「ルリヲ」さんのページ

総レビュー数: 114レビュー(全て表示) 最終投稿: 2012年09月13日

最近読み返したのでレビューしてみる。

正直この作品を読んで感銘を受けて人生に影響が出たり、生き方を振り返ったりするような、9、10点の評価基準のような漫画ではない。
でも、本当に面白くて10点をつけずにいられなかった。

主人公は卑怯者の三橋と根性者の伊藤の2人。メイン主人公は三橋。
タイトルの今日から俺は!!っていうのは今日からツッパるぞ!と転校を機に不良になる2人がメインなところから。

いきなり不良になるわけだけどこの二人が超強い。
最初は学内の不良ともめ、そこから他校の不良へと戦いは移り、段々と三橋、伊藤の名は千葉に轟いていく。みたいな。

作品は三橋と伊藤の3年間をしっかり描ききっていて、周りの反応が段々と
「誰だよお前」みたいだったのが「うわ!三橋だ」となっていくのが物語の積み重ねを感じられていい。

キャラも良キャラばかりで、特に主人公に魅力たっぷりなのがいい。
三橋は普段は仲間をないがしろにしてる感じなのになんだかんだ仲間を大切にしているとかもう最高。
単純に強いのもいい。多分作中最強?
伊藤も好き。人がよくて三橋に振り回されてばっかりで、ビンボーくじ引かされることが多いのに、三橋のことを大切に思ってるところとか。

ヒロインもいい。
三橋には理子、伊藤には京ちゃんがいるんだけどどっちも好き。
理子のゆるい感じ(?)とか三橋との掛け合いが大好き。かわいい。一途なのも◎。
京ちゃんは学校が違うしどうしても出番は少ないんだけど、伊藤とのバカップルっぷりが素晴らしい。軽井沢編ラストの京ちゃんは本当にかっこいい。

敵キャラもいい。
相良のイカレっぷりは基本ギャグテイストの今日俺のなかで緊迫感を出せていたし、話に入り込んで読めた。
智司とか中野みたいな強い敵に魅力があるのがよかった。
あっ、今井もね。笑
大好きですよ彼。

モブっぽいキャラもたまにエピソードが用意されてるし思い入れができる。

他に俺がこの作品で大好きなのは、設定が破綻せず、過去話を反映した物語が展開されていくところ。
序盤の話を回想で使って「あのときは?」みたいな話をしたり、結構前の何気ない会話をギャグのネタにしたりするのが凄いと思う。作者が作品を大事にしてるのが伝わってくる。

読む前は絵も上手くないし古い漫画だし面白いのかな?と思っていたんだけど食わず嫌いは良くないと思った。
絵はもう今日俺にはこれしかないと思えるし、秀逸なギャグにわくわくする戦闘。
他の西森作品を読むきっかけにもなった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-02-05 01:25:13] [修正:2013-02-05 01:25:13] [このレビューのURL]

10点 リアル

スラムダンクの作者として有名な井上雄彦先生の、バスケを軸に置いたヒューマンドラマ(といったらいいのか?)。

主人公が3人いて、それぞれの物語が展開される。
考えさせられることがたくさんあって、読むとなんともいえない気持ちになっていい刺激になる。

漫画で泣いたのは初めてだったかも。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-09-14 20:45:00] [修正:2012-09-14 20:45:00] [このレビューのURL]

10点 SLAM DUNK

過去の名作を読むきっかけになった作品。
これを読むまでは買っていた雑誌の好きな漫画を集める程度だったんだけど、この漫画をきっかけにいろいろと読むようになった。

物語は正直言って序盤は平凡な漫画という感じが否めなかった。
ただ、試合が多くなっていくにつれて、また、宮城や三井の登場とともに加速度的に面白くなった気がする。

桜木花道という主人公に湘北メンバー、敵の高校の選手から水戸や藤井さんみたいなサブキャラまで魅力的で本当に素晴らしい。

今でもちょっとのつもりで読み返すと気付いたら休日が丸ごとつぶれる(笑)

これ以上のものにはまだ出会えていない今まで読んだ漫画の中での最高傑作。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-09-13 19:27:51] [修正:2012-09-13 19:27:51] [このレビューのURL]

9点 銭ゲバ

どこで盛り上がったとか、ここが面白かったとかそういう作品ではない。
主人公は悲惨ではあるが、共感ができるものではないし間違いなく悪である。
決して悲劇のヒーローなんかではない。

物語自体の陰鬱さ、危うさに引きこまれて一気に読まされる。
ラストシーンの衝撃は忘れられない。

古い漫画だが、間違いなく名作であるし、読者を引き込んで読ませる力のある作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-12-19 17:00:55] [修正:2015-12-19 17:00:55] [このレビューのURL]

生まれて初めて少女漫画を読んだわけだけど。
いろいろとやっぱり違うなーと感じた。

キャラクターの特徴とか設定とか、キャラの心情とか正直最初は違和感感じながら読んでた。
でも、結局は漫画なわけで、絵やキャラに魅力があって、物語や作者の考えに共感できずとも、理解できれば楽しめるな、と。

最初はハルが好きになれず、ヤマケンが大好きだった。
段々ハルも好きになれたのは、俺がハルに慣れたのかハルが魅力的になったのか・・・(多分両方)
とりあえずシズクと幸せになってくれ。

