「頭突き串の寿司」さんのページ

総レビュー数: 99レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年09月14日

これもまた「好きなもん描いてんなー」という印象。
楽しめるのは表題作くらいかなー。
それ単体だとちょっと"滑稽"に見えるミラーボールという小道具がドラマを作り出す。
やっぱりヤマシタトモコの描くあのバカでくだらないお話は大好物だ。
でも逆にいうとそれだけ読めればいいや、って感じ。

他にあげるとすれば「エボニー・オリーブ」のグータンヌーボさがすごい。(ちゃんと見たことなんてないけど)
軽妙な会話もまたこの作家の魅力で、こちらは見てるだけでも楽しい。

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[投稿:2013-05-11 23:18:42] [修正:2013-05-11 23:18:42] [このレビューのURL]

5点 HER

「女子はなにゆえかくも面倒で恐ろしくて、かわいいのでしょうか。というお話。」(作者談)
まあ要するに作者の「女の子好き」が詰まった作品だと言える。

ヤマシタトモコは心理描写の上手さが評価されているようだけど
登場人物は女性ばかりなのでそこらへんは共感できないし感情移入もできない。
終始「ふーん」だとか「へー」だとか、冷めた感じで読めてしまった。

最後のCASE6では男目線が入ってくるんだけど男性読者だったらやはり高子さん(のキャラ)を好きになるんじゃないでしょうか。
ていうか私はそうでした。

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[投稿:2013-05-11 23:13:45] [修正:2013-05-11 23:13:45] [このレビューのURL]

緻密な描き込みで独特の雰囲気を放つムライ先生の初作品集。

表紙にあるような動物、植物、はたまた電球(!)の擬人化や
細い線で神経質にまで描き込まれた画面からは怪しい雰囲気がプンプン。

こどもを主人公にした話が多く、同じ目線で読んでいくと
一見アングラでガロ風な味わいも深い世界に不安を覚える。
と同時に度々出てくるユーモラスでかわいい鳥のキャラからは温かさを感じたり。
なんとも不思議でキワモノだがポップな面も持ち合わせているので間口は広そう。

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[投稿:2013-04-30 23:55:14] [修正:2013-05-01 00:03:22] [このレビューのURL]