「punpee」さんのページ

総レビュー数: 104レビュー(全て表示) 最終投稿: 2016年02月06日

8点 白眼子

静かで深い作品です。
最初から最後まで丁寧で誠実な作品でした。
何より、相変わらず完璧な構成力。

シロさんの人柄、
戦災孤児の光子との不思議な関係性には、思わずホロリと涙がこぼれてしまいました。

たった一冊でここまでのドラマを作れるのは本当に才能ですね。

他にもスペシャルセレクションや「ヴィリ」なんかも是非、お薦めしたいです。

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[投稿:2017-02-27 17:39:43] [修正:2017-02-27 17:39:43] [このレビューのURL]

7点 ヴィリ

面白いです。
1冊できっちり濃厚なドラマが完成しています。
「またバレエかよ!」なんて思ってしまってすいませんでした。。。

読み手を裏切る展開の連続で、
後半はサスペンス路線になりながらも、救いのある読後感に仕上がっています。

絵柄もストーリーも一見地味でも、読者を引き込む構成力・心理描写は流石。
また、バレエばかりの人生で、プレッシャーと闘いながら不器用に生きてきた玲奈の最後の回想の演出も巧み。

この作者はどの作品でも本当に丁寧で、真摯にものづくりに臨んでいる姿勢を感じ取るので、敬意を表します。
どの作品も、安定して面白いので安心して見れますね。

1冊で終わる作品の中では個人的トップ10に入る良作です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-02-27 17:38:52] [修正:2017-02-27 17:38:52] [このレビューのURL]

7点 BUTTER!!!

爽やかだけど、きっちりドロドロした心理描写もあり、
何よりダンスというテーマを扱うにあたって、キャラクターの自己顕示欲というテーマに触れてくれたのが個人的には嬉しいです。笑

部員たちの最初のぎこちない、気を遣ったりしてた距離感が、
過ごした日々の時間や喧嘩を経た上で、最終巻では生き生きと距離が縮まっていた成長描写は流石です。

頑張る事、一所懸命やる事の素晴らしさを再確認させてくれる良作です。
タイトル「BUTTER」の由来も最後の最後で明かされるのですが、その流れにもセンスを感じます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-02-27 17:38:02] [修正:2017-02-27 17:38:02] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

「男女互いの体の入れ替わりもの」というテーマ自体はありふれたものですが、
その消化のさせ方がさすがヤマシタトモコといった読み応えです。

入れ替わったから、戻る方法もある!という漫画的発想はほとんど見せず、入れ替わったならそれを受け入れて、新しい人生を始めるしかないというリアリズム。

また、こういうテーマで「あんたのなりたかったあんたになってやりたい」というセリフはなかなか出そうで出てこないんじゃないかなぁと感心もさせられます。

ラストはきちんとオチを提示せず、迷いながらも前向きに進もうとする姿勢が読後感を爽やかなものにしてくれています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-02-27 17:36:44] [修正:2017-02-27 17:36:44] [このレビューのURL]

これだけ高評価な中で、自分の理解力の無さが露呈する様で恥ずかしいのですが、
まずストーリーが漠然としか理解出来ず、どのキャラにも感情移入出来ず、絵もセリフも惹き込まれませんでした。

1回読んだ時は、読み辛さもあり、ただただ苦痛で、なんとか読み終えたという感じでした。
それから10年経った最近、もう一度読み返してみましたが、読み辛く、ただただ苦痛でした。

なので自分には理解出来ない面白さだと思っていますが、演出力や世界観等がそれらを補い、この点数に落ち着きました。

なお、このレビューは、「AKIRA」でもまったく同じ事が言えます。
面白い面白くない以前に、世界観が合わなかったのだと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-06 15:48:14] [修正:2017-02-27 17:35:42] [このレビューのURL]

5点 AKIRA

これだけ高評価な中で、自分の理解力の無さが露呈する様で恥ずかしいのですが、

まずストーリーが漠然としか理解出来ず、どのキャラにも感情移入出来ず、絵もセリフも惹き込まれませんでした。

1回読んだ時は、読み辛さもあり、ただただ苦痛で、なんとか読み終えたという感じでした。
それから10年経った最近、もう一度読み返してみましたが、読み辛く、ただただ苦痛でした。

