「parana」さんのページ
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基本、麻雀マンガと泣けるマンガが好きなのでその辺をレビューしていきたいと思います。
泣けるマンガには泣けるマンガ度を以下の基準で入れています。
泣ける度5 号泣
泣ける度4 涙が思わずポロリ
泣ける度3 涙腺がウルッ
泣ける度2 心にジーンとくるものがあるが涙腺刺激せず
泣ける度1 泣ける作品の雰囲気は感じられるがジーンとこない

10点 サンクチュアリ
作画が池上遼一先生、そして原作は北斗の拳の武論尊先生(本作は別ペンネーム史村翔名義)です。
作品に込められたメッセージに熱い漢たちのオデッセイ。
読後にずっしり重たい物が残りました。
こんな読後感は初めてです。
少年時代カンボジア難民として地獄を見て来た2人が、
一人は表(政治)の世界、もう一人は裏(極道)の世界から日本を変えていく。
そんな壮大なストーリーが、急速なテンポで繰り広げられる。
ストーリーがこの上なく濃い。
政治も極道も古くからの権力が跋扈する世界。
そんな世界に若い2人が切りこんで改革していく様は本当に読んでいて気持ちがよい。
脇役のキャラクターもそれぞれ十分に強く一人一人が魅力的。
表の世界の話も裏の世界の話もそれぞれ面白く、
今になって読めば20年前のこのマンガがいかに時代を
先取りしていたかが良くわかる。
自分にも古い構造を変えれるんじゃないかと夢を見れるような作品でした。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2014-04-12 10:56:42] [修正:2014-04-12 10:56:42] [このレビューのURL]
10点 男一匹ガキ大将
面白いアイデアは最初に出したもの勝ちの創作の世界だけに、
昔の漫画には恐ろしく面白い作品がある。
この作品もその一つ。
西海地方のガキ大将だった戸川万吉が、日本一のガキ大将になり上がっていく。
少年院で暴れたり、株の世界で暴れたり、日本一のガキ大将の座をかけて富士の裾野で大決戦したり、オイルショックを救うべく中東で戦ったりと本宮マンガらしく破天荒なストーリー展開。
昔のマンガなのにこんなに惹きつけられるとは思わなかった。
ページをめくる手が止まらなかった。
あのマンガの元ネタってこのマンガだったんだっていう発見もある。
(銀牙流れ星銀とか男坂とか)
北海道独立王国編は蛇足だったが、そこは終わりたくても終われないのがジャンプ漫画の宿命。
(富士裾野決戦編の最後に本宮ひろ志が「完」と書いて逃亡するも
編集部が「完」の文字を消して連載続行させたエピソードは有名。
作者の意向もあり、文庫版には本作品の後半部分は収録されていません。)
スケールの大きな男を書かせたらやはり本宮ひろ志の右に出るものはいない。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2014-03-15 09:40:28] [修正:2014-03-15 09:40:28] [このレビューのURL]