「即身仏」さんのページ

総レビュー数: 106レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月22日

みそりのマキバオーよりも競馬に対する濃度が「濃い」競馬漫画。
キャラクターは相変わらずサラブレッドとは程遠い荒唐無稽な馬体ではあるものの、読んでみると前作同様そんなものは気になら為らなくなる位、競馬に対する真摯な姿勢が感じられるのは素晴しいものがある。地方競馬、しかも賞金ランクが一番の底辺に位置する高知競馬にて泥臭くも一歩一歩踏みしめるかのように強くなっていくヒノデマキバオーがたまらない。競馬とはこういうものだと体現した良作。

後、外伝でアマゾンスピリットのお話があったけど、これも良い漫画でした。

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[投稿:2010-09-23 03:05:44] [修正:2010-09-23 03:05:44] [このレビューのURL]

この漫画の秀逸なのはこの漫画に出てくるほとんどの人物が現代の日本人のように甘くなく容赦の無い所、そして読んでいて臭って来そうな世界描写。
最初は砂ぼうずこと水野潅太はあくどい・えげつないといってもまだ可愛げがあった。しかし、巻数が進み何度も生死を彷徨うかのような事態に遭う内にどんどん見事なまでにダークヒーロー化していく。普通だったら嫌悪感とかが出るものであるが、関東大砂漠はそんなに甘い環境では無い。生きる為ならばそうなるであろうという説得力がある。弟子だった小砂こと小泉太湖が主役になっているが、正直水野潅太のままの方がよかったなも、と思います。

後、巻末に載ってある銃や砂漠スーツの設定とかの力の入れ様はプラス。

現時点では作者が病気の為に連載がストップしていますが、いずれは再開して欲しい作品です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-23 02:51:01] [修正:2010-09-23 02:51:01] [このレビューのURL]

今までの作者のふざけ馬鹿にし腐ってる作風とは比較にならない「ガチ」な漫画。とにかく描写が凄まじい。

もっと早くこういったお話を描いてくれれば良かったのに。とも思う。勿体無い。

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[投稿:2010-09-23 02:17:26] [修正:2010-09-23 02:17:26] [このレビューのURL]

(菌共以外では)個性やストーリーがあるようで実はあんまし。と言えちゃう漫画。結城蛍に似てる人物とか書いてあるのは作者の自虐的な意味合いだと受け取っています。
ただ、個人的に一番評価したいのは8巻におけるムトーさんが主役格で、加納はなが登場する地ビールのお話。あれはもやしもんの連載の中で一番の出来のお話だったと確信してます。

今の時点でも本当にお話の起伏が無い。言い方は悪いが単なる旅漫画。そういったマイナス点はあるものの、菌共が人間よりも実に魅力的に動き回ってる点とかを考慮してそれなりに読める良作であるのは間違い無いかと。

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[投稿:2010-09-23 02:15:03] [修正:2010-09-23 02:15:03] [このレビューのURL]

3点 タッチ

とても有名な野球漫画なんですが、正直「キャプテン」とか「ショーバン」とかの野球漫画と比較しても軽いんですよね。しかも奥底にドロドロした嫌なものが渦巻いている。はい。それは柏葉兄弟のアレです。弟の柏葉英二郎が屈折した人物になった経緯、ハッキリ言ってこれは無いんじゃないか?と嫌な気持ちにさせられたものです。週刊少年誌らしからぬ黒さとしか言い様が無いです。面白い作品なのでしょうが、この人の作品は判を押したかのような作品ばっかりのような気がします。

そういった負の部分を鑑みての評価とさせてもらいます。

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[投稿:2010-09-23 02:06:40] [修正:2010-09-23 02:06:40] [このレビューのURL]

牧場の日常描写とかお話は合格点。ただ、現実的に考えれば渡会牧場の馬は贔屓目に見ても走りすぎ。双子とかは普通走らない(双子が分かった時点でその卵子を潰すんだそうだ)のにそこそこ走ったりとか(作中でもそこはフォローされているみたいですが)、初期における主人公の何気ない、しかし牧場では実に愚かな行為(馬の近くでクラクションを鳴らす)によってトラウマが出来てしまった為に去勢した馬とか(実際は去勢してもそういった気性は治らないと思う)なんだかなぁ、と思う点がいくつか。
どうも、本当の意味での作りこみが甘い気もするけれども連載中はそんなに気にはならなかったです。まぁ、週刊連載誌では頑張ってるとは思います。今にして思えば、現実世界というよりウイニングポストシリーズみたいな仮想世界でのお話に思えちゃってちょっと白々しく感じちゃうのはねぇ。

ここは、あえて厳しい点数とさせてもらいます。

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[投稿:2010-09-23 01:37:45] [修正:2010-09-23 01:37:45] [このレビューのURL]

7点 三国志

三国志入門とも言える、実にスタンダードな漫画です。(全60巻あるとかはこの際無視)

ただ、これを描いた時期がかなり昔なのと演義をベースにした漫画なので古臭さは仕方ないでしょう。個人的に印象に残ってるのは1つは魏延が斬られた時の描写。馬岱に斬られた時に後ろ向きに倒れるので切られた顔が見えなかった点。作品内で人気があったのだろうと推察出来る描写だったと思う。そして一番は蜀が滅亡する時の劉禅の息子の必死の訴えが父に届かず、一家揃って自刃する所と、奮戦虚しく蜀の滅亡の報を聞き、涙を流しながら手に持つ剣を岩に叩きつけて叩き折る姜維とその兵士達には涙無くして見れない位でした。この点だけでも横山氏は凄い人だな、と思ったものです。

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[投稿:2010-09-23 01:04:27] [修正:2010-09-23 01:04:27] [このレビューのURL]

今でも画の癖は強いですが、それを差し引いてもキャラクターの動きは秀逸なバイオレンスギャグ漫画。それに結構キャラクターが個性的というかキャラが立ってて、それの相乗効果で読んでいて面白かったです。

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[投稿:2010-09-23 00:25:31] [修正:2010-09-23 00:25:31] [このレビューのURL]

簡単に言えばやり過ぎ、もしくはやってはいけない事をやってしまった漫画という認識を持っています。

キャラクターの動き自体は悪く無かった。ただ、外見が子供とはいえ、主人公が教師という立ち位置にある以上は生徒をいじめる描写は漫画の中であっても絶対にやってはならない表現だと思う。ので、この漫画は論外という評価をさせてもらいます。


その後、作者の化け方は凄いの一言です。

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[投稿:2010-09-23 00:18:35] [修正:2010-09-23 00:18:35] [このレビューのURL]

この漫画の一番のキモは、有名漫画家さんの本当の意味での実力が見えるという、ある意味残酷な点でしょうか(笑)こういう漫画は西原氏でこそ出来る・許される漫画でしょう。

で、サイバラ漫画でいつも思うのですが、西原氏は他人の人を面白おかしく・しかも際どく表現出来ていて読んでてそんなに不快感とかは感じないんですよね。(西原氏を真似しているその他大勢の漫画家?とは一線を画すと思う)だからこそあんな画(失礼)でもこの世界で生き残れるんでしょう。

ただ、1巻の最初の方については見切り発車での連載でしょうか、方向性が定まらない感じでちょっとダレますね。

点数はこんなですが、自分は大好物です(笑)

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[投稿:2010-09-23 00:07:44] [修正:2010-09-23 00:07:44] [このレビューのURL]