なので自分には理解出来ない面白さだと開き直ってますが、演出力や世界観等がそれらを補い、この点数に落ち着きました。
なお、このレビューは、「風の谷のナウシカ」でもまったく同じ事が言えます。
面白い面白くない以前に、世界観が合わなかったのだと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-06 15:52:22] [修正:2017-02-27 17:32:51] [このレビューのURL]

漫画好きの友人に薦められ、一気読みしました。
その後、このサイトを見た時に、賛否両論あるんだという事に驚きました。

極貧で劣悪な地域で生まれ育った少年少女(一部大人)達の生活を切り取った話。
しかし、登場人物たちは凄く前向きで、生き抜くためには犯罪も厭わない処世術でたくましく生活しており、ポップな絵柄も相まってか、悲愴感は感じられません。

一応、今までに3回読みましたが、上記の感想以上も以下も無く、心に大きく残るものはありませんでした。
この作品に出てくる大人達の自分勝手さ、駄目さ加減に多少の不快感を抱いてしまったり、ギャグテイストな絵柄が脳にフィルターを掛け、そこまで重く、深読み出来ませんでした。

第一、血や死や裏切り等、こんなにも暴力に溢れた作品をギャグテイストで描く作者の意図も理解できず、私にとっては少し気持ち悪い作品でした。


この作品に強く心が動くという方は、突出して隣人愛が強いor想像力が豊かなのではないかと思います。

私は心が冷えがちなのと、DQNに対して潔癖な所があるので、感情移入は出来ませんでした。。。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-12-05 21:51:34] [修正:2016-12-05 21:51:34] [このレビューのURL]

分かりやすく言うと映画「SAW」や「セブン」の様なサイコ犯罪を一つのテーマにした作品です。
個人的には少し拍子抜けと言うか、想像した内容を超えてこず、物足りなさを感じました。

こういったテーマの作品は意外性と異常性が生命線だと思うのですが、
先に言った映画等を何作か観られていたら、おそらく予定調和な作品に感じられるのではないでしょうか。
ガチの異常性や意外性を期待されている方は、「FBI心理捜査官ファイル」を読まれた方がいいです。

という事で、サイコ犯罪作品は怖いのであまり見てこなかったが、好奇心を掻き立てられるという方にお薦めの作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-12-05 21:49:17] [修正:2016-12-05 21:49:17] [このレビューのURL]

この作品、初っ端のインパクトや前半部のサバイバル感が面白かったんだけど、
どんどん場面が変わったり、ゾンビ化した人々の意思や目的といったSFチックに話になっていって、よく分からない作品になりつつあります。

大ゴマも多く、GANTZと同じルートを辿っている様に思えるのは私だけでしょうか。
「細かい部分は度外視して、雰囲気や展開を楽しめ」的な作品のまま終わると残念ではあります。

また、登場人物の男性が基本的に冴えなくて、それでも周りから崇められたりしているのにも違和感。
色んな展開の根拠が乏しい様に思えます。

終盤に向かうに連れて点と点が綺麗な線に繋がっていくのかもしれないので、きちんと追い続けようとは思います。
そうなればもちろん評価は改めますが、現時点で中弛みを感じているのは正直な所。


不安も多くありますが、この作者の男女のドロドロ描写は大好きではあります。笑

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-12-05 21:48:05] [修正:2016-12-05 21:48:05] [このレビューのURL]

小学校の頃、この作品に出会い、夢中になりました。
熱い男、クールな男、様々なかっこいい「男」像を学び、
チーム戦というバトル方式にも読み応えを感じ、愛読していました。

時は流れ、30歳になった最近、またあの頃の熱気に触れようと、ブックオフで文庫版を全巻100円で大人買いしました。
結果、8巻でリタイアしました。笑

「昨日の敵は今日の友」システムで、どんどんチームバトル戦の人数が増えていくだけだし、戦闘で死んだ味方も生き返るし、肝心のバトルもハッタリや無茶苦茶な大技ばかりだし。。。

「今度はどんなパワープレイで生き返るんだ」という興味は尽きませんでしたが、やっぱりバトルに緊張感は必要ですね。

こんなもの読んでる間に、もっと他に読むべき作品があるのではないか、という葛藤の末、数十冊を読まずに処分しました。笑

誤解を招きかねない感想になりましたが、
私が昔、この作品で心躍らせて頂いたのは紛れもない事実なので、愛しております。

「ファミコンジャンプ」での桃は少し使いにくくて残念でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-12-05 21:45:57] [修正:2016-12-05 21:45:57] [このレビューのURL]