現出来ていないので見ていて不快で、面白さすら感じない。要するにキャラクターに魂が宿ってないのである。この漫画?で倉田某がやっているのは下世話な(他人の)不幸自慢を汚い線で書き殴ってるだけで、正直な気持ちを言うに、漫画としての価値すら無いシロモノとしか、ねぇ・・・。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-25 00:38:19] [修正:2010-09-25 00:38:19] [このレビューのURL]

最初はラブコメに行くのかな?と思っていたら空手部を中心にした青春スポーツ漫画でした。正直、ラブコメだったらここまで面白くはならなかったと思う。

とにかく、空手部の先輩達が実に男前すぎてかっちょいい(笑)主人公の半座も結構目立つキャラなんですが、空手部の面々(人妻の顧問含む)に入ると、ちゃんと後輩に感じる位。だからこそ半座を良き先輩として導いてる感が表現されてて、あぁ、青春だなぁ。と良い意味での感傷に浸れる訳です。空手の試合も迫力があって読み応えがありますし、結構良い作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-23 00:33:47] [修正:2010-09-25 00:22:46] [このレビューのURL]

作者の漫画らしくない。と言えますが、読んでいると自転車に対する「愛情」がちゃんと感じられる好感の持てる漫画です。正直な気持ちを言うと作者の趣味が自転車だなんて何かの間違いか?とか、なるたるとかぼくらの描いてる人には当てはまらないし虚偽なんじゃないかと疑いましたが(酷)、この漫画を見ていると本当に自転車が好きなんだな。という嬉しさみたいなものを感じます。

作者にはこの路線をきっちり描き切ってほしいと願っています。そう願うだけの魅力・面白さを秘めていると思っていますので。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-23 01:55:26] [修正:2010-09-24 20:26:36] [このレビューのURL]

この漫画の本当に秀逸な所は、キャラクターの魅力もさることながら、徹底的に「平凡な日常」を感じさせるくらいの背景描写力だと思っています。キャラクターに魅力のある漫画は結構ありますが、日常背景をきっちり書き込んでる漫画はこの漫画以上の作品は記憶にありません。(自分が知らないだけなのかもしれませんが)思わずこの漫画を読んでいるこちらがよつば達の日常生活を間近で見ているという錯覚を覚え、更によつばを初めとする登場人物に非常に近しいシンパシーを感じさせ、更に感銘を呼び起こす。

別に特別な事をしているわけじゃない。ただ普通の行動だからこそだと思う。これで本当に魔法とか非現実的な事が書かれたら一気にこの漫画の魅力が崩れ去ってしまうと思う。

この漫画に関してはゆっくりでもいい。そんなチカラを無くさない様に慎重に描ききって欲しいと願うのみです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-23 00:53:50] [修正:2010-09-24 20:22:58] [このレビューのURL]

評価したくない生殺し漫画。
アテ馬ってね、そのお仕事ばかりしていると気力とか無くなってしまうんですよね。途中までは面白く見てたんですよ。でもね、ちっとも進展しない。最後の方で動いたかと思ったら結局元の状態に。あれじゃあ沢近が不憫でならない。・・・そんなアテ馬の気持ちをこの漫画で疑似体験・・・。

天満みたいな、作者の都合の為に流れをコントロールしているキャラクターは大嫌いなんですよ。アニメでいうとゼーガペインとかグレンラガンみたいに話をガンガン進めていく。この漫画にはそういったものが有る様で無い。だから水が澱んでいくが如くお話もダレちゃんですよね。所々面白い話も散見されてたので尚更勿体無い。

読んでて正直思った。
読者を馬鹿にするものいい加減にしてくれ、と。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-09-23 02:31:37] [修正:2010-09-24 20:19:45] [このレビューのURL]

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