「頭突き串の寿司」さんのページ

総レビュー数: 99レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年09月14日

かつてテレビドラマのなかで「怪盗ワッツェル」を演じ人気を博した俳優も、今では落ちぶれ、詐欺師まがいのセールスマン。そこへ余命短い少女の命を救ってほしい、という依頼を受け「ワッツェル」の大ファンである少女の前で彼は再びヒーローを演じることになる。
イメージ療法・・・ワッツェルには少女が夢のなかで脳内腫瘍を倒していくその手助けをさせるという。
果たしてこのシナリオにはハッピーエンドが用意されているのか?というお話。

“The desire is different from believing it.”
話作りはすごい丁寧だし、 “信じる”ことについて一貫したテーマを描き切ってはいるんだけど、強く印象に残るものもなく、佳作止まり。
アオハルコミックスへの期待度が高いのでたまたま手に取ってはみたが、これを絶賛するのは作者買いしている層なのかなと思ったり。

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[投稿:2014-09-12 23:17:34] [修正:2014-09-12 23:17:34] [このレビューのURL]

最初に断っておくと、自分は作者の自殺を知ったあとにこの作品を手に取った。(というか、自殺報道でこの作者を知った)
未完終了ながら多くの人が「読む価値がある」と評していたので気になったのだ。
そして結果から言うと、読む価値はあった。
ていうか、なんだこれ、めちゃくちゃ面白い。

まず今までに見たことのない題材。
「宗教」と聞くとなんだか怖いイメージがつきまとうがそれは本質を分かっていないがためなのかもしれない。
「みんなのせかいをよりよくするために」という大本は政治となんら変わらない。

その題材が決して出オチではなく、ちゃんと描き切れるだけの設定や考察がある。
学校のクラスというのは社会の縮図だ。その場所でクラスメイトをまとめるために、小さい組織から作り上げていく過程が面白い。
このあたりにはスクールカーストといった裏テーマもあるのかもしれない。

宗教勃興を企む主人公の言動が小4とは思えない…というのも分かるが、
宗教というものを無邪気に信じ、かつクラスのなかに上下関係が存在する、となるとたしかに年齢の設定が難しいよな。

・「宗教は必要か」という根本的な論争
・既存の宗教との共存(親が新宗教団体に入信している児童)
・異端の発生(宗派の分裂)
・教団の暴走(遠足中のバスジャック)
・生徒による教師の性的支配
などなど、2巻に収録されている今後のプロットを見る限り、このまま続けていればマンガ史に残る怪作になったのではないか。
なんにしても自殺はダメでしょ。残念としか言いようがない。

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[投稿:2014-03-02 23:04:26] [修正:2014-03-03 00:17:11] [このレビューのURL]

日常のなかで生まれる「滑稽」を描くのは難しい。
ていうかわざわざ描いてしまうこと自体、無粋なのでは、とも思うのだが。

しかし高浜寛。面白い。
にじむようなタッチで描かれた老人たちの一編からはまさに人生を生き抜いてきた者の悲哀が感じられる。哀しくて、馬鹿馬鹿しい。これこそマンガで描く意味だと思う。

たしか新装版(A5版)のあとがきに書いてあったことだが、作者はどうやら鬱症状になりやすい方らしく、自殺未遂の末に何度も入退院を繰り返す身らしい。
文字で読んだ作者の生き様は滑稽そのもので、妙に納得(というのも変だが)してしまった覚えがある。

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[投稿:2013-07-29 00:50:04] [修正:2013-07-31 02:40:04] [このレビューのURL]

6点 GANTZ

引き伸ばしているうちに伏線はぬるっと回収され、それに見合うカタルシスを得られるでもなく完結。
最終回はすでに酷評を受けまくっている…。
作者がテキトーな性格ゆえ、多少予想はできたはずだがいくらなんでもこれは…
結末を最重視するわけではない。
が、特にGANTZの場合は最終章入ってからメディアミックスが展開され、そのタイミングで新規の読者も増えたはず。
そういう読者にはほんと気の毒としか思えない。

ミラクルジャンプあたりでスピンオフとか、あってもおかしくないよな。
別に期待はしてないけど。

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[投稿:2011-09-21 17:55:27] [修正:2013-07-29 00:56:21] [このレビューのURL]

