「ルリヲ」さんのページ

総レビュー数: 114レビュー(全て表示) 最終投稿: 2012年09月13日

6点 レイン

吉野匠原作のレインシリーズのコミカライズ作品。

主人公レインとその仲間が、若干ファンタジーな世界で戦争をしていくお話。
レインが作中最強クラスなのでそこは好みが別れるところ。俺は好き。

俺は原作が大好きなので、レインの世界に浸りたいけどあんまり時間がないときとかにコミックスをさっと読んだりする。

物語の大筋をいじってないので内容把握には問題ないんだけど、こういう作品はしょうがないのか、キャラ同士の小さい掛け合いやギャグなど良い部分が大幅に削ぎ落とされている。

絵はそこそこ綺麗なんだけど力強さが足りないというか、この作品を漫画化するには線が細い気がする。レインがあまり強そうじゃないのも難点。
(最新の外伝を読んでみたら絵はだいぶ改善されていた)

原作を読んだ人は補正で楽しめるけど、そうじゃない人にはちょっと物足りないファンタジーものくらいにしか思えないかも。

外伝のヴァンパイア・マスターは、本編が原作どおり進んでいくなら重要な内容になるので読むべき。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-09-25 23:31:55] [修正:2013-04-27 19:57:21] [このレビューのURL]

6点 LIGHT WING

けっこう前に少年ジャンプで打ち切りになったサッカー漫画。

第一話から100対1でサッカーするなどやりたい放題。
完全打ち切りコースだと思ってた。というか事実そうだった。

でも真面目に読むと、ぶっ飛んでいるだけで漫画としてつまらないわけではなく、むしろこの作者の味が出ていて面白かった。

この漫画の最も面白い所は独特のノリと台詞回し。ジャンプの隅で20話ほど連載していただけなのに今でも覚えてるフレーズがたくさんある。
・やめろ真っちゃん!!
・それだよ佐治ー!
・はいご苦労様Death-
・2秒で切り返してください
・世界最強になる気か・・・!
・落ちる秋空、ワールドエンド
・佐治リバイブ
・メイジ@キッチン

それにストーリー自体も悪くはない。
3年の自分にはもう時間がないと嘆く佐治へのリヒトの言葉など結構アツいシーンもある。

プレイスタイルに名前がついちゃう厨二感、比喩だと思ってたリヒトの翼がぶちぶち捥がれたり宇宙まで広がったりめちゃくちゃだけど好きな作品。

難点はどうしても感じてしまう打ち切り感、合わなかったときの温度差だろうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-04-11 23:23:33] [修正:2013-04-11 23:23:33] [このレビューのURL]

東京の大学に入るべく上京してきた浪人生、相田ゆるめと、同じアパートに住む浪人仲間のダメでゆるい日常を描いたギャグ4コマ漫画。

登場時ゆるめ(18)みたいな表記があったのに酒飲んでるぞ・・・と思ったら知らぬ間に月日が流れている様子。
つまりこいつらは4人そろって何浪もしているのか・・・と思ったりしてしまう。

基本はゆるーいギャグが展開されていく。ギャグの質は高く、よくクスリとさせられる。

だらーっといつまでも読んでいられる空気感を持った良作。
そしてなによりこうつらみたいにはならんぞ・・・と思わせてくれる作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-03-29 18:33:59] [修正:2013-03-29 18:33:59] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

早々に独立してフリーで(売れない)イラストの仕事をしている輿水理香(26)の残念なひとりぐらしの様子を描いた漫画。

仕事柄、家に篭っていることが多く、出会いもないので彼氏無し独身。
家は近いけどバリバリOLをやっている妹や、家を飛び出した引け目からひとりぐらしを続けている。

残念な引きこもりといっても根暗って感じではなく、髪も金髪に毛先ピンクで学生時代や会社勤め時代には恋人もいた(片手でギリ数えられるくらいらしい)

この設定がかなりツボだった。
根暗ヒッキーが不自然にもてるような話じゃなく、環境から堕落してる残念美人が物語の最後まで残念だったのがよかった。

輿水残念さの1例
・とにかく独り言が多い
・風呂場で用を足す
・イケメンで妄想
・年とともに目立つようになる肌荒れ、贅肉
・毛玉だらけのスウェット
etc..

本当はまだまだ書ききれないくらいある。
こんな具合で残念な輿水なんだけど、迷える友達や妹にいいことを言ったりもするちゃんとした一面も。
なんだかんだこの輿水が魅力的だからこの漫画は面白いんだと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-03-25 01:39:23] [修正:2013-03-25 01:39:23] [このレビューのURL]

7点 谷仮面

いやーおもしろい。
ヨクサル作品は
ハチワン→エアマス→谷仮面
って具合に遡って読んでるんだけど、この頃からぶっ飛んでる。

主人公がヒロイン命でそれが原動力になってる。
というか島さん以外見えてなさそう。
そして島さんのためなら比喩じゃなく何でもする。屋上から飛び降りたり。
主人公が超絶強いのと相俟って絶妙な笑い、爽快感を生み出してる。

個人的には中篇くらいまでが圧倒的に好きで、後半はまあまあといった所。
エアマスでも思ったんだけど「気」を飛ばすみたいなのはいらなかったかなあ。

あと、レスリング編はあんなに長くやらなくて良かったと思う。
千葉も存在意義がよく分からん。

ぶつぶついったけどともあれ面白い漫画。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-03-18 14:26:10] [修正:2013-03-18 14:26:10] [このレビューのURL]

