「ルリヲ」さんのページ

総レビュー数: 114レビュー(全て表示) 最終投稿: 2012年09月13日

9点 銭ゲバ

どこで盛り上がったとか、ここが面白かったとかそういう作品ではない。
主人公は悲惨ではあるが、共感ができるものではないし間違いなく悪である。
決して悲劇のヒーローなんかではない。

物語自体の陰鬱さ、危うさに引きこまれて一気に読まされる。
ラストシーンの衝撃は忘れられない。

古い漫画だが、間違いなく名作であるし、読者を引き込んで読ませる力のある作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-12-19 17:00:55] [修正:2015-12-19 17:00:55] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

春高予選以前と今とで読み味が変わってしまっているように思う。
主人公以外の掘り下げも大事だと思うが、手を広げ過ぎなのでは?
特にそれを感じたのは、春高代表決定戦の準決勝。
青葉城西の新キャラのエピソードを試合中に挟まれても、こちらとしては思い入れもないので、面白いと思えなかった。
試合も、主題となっているキャラが活躍するわかりやすい展開が続き、読んでいてダレる。

ハイキュー!!には魅力的なキャラが多いが、そちらにスポットを当てすぎて主人公である日向が霞んでいる。
あとこれは個人的な好みになるかもしれないが、春高予選以降の新キャラにウェーイ系、天然などイラっとするキャラが多いのも気になる。

11巻までなら8点はつけられる。12巻以降は5点かそれ以下。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-10-20 22:53:07] [修正:2015-10-20 22:53:07] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

WORKING!!の作者高津カリノの最新作。

ヒロインの、好意を受けると溶けてしまうという設定は面白い。
ふられた腹いせに(というミスリードだが)罵声を浴びせる主人公の理由としてもかなり印象的で良かった。

ただ、これは高津カリノ漫画では定番だけれども、最初からカップリングが完全固定されているのが正直「またか…」と感じてしまう。

あとは、濃いキャラの連続投入で読んでいてちょっと疲れた。
しのぎやジュノンは、4人の話をもうちょっとやってからでも良かったんじゃないかなと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-12-26 01:25:20] [修正:2014-12-26 01:25:20] [このレビューのURL]

「ヒロインにならなそうな子」というコンセプトに惹かれて読んでみた。
全5話の短篇集。

教室の隅で本を読み、心のなかでは弁慶なオタク女子。
三十路の女教師。
勉強を教えてもらうギャル。
などなど…

思っていたよりも色物感はなかったけど、独特の読み味だった。
必ずしも恋が実るわけではない、かといってシリアス成分が多いわけでもない。
その辺のバランスが良く、読んでてダレなかった。
女の子たち皆可愛い。

1話のオタク女子が一番好き。
1人の時ああいうこと呟きたくなる気持ちはわからなくもない。笑

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-11-25 22:53:09] [修正:2014-11-25 22:57:53] [このレビューのURL]

8点 予告犯

ネットの動画投稿サイトに犯行予告動画をアップし、それを実現する謎の人物「シンブンシ」と、それを追う警察のサスペンスドラマ。

シンブンシのテロ行為や犯行声明を通して、現実に問題になっていることへの一つの見方が提示されている気がする。

もちろんシンブンシと警察の対決も見どころ。
除々に明かされるシンブンシの正体、そしてテロ活動の目的は?
警察の捜査が段々及んでいくのも読んでいてスリルがあった。

ネタバレになるので伏せるが、シンブンシの過去の話も良かった。

おそらく最初から全3巻の予定だったのであろう、綺麗な終わり方。
間違いなく傑作だと思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2014-11-23 15:46:08] [修正:2014-11-23 15:46:08] [このレビューのURL]

アニメ化もした「マンガ家さんとアシスタントさんと」の続編。
前作最後の、足須さんがデビューした所からのお話。

1冊で完結ということもあり、りんな、みはり、せなの出番は控えめ。
足須さんと愛徒、そして新キャラの、足須さんのアシスタントの子がメインの話が多め。
足須さんのS度がアップしていて個人的には嬉しい限り。

読み味は前作と殆ど変わらず。
ファンなら読む価値あり。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-11-22 10:18:49] [修正:2014-11-22 10:21:49] [このレビューのURL]

疫病神と座敷わらしの女の子が主人公のもとにやってきて、彼が幸福になるか不幸になるかで力比べをするために住み着く、という4コマコメディ。

設定は面白いと思った。けど話の展開やギャグの質はそんなでもない。
たまにクスっとくるくらい。

無垢で無知なお子様座敷わらしが可愛い。疫病神もツンデレ混じってて可愛い。
ただ、不幸、幸福があまりにワンパターンなのが気になるところ。

ほとんどただの日常系4コマになってしまっているのが残念。

4.5点位。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-11-20 00:15:24] [修正:2014-11-20 00:15:24] [このレビューのURL]

人間の感情のありかたとか、うつろいであるとか、そういうものを描くのが非常にうまい。

物語の進み方は淡々としていて、そこにアクセントのようにちょっとしたコメディ的会話が差し込まれたり。決して作風は明るくないけれど。

登場人物の話すこと、またその考えに「成程」と思わされたり「うーん?」ってなったりする。
共感できるときは心にグサグサ。ピンと来ない時はモヤモヤ。
でも、本来人の考えってこういうものだなあ、と思った。
登場人物がとても人間っぽい作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-11-11 22:05:52] [修正:2014-11-11 22:05:52] [このレビューのURL]

まつり(真性のバカ)、奈緒(性格キツイツッコミ)、智花(メガネ委員長)というある意味テンプレな3人のみが登場人物の女子高生日常系ギャグ。

読み味は少しハトポポコ作品っぽいかも?
だいたいはまつり(バカ)のバカが起点にギャグが展開していく。
殆どが会話劇。
Sっぽい奈緒もまつりの奇行にのっかってみたり、たまに見せる一面がいい。
こういう作品の委員長はいい人でまともなキャラが多いけど、この作品ではどこかずれている。
と、キャラクターもどこか変わっているけれどその影は薄く、あくまでネタの内容で勝負している印象を受けた。(もちろん3人ともかわいいのだけれど)

どこかで聞いたことあるようなつまらないギャグは少なく、ちょっと新鮮でシュールな空気を味わえた。

最後にはいい話なような、でもそうでもないような話で終わっており、気持ちいい読後感とともに、終わってしまう寂しさも感じた。

1巻完結で読みやすく、アタリだと思う。

追記
すいません、まだ完結してないみたいでした。嬉しいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-06-04 18:45:06] [修正:2014-11-09 23:15:44] [このレビューのURL]

毒舌女の子を中心とした4コマギャグ。

理不尽な毒舌そのものも面白いけど、特に秀逸だと感じたのはそれを活かした爽快感。
小さい子供のうざったい言動とか、学校行事に非協力的なことなかれ主義っぽい奴とか、そういう文句の言いづらい相手にもバッサリと切り込んでいく姿はスカッとする。

ギャグも面白いしスッキリもするしでかなり面白かった。

後半では魅力的な新キャラも出てきたし続きに期待。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-10-28 03:17:37] [修正:2014-11-07 01:27:30] [このレビューのURL]

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