ヒーローとヒロイン両方まっすぐで、ある意味安心して読むことができた。
むしろ周りの恋模様のほうがみていてどきどきした。
ササヤン、夏目さん、ミッチャン、優山さん、委員長みんないい人ばっかだ。
それぞれ幸せになってほしい。

作品自体は6点くらいだけど、少女漫画は合わないという「物事の考え方が変わった」ので9点。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-07-31 00:38:20] [修正:2013-08-22 03:05:57] [このレビューのURL]

大別するならこれは王道能力バトル漫画に分類されるんだけど、読後感は他のそれとはまったく違う。

地球を割ってしまう「ビスケットハンマー」を発動させようとする魔法使いと、それを止める為に戦う主人公の夕日とヒロインのさみだれ+仲間たちって構図で話は進んでく。

夕日の前に現れたさみだれが「この星が好きだから地球ぶっ壊す!地球を砕くのはビスケットハンマーじゃなく私の拳」とか言い出すんだけど、夕日はそれに賛同してしまう。以後絶対服従。

俺がこれを最初に読んだときはいろいろ悩んで欝っぽくなってて、さみだれみたいな女の子が現れて地球をぶっ壊してくれたらいいなーとか冗談混じりで思ったりした。

他の仲間たちもいいやつらで、その中で密かに続く夕日とさみだれのちょっとヤバイ関係みたいのがなんとも言えず良い。

騎士団(仲間たち)の面々のエピソードもそれぞれあり、ちゃんと考えて作られているのを実感した。

この漫画のテーマは子どもって?大人って何?ということ(ってどっかに書いてあった気がする)。
初めて読んだときは大学1年で特にそのへんは考えずに読んだけど、今は20歳の3年生。いろいろと考えさせられた。

欝っぽくて悩んでる人、大人と子どもの狭間にいる人は楽しめると思うので、読んでみてほしい。
もちろんそれ以外の人も問題なく楽しめる傑作。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-09-30 18:26:24] [修正:2012-09-30 23:10:00] [このレビューのURL]

序盤ははっきり言って微妙。

個人的に天=通夜編だと思っているくらい最後のエピソードが素晴らしい。(東西戦も普通に面白いけど)

最初にアカギを読んでたから展開には驚いたしショックだったけど、赤木の人生観や信念を曲げないかっこよさに感動した。
特に自分が死ぬというときに銀次を励まし、死について語るところは立ち読みしながら泣きそうになった。

今まで読んだ漫画の中でも屈指の名作。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-09-15 15:03:38] [修正:2012-09-15 15:03:38] [このレビューのURL]

100円で売ってたから適当に買った漫画。

これを読んだ頃、なんだか漫画マンネリというかそんな感じで、何を読んでもピンとこなかったんだけど、そういうものが一気に吹き飛んだ感じがした。
漫画を読んでわくわくして、胸が熱くなって、読み終わった後しばらく余韻に浸る。そのかんじをを久しぶりに味わった。

1冊で完結するしぜひ読んでみてほしい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-09-13 05:54:39] [修正:2012-09-13 21:30:10] [このレビューのURL]

8点 予告犯

ネットの動画投稿サイトに犯行予告動画をアップし、それを実現する謎の人物「シンブンシ」と、それを追う警察のサスペンスドラマ。

シンブンシのテロ行為や犯行声明を通して、現実に問題になっていることへの一つの見方が提示されている気がする。

もちろんシンブンシと警察の対決も見どころ。
除々に明かされるシンブンシの正体、そしてテロ活動の目的は?
警察の捜査が段々及んでいくのも読んでいてスリルがあった。

ネタバレになるので伏せるが、シンブンシの過去の話も良かった。

おそらく最初から全3巻の予定だったのであろう、綺麗な終わり方。
間違いなく傑作だと思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2014-11-23 15:46:08] [修正:2014-11-23 15:46:08] [このレビューのURL]

こんなに面白い漫画を今まで読まずにいたなんて・・・
名前だけは知っていたけど、歴史物ってことで「どうなるか分かっちゃうじゃん」とか「女の子出てこないんでしょ?」とか「30冊あるしいまさら・・・」と思って敬遠してたけどもったいなかった。

作者も明言してる通り、基本は「史記」などに書かれたとおりに進行していく。でもその歴史上の出来事をアツく、面白く見せる力が抜群。

人物を魅力的に描くのが上手い。
王騎なんかはその典型で、最初は気持ち悪い色物キャラかと思っていたが、話が進むにつれていつの間にかものすごい存在感を放つようになり、最高に魅力的なキャラになった。
国内の政的な敵陣営の人物たちとも戦争では協力し、ともに力を振るい、ともに喜ぶのがいい。これによって国内の敵がただの憎まれ役でなく、キャラクターとして魅力を感じることができる。昌平君と昌文君がガッチリ握手した所なんか、国が総力を挙げて戦っている感じがしてとても良かった。

心配していたヒロインもちゃんと登場する。しかも超かわいい。
作品の雰囲気を壊さない程度のイチャイチャがほほえましい。
羌瘣とテン、タイプの違う二人で、人気も半々らしいのでこれからどうなるかも気になるところ。

とにかく熱量を持った漫画。
嫌いだったキャラもストーリーを通していつの間にか好きになるし、主人公が武功を挙げ、段々と出世していく様も心躍る。

今最も続きが気になる漫画の一つ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-05-09 13:52:06] [修正:2013-05-09 13:52:06] [このレビューのURL]

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