これもまた「好きなもん描いてんなー」という印象。
楽しめるのは表題作くらいかなー。
それ単体だとちょっと"滑稽"に見えるミラーボールという小道具がドラマを作り出す。
やっぱりヤマシタトモコの描くあのバカでくだらないお話は大好物だ。
でも逆にいうとそれだけ読めればいいや、って感じ。

他にあげるとすれば「エボニー・オリーブ」のグータンヌーボさがすごい。(ちゃんと見たことなんてないけど)
軽妙な会話もまたこの作家の魅力で、こちらは見てるだけでも楽しい。

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[投稿:2013-05-11 23:18:42] [修正:2013-05-11 23:18:42] [このレビューのURL]

緻密な描き込みで独特の雰囲気を放つムライ先生の初作品集。

表紙にあるような動物、植物、はたまた電球(!)の擬人化や
細い線で神経質にまで描き込まれた画面からは怪しい雰囲気がプンプン。

こどもを主人公にした話が多く、同じ目線で読んでいくと
一見アングラでガロ風な味わいも深い世界に不安を覚える。
と同時に度々出てくるユーモラスでかわいい鳥のキャラからは温かさを感じたり。
なんとも不思議でキワモノだがポップな面も持ち合わせているので間口は広そう。

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[投稿:2013-04-30 23:55:14] [修正:2013-05-01 00:03:22] [このレビューのURL]

性のマイノリティをテーマに据えた、作者の初連載作。
復刊したコミックリュウ誌のカオスな連載陣の一角でもある。

女装した男子3人の掛け合いは一見すると百合ジャンルだが、その本質はBL。
ふたつのジャンルにまたがるようであるが読んでいるとその境界は曖昧になる。
絵は細い線で安定したようで、表情が豊かになったキャラも好きになれる。

主人公は3人の女装男子であるが、この3人の「マイノリティを受け入れてくれるコミュニティ」の話だけでは広がりがなくなってしまう。
これからの展開によって評価は上がるかも。

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[投稿:2013-04-03 17:09:57] [修正:2013-04-03 17:09:57] [このレビューのURL]

宇宙エレベーターを物語の中心に据え、それに関わる人々のストーリーをオムニバス形式で描く。
登場人物やストーリーはどこかでつながっていて、全10話で綺麗に完結している。

一通り読んでも人物関係や時系列がちょっとスッキリしない。
この解りにくさは連作タイプのマンガでは致命的かな。

宇宙的スケールとラブストーリーはうまく組合わさっているので、一話ごとなら楽しめると思う。

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[投稿:2013-03-18 17:22:43] [修正:2013-03-18 17:22:43] [このレビューのURL]

ミスリードがうまく決まった1話目と2話目は確かに完成度が高いと思う。

ただ、これが「泣ける」という触れ込みで話題になったのはどうなんだろう…
これに限ったことではないけど、感動できる作品と聞いて、読んでみて、実際の感動はそこそこに、「やっぱり感動できたね」と言って話題になることは多い。(小説にしても映画にしても)
泣ければそれで満足なのか、泣ける作品が良い作品なのか。
ONE PIECEなんかよりこういうほうがよっぽど感動の押し売りなんじゃないのかな。
裏表紙にもしっかり"泣ける"と書かれているし。


まあ裏表紙なんかは編集者の仕事かもしれないし、これはプロモーションの問題でもあるので
作品について、何も知らずに読めばこの点数が妥当かなと。
短編で使えるテクニックを封じて描かれる初長編作(連載中?)に注目が集まってしまう。

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[投稿:2013-03-18 17:21:32] [修正:2013-03-18 17:21:32] [このレビューのURL]

全編通してグッダグダw

犬、ヤギから兎?にまでアニマル萌えだったり
女装美少年、鉄の体をもつ警部、乙女系紳士、ドS暗殺者、ブラコンのもやしっ子
毛フェチに始まり皮、声、手、匂いフェチも!
ってことで敵味方入り乱れてとにかくカオス。

ギャグは油断しているとときどきツボにはまるようなものがあって
荻野警部と優太くんが罵り合うネタはよく尽きないなーと思う。

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[投稿:2011-10-07 00:22:12] [修正:2013-03-18 16:53:15] [このレビューのURL]

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