超有名カードゲームの原作コミックス。
小学生の頃読んでたなあと懐かしくなった。

読んでて感じたのはこの作者の卓越したセンス。
最初期の懲悪ものででてくるいろんなオリジナルゲームはどれも面白そう。
途中から始まったカードゲーム編でもキャラデザや魔法カード、ネーミングセンスみんな魅力的で当時は夢中になってた。

カードありきの漫画に思えるけどストーリーもそこそこ良質。感動もしっかりできた。
闇遊戯だけでなく、表の遊戯にもしっかり魅力があるのがよかったと思う。

改めて読むとカードゲームのルールは粗が目立つし、だれてくることもあったけど、普通に良作だと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-02-19 21:05:30] [修正:2013-02-19 21:05:30] [このレビューのURL]

他の冬目景作品とちょっと毛色の違う漫画。
ももっていう美大を目指して浪人する女の子が主人公の恋愛もの(?)の漫画。
作者が少女漫画を目指したというだけあって、ももやまわりの恋愛話が主体で話は進んでいく。

ちょっとお値段は張るんだけど、そのかわりカラーページがそのまま掲載されている。
ぺらい感じじゃなくてちょっと高級感のある紙に描かれているんだけどそれが本当に素晴らしい。
冬目景の絵が好きな人はぜひ見るべき。

ももや周囲の人間関係がドロドロすることもなく、楽しく読み終えることができた。

作者のキャラクターの雰囲気とか、絵の魅力を味わえるいい作品だと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-02-18 13:27:42] [修正:2013-02-18 20:37:54] [このレビューのURL]

逆転裁判シリーズのゲームが大好きで、1巻発売と同時に嬉々として購入。

主要キャラは原作のなるほどくんたちを使っているんだけど、事件は完全オリジナル。

内容は逆裁補正を入れても正直うーん・・・といったところ。
オリジナルキャラクターたちに魅力を感じることができないのが難点。

なるほどたちメインキャラも、キャラをもっと見たかったのに単なる探偵役に成り下がっている気がした。

絵は及第点。ただ真宵ちゃんとか女の子があまりかわいくない。

全体的に原作を生かせていない印象。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-02-15 13:13:59] [修正:2013-02-15 13:13:59] [このレビューのURL]

全裸の変態(但しいい人でイケメン)の家に居候することになった女子高生のお話。

女性向けの漫画ってことでドロドロした感じを想像してた(ほとんど読んだことないけど)んだけど、ほぼギャグ調で話が進むので読みやすかった。

1巻の中のさらに半分くらいで終わるけどちょうどよかったと思う。あれ以上やったらダレそうだし。

後半の、表題作じゃないほうはあんまり・・・って感じだった。

やはり女性向けってことで青年漫画と多少テイストは違ったけど男性も楽しめる作品だとおもう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-02-14 00:19:40] [修正:2013-02-14 00:19:40] [このレビューのURL]

最近読み返したのでレビューしてみる。

正直この作品を読んで感銘を受けて人生に影響が出たり、生き方を振り返ったりするような、9、10点の評価基準のような漫画ではない。
でも、本当に面白くて10点をつけずにいられなかった。

主人公は卑怯者の三橋と根性者の伊藤の2人。メイン主人公は三橋。
タイトルの今日から俺は!!っていうのは今日からツッパるぞ!と転校を機に不良になる2人がメインなところから。

いきなり不良になるわけだけどこの二人が超強い。
最初は学内の不良ともめ、そこから他校の不良へと戦いは移り、段々と三橋、伊藤の名は千葉に轟いていく。みたいな。

作品は三橋と伊藤の3年間をしっかり描ききっていて、周りの反応が段々と
「誰だよお前」みたいだったのが「うわ!三橋だ」となっていくのが物語の積み重ねを感じられていい。

キャラも良キャラばかりで、特に主人公に魅力たっぷりなのがいい。
三橋は普段は仲間をないがしろにしてる感じなのになんだかんだ仲間を大切にしているとかもう最高。
単純に強いのもいい。多分作中最強?
伊藤も好き。人がよくて三橋に振り回されてばっかりで、ビンボーくじ引かされることが多いのに、三橋のことを大切に思ってるところとか。

ヒロインもいい。
三橋には理子、伊藤には京ちゃんがいるんだけどどっちも好き。
理子のゆるい感じ(?)とか三橋との掛け合いが大好き。かわいい。一途なのも◎。
京ちゃんは学校が違うしどうしても出番は少ないんだけど、伊藤とのバカップルっぷりが素晴らしい。軽井沢編ラストの京ちゃんは本当にかっこいい。

敵キャラもいい。
相良のイカレっぷりは基本ギャグテイストの今日俺のなかで緊迫感を出せていたし、話に入り込んで読めた。
智司とか中野みたいな強い敵に魅力があるのがよかった。
あっ、今井もね。笑
大好きですよ彼。

モブっぽいキャラもたまにエピソードが用意されてるし思い入れができる。

他に俺がこの作品で大好きなのは、設定が破綻せず、過去話を反映した物語が展開されていくところ。
序盤の話を回想で使って「あのときは?」みたいな話をしたり、結構前の何気ない会話をギャグのネタにしたりするのが凄いと思う。作者が作品を大事にしてるのが伝わってくる。

読む前は絵も上手くないし古い漫画だし面白いのかな?と思っていたんだけど食わず嫌いは良くないと思った。
絵はもう今日俺にはこれしかないと思えるし、秀逸なギャグにわくわくする戦闘。
他の西森作品を読むきっかけにもなった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-02-05 01:25:13] [修正:2013-02-05 01:25:13] [このレビューのURL]