「parana」さんのページ
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基本、麻雀マンガと泣けるマンガが好きなのでその辺をレビューしていきたいと思います。
泣けるマンガには泣けるマンガ度を以下の基準で入れています。
泣ける度5 号泣
泣ける度4 涙が思わずポロリ
泣ける度3 涙腺がウルッ
泣ける度2 心にジーンとくるものがあるが涙腺刺激せず
泣ける度1 泣ける作品の雰囲気は感じられるがジーンとこない

8点 さよならソルシエ
有名な画家、フィンセント・ファン・ゴッホと
その弟の画商、テオドルス・ファン・ゴッホの生涯を
ファンタジーなフィクション化して
全2巻に無駄なく詰め込んだ秀作。
絵画がまだ上流階級のものだった時代。
主人公は弟のテオドルス。
兄に画家としての類い稀なる才能を感じとり
兄に対する唯一の理解者として兄を愛し、
しかし一方で、その兄の才能に嫉妬し、
「兄の絵なら絵画の世界を変えられる」と思いながら
気ままに絵を描くだけの兄にジレンマを抱くなど
様々な思いが交錯する。
漫画の持つ雰囲気やキャラの造形もよく、
ラストの展開も圧巻で気持ちのいい読後感が得られた。
実際のフィンセント・ファン・ゴッホの生涯からは
想像もつかないこのような作品が生まれたのは面白い。
(泣ける度4★★★★☆)
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-02-22 16:48:01] [修正:2015-02-22 19:55:07] [このレビューのURL]
6点 バジリスク-甲賀忍法帖
伊賀忍者10人vs甲賀忍者10人の戦い。
忍者軍団同士の戦いということで、車田正美の風魔の小次郎を思い出した。
忍術はもう完全に人間の域を超えていて、もう化け物の領域で
特殊能力バトルを楽しむことができる。
ただ、全5巻で完結するのであるが、物語のテンポが速すぎ。
もっと忍者一人一人を掘り下げるような描写があってもよかったと思うし
色恋沙汰やバトル一つ一つを簡単に片付け過ぎているように思える。
感動のラストとなるべき一番重要なラストも予測の範囲内。
話があっけなさすぎて物足りなさを感じたが、
逆に飽きることなく読み切れるのが本作品のいいところかな。
(泣ける度1★☆☆☆☆)
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-02-08 18:22:05] [修正:2015-02-08 18:22:05] [このレビューのURL]
7点 神戸在住
神戸に移り住むことになった控えめで平凡な女子大生の
何気ない大学生活をエッセイ風に綴ったマンガ。
何のヤマもオチもないストーリーが多く雰囲気マンガの類であるが、
スクリーントーンを使わない柔らかな画風とマッチして
柔らかな雰囲気を醸し出し、
登場人物一人一人のキャラクターも良く出来ており
読み進めていくうちに不思議とその雰囲気に引き込まれていく。
舞台を神戸にしたのもよい。
柔らかな雰囲気のマンガながら
震災、人の死、障碍者、人種など重いテーマも扱っていて
柔らかな雰囲気が話があまり重くならないように中和してくれて
いい感じで心に響く。
1度読んでみて損はないマンガだ。
(泣ける度3★★★☆☆)
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-02-07 09:29:09] [修正:2015-02-07 09:29:09] [このレビューのURL]